京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】嫌われる勇気 幸せになる勇気 岸見一郎 古賀史健  ダイヤモンド社

f:id:bkeita:20200808161751j:plain

皆さん、「嫌われる勇気」をもう読まれましたでしょうか?
 
本の題名にインパクトがありますので、題名やこの本の表紙をご覧になったことのある方は多いと思います。
 
この本が出版された時は、内容の良さにその題名のインパクトも手伝って、大変売れました。
 
そして未だにこの本は売れ続けています。
 
この本、気になっていませんでしたか?
 
気になってるでしょ。(笑)
 
そこで、今更感はありますが、大人気「嫌われる勇気」を紹介したいと思います。
 
せっかくなので、その続編の「幸せになる勇気」も一緒に紹介します。
 
なんと2冊一緒に紹介!
 
これを日本の伝統的ことわざで言うなら、「1粒で2度美味しい。」
 
そうです。
 
今回は、アーモンドグリコのように、2つの味が楽しめます。(笑)
 
 

f:id:bkeita:20200808162751j:plain

【1.「嫌われる勇気」の紹介】

この本は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、青年が哲人に悩みを打ち明けるという、会話形式でストーリーが展開していきます。
 
哲人は青年から質問されると、アドラー的視点から、青年に答えを出していきます。
 
題名にもなった「嫌われる勇気」とは何を意味するのでしょうか?
 
そして、この青年の悩みは晴れるのでしょうか? 
 
重たい感じのする哲学者アドラーの世界ですが、とてもわかりやすく表現されていますので、是非味わって見て下さい!

【2.「嫌われる勇気」のポイント」】

いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。我々は自分の経験によるショック(いわゆるトラウマ)に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである。
 
怒りとは出し入れ可能な「道具」なのです。
 
大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。
 
あなたが変わらないでいるのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているからなのです。
 
「幸せになる勇気」が足りていないのです。
 
あなたの「目的」は、「他者との関係の中で傷つかないこと」なのです。
 
人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。
 
我々を苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」なのである。
 
主観には1つだけいいところがあります。それは自分の手で選択可能だということです。
 
健全な劣等感とは、他社との比較の中で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較がから生まれるものです。
 
我々は、「同じではないけれど対等」なのです。
 
行動面の目標は「自立すること」と「社会と調和して暮らせること」の2つ。そしてこの行動を支える心理面の目標は「私には能力がある」という意識、それから「人々は私の仲間である」という意識です。
 
我々は、「他者の期待を満たすために生きているのではない
 
あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと(あるいは、自分の課題に土足で踏み込まれること)によって引き起こされます。
 
我々は「これは誰の課題なのか」という視点から、自分の課題と他社の課題とを分離していく必要があるのです。
 
その選択によってもたらされるす結末を最終的に引き受けるの誰か。
 
その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
 
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない。
 
他者にどう思われるかよりも先に、自分がどうあるかを貫きたい。つまり、自由に生きたいのです。
 
まずは自分なのです。承認欲求に縛られていると、対人関係のカードをいつまでも他者の手に握られたままになります。
 
「今年もこの人に何を与えられるか」を考えなければならない。それが共同体へのコミットです。
 
所属感とは、生まれながらに与えられるものではなく、自らの手で獲得していくものなのです。
 
関係が壊れることだけを恐れて生きるのは、他者のために生きる、不自由な生き方です。
 
人は、自分には価値があると思えた時にだけ、勇気を持てる。
 
意識の上で対等であること、そして主張すべきは堂々と主張することが大切。

【3.「嫌われる勇気」の感想】

 
生きる勇気が湧いてきませんでしたか?
 
とてもいい言葉がたくさんありました。
 
私は、「あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと(あるいは、自分の課題に土足で踏み込まれること)によって引き起こされます。」というところに納得してしまいました。
 
最近、子供に勉強しろしろと言っていますが、それは、子供自身の問題であって、本来私の問題では無いはずです。
 
親という立場を悪用したある種、内政干渉かもしれません。(笑)
 
何も言わずに宿題してくれたら、もっといい親子関係が築けると思っています。(笑)
 
自分の問題と、他人の問題を切り離すこと。
 
これが精神衛生上は、正しいようです。
 

対子供の話になりましたが、ここではどちらかと言うと社会や会社での人間関係をイメージして頂いた方が理解しやすいと思います。

 

「嫌われること」を気にしている人はいませんか?

 

私は気にしています。(笑)

 

確かに、嫌われることを常に避けると、自分のやりたいことは何もできなくなりますね。

 

実は嫌われるということは、自分の好きな道を選んでいると言うことなんです。

 

だから、嫌われることは悪いことではなく、自分の歩みたい人生を歩んでいると言うことなんですね。

 

よく、敵のいない人は味方もいないと言われます。

 

味方を作りたい人は、是非、敵を作ってください。(笑)

 

どういう訳か、敵ができると味方してくれる人が現れます。

 

この世の中はよく出来ていると思います。

 

人間は、対立するところ、特に弱い方に応援したいという感情が湧いてくるのかも知れません。

 

まだ、この本を読んでいない方は是非、読んでみて下さい!

 

目から鱗、です。

 

もう、手放せない1冊になるかもしれません!

嫌われる勇気

 

 続いてはこちらです。

f:id:bkeita:20200808162812j:plain

【4.「幸せになる勇気」の紹介】

この本は、「嫌われる勇気」の続編です。 
 
誰もが、幸せになりたいと願っていると思います。
 
 幸せとはどういう状態なのでしょうか?
 
 幸せになるためにはどうすればいいのでしょうか? 

 

【5.「幸せになる勇気」のポイント】


「わたし」の価値を自らが決定すること。これを「自立」と呼びます。

 

仕事の関係とは「信用」の関係であり、交友の関係とは「信頼」の関係なのです。

 

我々人間は、ただ群を作ったのではない。人間はここで「分業」という画期的な働き方を手に入れたのだ。分業とは、人類がその身体的劣等生を補償するために獲得した、類まれなる存在戦略なのだ。アドラーの最終的な結論です。

 

利己心を追求した先に、「他者貢献」があるのです。

 

フロム はこんな言葉を残しています。「誰かを愛するということは単なる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である」と

【6.「幸せになる勇気」の感想】

幸せになると聞くと、誰か好きな人と結婚して・・・ということが頭に思い浮かぶ人もいるかと思いますが、ここで言う幸せというのは、自分の生きがいを感じるという意味での幸せを指しています。

 

意外に感じましたが、「 分業」は幸せにつながると書かれています。

 

「分業」する事は、生産性は高まるが、人間らしい事ができなくなる事だと理解していましたが、少し考えが変わりました。

 

社会では「 分業」することで、自分に苦手な事があっても、他人が補完してくれるおかげで、自分が得なことをやって活躍できるということです。

 

「 分業」とは、社会とは、我々を生きやすくするシステムなんですね。

 

自分が得意なことをして、他者に貢献することが自分の生きがいにもなるし、社会のためになると言っています。 

 

最近、自分の得意なこと、好きなことをやろう!という風潮があります。

 

それはあながち間違ったことでしゃなく、もっともな考え方だと言うことがわかりました。

 

皆さん、得意なこと好きなことやっていますか?

 

私は、まだです。(笑)

 

得意なこと、好きなことを早く見つけましょう!

 

是非、こちらも合わせて読んでみて下さい!

 「人生を再選択せよ!! 頑張れ!東出昌大!」
・・・京都リーマンは東出昌大を応援しています。
 

 遠慮しないことと、嫌われる勇気は似ています。

www.fukuikeita21.com

 自分の生きたい人生を生きていますか?

www.fukuikeita21.com

 大昔から人間は同じことを繰り返しているようです。

www.fukuikeita21.com

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【書評】テクノロジー思考 蛯原健 ダイヤモンド社

f:id:bkeita:20200803174714j:plain

著者は、シンガポールに在住し、インドと東京の3拠点で投資事業を行っている方です。

 

日本に閉じこもっている人と違い、世界の動きを肌で感じている方です。

 


【1.本書の紹介】

未来を予測する場合、比較的確実性が高いと言われている指標があります。

 

1つは、人口動態です。

 

これは、戦争などが無い限り、予想外に増えたり減ったりしませんので、数十年単位で予測が可能です。

 

次に、テクノロジーです。

 

こちらは、発明されてから、実用に至るまで、時間がかかるので、だいたい予測が可能だと言われています。

 

今回は、テクノロジーの面から未来を予測しています。

 

テクノロジーからの予測といっても、日本ではありません。

 

世界の未来予測するに外すことができない、米国、中国、そしてインドの動向です。

 

さて、どんな未来が予測されているのでしょうか?

【2.本書のポイント】

ライドシェアというイノベーションの登場によって、それまで職探しすらおぼつかなかったような人々が生活の糧を手にする。のみならず片言の英語で外国人相手にコミュニケーションに興じる。テクノロジーとイノベーションによって個の力、個の人生が拡張される、エンパワーメントの時代の好例である。


先の米国大統領選挙はテクノロジーによって勝敗が決した。

 

世界で最も難関と言われる大学はキャンパスを持たず、オンライン上に存在する。


テクノロジーに強い都市は決まって軍事産業都市である。


テクノロジー思考とはこうなる。
近代において世界のあらゆる事象、組織、そして人間にテクノロジーが深く関与し、また支配的な存在として強い影響を与えている技術に焦点をあてた、新しい思考アプローチ。

 

インターネットはもはや成長産業ではない。他の多くの産業と同じように成熟したレガシー産業である。


医療、交通、物流、教育、製造業等々、リアルでフィジカルな世界をテクノロジーによって再定義する競争がすでに始まっている。


産業の革新とは常に、次の二つの物の組み合わせによって起きる。第一にある技術と別の技術の組み合わせであり、第二に技術と市場の組み合わせである。


デジタルトランスフォーメーションがここにきて活況を見せ、数十年かけて一大革新を社会に起こそうとしている背景は、各分野のテクノロジーが実用に耐えうるレベルの進展を見せていることと、社会の構造変化に伴いあらゆる産業や社会インフラにガタが来つつあるがゆえの「メジャーアップデート要請」、この大きな二つの理由に他ならない。


イノベーションに取り組むものは失敗を量産すべきである。


現時点のコンピューティング性能を人類がフルに産業・生活に生かし、効率化するだけでもあと10年はゆうにかかるだろう。

 

アルプレヒトはじめ欧州当局者たちは、GDPRが世界のデータ管理の標準になっていくと考えている。その理由の1つはデータとはボーダレスに流通するものだから、一番厳しい欧州に合わせるのが合理的という考えである。


世界の優良企業はそれがテック/ノンテックいずれのセクターにもかかわらず、軒並みインドにおいてR&Dとイノベーション探求に着手しているという事実である。


世界がグローバリズムとテクノロジーの二輪駆動で成り立っている現代社会においては、そのマネジメントに最適化された人種はインド人であるというファクトである。


インドのスタートアップエコシステムの勃興である。


アジアが西洋に負けた根本的な理由は戦争ではなく、その前に起きた産業革命の方にある。むしろ戦争は結果であった。


国の経済規模を決める要素が人口規模からテクノロジーに置き換わったのである。それが、英国によってインドが追い抜かれ植民地化されてしまった理由である。


数学は文明の基礎でありテクノロジーの基礎である。


理工系大学教育を司る AICTE、全印技術教育委員会によるとインドには理工系大学は3000校以上あり、毎年実に150万人以上が理工系大学を卒業している。これは日本の全大卒者の3倍である。そして日本の場合その圧倒的過半が文系である。


イノベーション至上主義化した全世界から一手にイノベーション業務を請け負う、というビジネスモデルをインドは発明、獲得したのである。


米国的リベラルな資本市場経済が隆盛な近現代の先進国が、共産主義国家の中国に敗れると言う、あるはずのないと思われていた事態に面食らっている。


中国が成し遂げつつある官製スタートアップエコシステム、テクノロジーの計画経済的育成が、欧州源流の資本主義、米国的リベラルな市場原理主義に勝利するならば、それは人類史上大きな分水嶺になる。


もし米政府がここまで論じた一連の中国ブロックを行わなかったらどういう世界になっているか。全産業を巻き込んだ通信革命の根っこになる、その上をあらゆる産業や人間生活に関する膨大なデーターが息づくする基地局システム、その世界的ディファクトスタンダードをファーウェイが握っていたことはほぼ間違いないであろう。


フェイスブックが解決する問題とは何か、それは端的に言うならば、豊かになった現代人類が世界共通にさいなまれる2大プロブレム、すなわち「暇」と「孤独」である。

 

【目次】
序章 テクノロジー思考とは
第1章 テクノロジー産業の現在
第2章 イノベーション至上主義と-スタートアップ全盛時代
第3章 次のあるフロンティアはどこにあるのか
第4章 データ消費主義社会
第5章 欧州という現代のデータ十字軍VSデータ中央集権企業群
第6章 インド-復権するテクノロジー逮捕 
第7章 中国テクノロジーの正体
第8章 米中テクノロジー冷戦とは結局のところ何か
終章 テクノロジー思考の実践に向けて

【3.本書の感想】

米国に対して、中国のファーウエイに対する制裁は行き過ぎじゃないかと思っていましたが、そんなことはありませんね。

 

もし、米国がやっている嫌がらせのような一連の制裁をやっていないと、我々日本人のデータもファーウエイが握りそれはつまり、中国に監視される立場になったと言うことです。

 

危ないところでした。

 

日本はボーッとしていますが、これでいいのでしょうか?

 

不安になってきました。

 

 この本を読んでいると、文系で申し訳ありません。という気になってしまいました。(笑)

 

米国と中国のテック戦争。

 

そして、最後の大国と言われるインドの勃興。

 

インドが漁夫の利を得て、大きく羽ばたく世界が来るかも知れません。

 

これからは、米国、中国、インドから目が離せません。

 

この本は、技術面から世界をしっかりと捉えています。

 

この本を読むと、新聞を真面目に読むようになります。(笑)

 

ビジネスマンの方は是非、御覧下さい! 

テクノロジー思考 技術の価値を理解するための「現代の教養」

 

 歴史の大家による考察です。

www.fukuikeita21.com

 米中戦争について語っています。

www.fukuikeita21.com

 それでも世界を相手に活躍するAIの日本代表選手です。

www.fukuikeita21.com

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【4.著者より!】

著者の蛯原健さんより、リツイートして頂きました!

f:id:bkeita:20200804120659p:plain

蛯原健さん、ありがとうございました!

【書評】WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.  佐渡島庸平  幻冬舎

f:id:bkeita:20200729205145j:plain

英語の本ではありません!

 

この本を読んでも、英語は上達しません。(笑)

 

作者は『君たちはどう生きるか』や『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』などのメガヒットを生んだ日本人の編集者です。

 

学歴は灘高→東大という、なんと受験産業界が目指すトップモデルの1つを突破した方です。

 

 

【1.本書の紹介】

これからの時代は今までとは異なり、大企業に属すという形から、コミュニティという形に変化していくという話をしています。

 

私達は、今、明らかに日本の高度経済成長時代と異なる時代を生きています。

 

その中で、これからの生き方を模索しながら考えています。

 

例えば、インターネットの普及により、情報があふれる時代になると、何を信じたらよいかわからなくなります。

 

かつてテレビの時代は、マスコミが情報の案内役を果たしました。

 

しかし、好みがマニアックに分かれる今は、ミュニテイが適切だそうです。

 

今までは近くに同じ趣味を持った人がいなかった。

 

だから、一人ぼっちだった。

 

それが今は、インターネットで同じ趣味の人を見つけることが出来ます。

 

そして、つながることができるんです!

 

ある意味、いい時代になりました。(笑)

 

友達を探すのには苦労する今の若者は、特に欲しいモノがありません。

 

つまり、需要を作り出せません。

 

だから、それ欲しい!という需要を作ってくれる人が大事になります。

 

その役割を果たすのがコミュニティです。

 

日本の官僚になってもおかしくない著者が考えるこれからの日本の姿は、どうなんでしょう?

【2.本書のポイント】 

昨日までは美徳とされていた習慣が、急に、意味のないものに、インターネットの中で生き残るのに邪魔な価値観になってしまっている。

 

モノが無かった時代は、「何を持っているかの証明」が、その人を表した。モノが溢れ、全ての価値観が許容されていく中で、「個人の価値基準そのもの」に、アイデンティティが宿る時代がやってきたのだ。


幼稚園育ちよりも保育園育ちの方が、現代の仕事では活躍するというデータがある。幼稚園は「次に何をやるのか」が園によって決められていて、それをこなしていく。一方、保育園は、その日の予定は何も決まっていなくて、子供が自分で決めなくてはいけない


自分の小さな問題を見つけて、その問題解決を必死にしている間に世間に認められたということだ。彼らの価値は、問題解決ではない、問題発見だ。ぶれない価値を持ち、「自分の好き」を大切にしている。


総務省が発表しているデータによると、2000年のインターネット全体の情報量を10とすると2020年は6000倍の6万


情報が爆発すると、どの情報を信頼すればいいかわからなくなる。その結果、マスコミ前の社会と同じ感じで口コミを頼ることになる。どんな情報かよりも、誰が言ってるのかの方が、重要になってくる


整理されていない情報に触れると、人は自分で情報を選択するという責任を背負う。その自由すぎるゆえの責任の重さは、多くの人を不安にし、不幸にする。


健全なコミュニティが発展することに、僕は希望を見つけているのだ。
今、僕は、コミュニティを必要としている。同じように感じている人が、きっとたくさんいるはずだ。


エージェントがいること、ファンコミュニティを持っていること、この二つこそがクリエイターが作品に集中できる環境を作り出すために必要だと確信をもって考えるようになっていった。


従業員が自由に情報を得て、自発的に動けるようになるために、「ティール組織」の研究が進んでいる。情報量が圧倒的になり、全ての産業で組織の形態の変化が求められているのだ。


わかりやすければ、語り合いが起きない。分かりにくさとは参加するための余白とも言える。


一番の価値は欲望を喚起できることだ。僕らはもはや何か欲しいという欲望をなかなか自発的に保つことができない。コミュニティの中のコミュニケーションによって、欲望が緩やかに喚起される。そして非論理的なものが欲しくなる。もはや、僕たちは、役立つものだけで心を満たすことができない。


コミュニティの五つの要素(前田裕二)
余白の存在
常連客の存在
仮想敵を作ること
秘密屋コンテクスト、共通言語を共有すること
共通の目的やベクトルを持つこと


それぞれの人が、どんな行動をするのか、予想できるようにすること。それはコミュニティを安全安心な場にするためにすごく重要だ。


モチベーションの高い人は、体を大きく動かすこともない。下手をしたら、周りの人は、その人が心の中で興奮していることに気づかないかもしれない。このような「静かな熱狂」がコミュニティに必要な熱狂だ。


各界の第一線で活躍している著者は、「あなたは何者か」「何をやりたいのか」を問い、最後には「個として立て」と訴えています。


インターネットの中で流通するソフトを作る時に必要な概念は何か。「アップデート・リミックス・キュレーション」の3つではないかというのが、現時点での僕の仮設だ。


【目次】
はじめに
第1章現代の孤独とコミュニティ
第2章持続可能な経済圏としてのコミュニティ
第3章安全安心とは何か?
第4章コミュニティを編集する
終わりに

【3.本書の感想】

「答えを探す」時代の象徴の最高学府を得た著者が、これからは「課題を見つける」時代だと言っています。

 

そのように時代の変化を感じ取っています。

 

最近コミュニテイと言う言葉が盛んに言われるようになりました。

 

誰もがどこかに属したい。

 

リアルでは自分の趣味や考え方に合う人がいない。

 

しかし、インターネットがコミュニテイを可能にした面はあります。

 

コミュニテイというと新しいグループ活動のようなイメージですが、これはいわゆるスナック(ママと常連客)スタイルです。

 

また、昔の日本に戻っているような感じもしますが、ご近所さんではなく、ネットを使うところが、昔とは違うところです。

 

文面が真面目なせいか、なんとなく悲壮感も伝わってきます。(笑)

 

真剣さはいいですが、もっと明るく楽しい未来を!という楽観的なところが欲しいですね。

 

みんなが夢見る東大出なんですから。

 

話はそれますが、東大出と東出昌大って似てますね。

 

似てませんか。(笑)

 

話は戻りますが、この本は、これからのビジネスを考える上で、知っておくべき時代の変化が可視化されています。

 

是非御覧下さい!

【4.関連書籍の紹介】

 最近すこし女性関係で揉めてから、おとなしくなりました。この本にも載っていいます箕輪さんのヒット作です。www.fukuikeita21.com
 コミュニテイと需要を起こすその事例はこの人がいいモデルだと思います。www.fukuikeita21.com つながりで売る必要性を楽しく紹介しています。www.fukuikeita21.com
 もう、すっかり有名人。私はゆうこすに反対です。深い意味はありません。(笑)www.fukuikeita21.com最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【書評】笑って金持ちになる方法 リック・シーゲル& ダレン・ラクロア

f:id:bkeita:20200727162605j:plain

私が小学生の頃、クラスで人を笑わせる人というのは、成績の悪い人が多かったです。

 

だから、勉強の成績が悪いと、お前は吉本興行に就職しなさい!と普通に言われている時代でした。

 

最近はお笑いを目指す人も増えて、お笑いに対する地位が上がってきましたね。

 

米国では、元々お笑いに対するステータスがかなり高いようです。

 

【1.本の紹介】

この本は、米国でユーモアをビジネスに取り入れた結果、お客さんとの関係が良好になったり、社員が辞めなくなったりした事例が紹介されていて、読んでいてとても楽しくなる本です。

 

未だに日本においては、ビジネスにユーモアを持ち込むのはご法度のような感じもします。

 

最近の研究が証明しているように、ユーモアには良い効果が多く、本来、あらゆる人間関係が生じる場面においては、潤滑油としてなくてはならないものです。

 

さて、米国のビジネスにおけるユーモアはどこまで入り込んでいるのでしょうか?

 

実際の事例を知ると、とても驚きます!

【2.本のポイント】

たとえば、あなたが頭を柔らかくして、大笑いしながら、おかしなアイデアを次々とひねり出しているとする。そこへ水差し虫が近づいてきて、ふんと鼻を鳴らしたり、呆れたという目つきをしたり、あるいは例のさげずみの表情であなたを見たりする。これで同席者の態度は一変する。

 

創造性は、笑いやユーモアに直結している。


面白いことを考えている人は、頭を使っている人だ。


1995年の12月13日のウォールストリートジャーナル、第一面。囲みの上に「明るさの必要な民主党に、笑える台本を提供する男」と題された記事が掲載された。ホワイトハウスユーモア顧問を務める、私たちの同業者に関する記事だ。彼の仕事はクリントンやアル・ゴアのためにジョークを書くこと。つまり、私たちの税金はユーモア顧問に支払われている。こうした民主党の姿勢に学ぶべき点はないだろうか?ユーモア顧問は共和党にもいる


今日のビジネスは品質やサービス、品揃え、価格の面で極限に達している。他に競争できるものは?そう、ユーモアと楽しさだ。


なぜ企業はブレーンストーミングを、創造とは最もかけ離れた会議室で行うのだろう?


話し手が観客以上に観客を知っている時、ユーモアは最大の力を発揮する。最高の素材はスピーチの15分前に書かれる。どんな組織でも、幅広い笑いは、共通の絆から生まれる。


わたしたちは今、総オーダーメイド時代に生きている。顧客は場所や、時間や、対象を問わず、自分に見合ったものを求める。ユーモアやコメディも例外ではないから、身近に感じられる題材ほど、笑いも大きくなる。


人は笑いを共有した人を、信じる傾向にある。


ユーモアこそ、これからのビジネスの強力なツールであり、顧客従業員の心をつかみ、利益を増やす切り札だ。


小売業はエンターテイメント産業だ!値下げや低価格だけが顧客を引き付ける手段ではない。それよりずっといい方法がある。お客さんに、買い物するのが楽しいと思わせることだ。


アレクサンダー氏にとってユーモアとは、会社が社員を大切にしているのを示す一つの方法だと言う。社員が大切だから、彼らが楽しく働けるようにする。そうすれば社員はこの会社で働くのが楽しくなり、より働いてくれる。


ストレスの強い状況下においては、ユーモアが不安や恐怖を軽減し、直感や創造力を高める働きをする。


あらゆるビジネスはショービジネスだ。


ユーモアは最も過小評価されている付加価値サービスだ。しかも金は一切かからない!

 

【目次】
はしがき
第1部  なぜユーモアなのか?・・・ユーモアの効能とは
第2部  ビジネスにユーモアが必要なわけ
第3部  ツール
第4部  ユーモアを活用している人々
第5部  まとめ

【3.本の感想】

水差し虫というのが会社にいませんか?

 

いますよね~!(笑)

 

せっかく楽しい会話を楽しんでいるのに、その話題に水を差す人。

 

こういう人が、日本には多いような気がします。

 

水差し虫と真面目は似ているので、特に伝統的な企業には多いと思います。

 

会社が大きくなる→管理が厳しくなる→ユーモアが通じなくなる→新しい製品サービスが生まれなくなる→傾く

 

特に伝統的な企業ではこんな事が繰り返されているような気がします。

 

会社を傾かせない為にも、断固としてユーモアを貫きたいと思いました。(笑)

 

米国の政党に「ユーモア顧問」がいるというのには驚きました。

 

確かに、大統領でも地位のそれなりに高い人でも、そのスピーチを聞いていると、確かに笑いをとっていますよね。

 

これは、本人が考えたのではなく、ユーモア顧問が考えた事なんですね。

 

笑いを生むというのはそれくらい難しく、価値のあるものだと言うことですね。

 

それなのに、会社や学校では、つまらない事しか言わない上司、先生が多いですね。

 

米国流にいうと、この人達こそ頭を働かせていないと言うことでしょうか。(笑)

 

企業が、社会がもっとクリエイティブで、明るくなるためにも、もっと笑いやユーモアを大切にする文化が必要ですね。

 

アメリカンジョークでどうしても理解に苦しむところはありますが、何か気の利いたことを言っているというのはよく伝わります。

 

笑いは大事です。

 

笑って元気に過ごしましょう!

笑って金持ちになる方法―ビジネスを成功させる最高のユーモア活用術

 

 吉本芸人の本です。本人よりも本の方が売れています。(笑)

www.fukuikeita21.com

 最近ホストのお店を閉めたローランドもユーモアを大切にしている一人です。

www.fukuikeita21.com

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

 

【書評】人類の未来 AI 経済 民主主義 ノーム・チョムスキー レイ・カーツワイル マーティン・ウルフ ビャルケ・インゲルス フリーマン・ダイソン 吉成真由美 NHK出版新書

f:id:bkeita:20200724181453j:plain

 

【1.本書の紹介】

各分野の世界的な著名人、いわゆる世界の頭脳に様々なテーマについてインタビューした内容になります。

 

ここに登場してくる人たちもすごい人達なんですが、この一級品とも言える人たちに、適切な話題をインタビューしているこの日本人、吉成真由美さんもたいしたものです。

 

こんな日本人がいて嬉しく思いました。(笑)

 

インタビューされている人達はそれぞれすごい人なので、少しググれば名前が出てきますので、ここでは紹介を省きます。

 

登場人物の紹介をするだけで、長めの記事が出来てしまうからです。

 

ここに出てくる人たちはすごい人達ですが、たいていの人は、私は名前さえも知りませんでした。(笑)

 

【2.本書のポイント】

【ノーム・チョムスキー】
近代、アメリカの斜陽ということがよく言われます。しかしよく見落とされるのは、アメリカの斜陽は70年前から始まっているということです。アメリカの力のピークは1945年だったのです。

 

諜報活動とは、国民をコントロールすること、そして政府がやることを全て肯定するためのものです。


AI が人間の知能を超えるというアイデアは今のところ完全なる夢です。


人間の話となると、「シンギュラリティ」などと称して、全く非理性的になってしまう。われわれは他の生物を考える場合は非常に理性的なんだけれども、自分たちのこととなると、突如として非理性的になってしまう傾向があります。

 

【レイ・カーツワイル】
自分の情報を集めて、適切な方法でそれらの情報を(図形やグラフなどを使って)視覚化することによって、かなり的確な未来予測ができるのではないかと考えました。


我々の直感的な将来予測は、線形(比例直線の形)であって、指数関数的な曲線にはならないのです。


2030年ごろには、これらのコンピュータ・デバイスは血球ほどの大きさになります。血球サイズのロボットが血液中に入って、免疫システムを補助するようになるでしょう。


AI の重要なアプリケーションは、我々の神経系つまり脳に入っていて、あたかも実際に目や耳や皮膚から情報を受け取ったかのような感覚を提供し、ヴァーチャル・リアリティないしオーグメンテッド・リアリティを、脳内に構築することです。


太陽、風力、地熱からエネルギーを取り出すテクノロジーは、指数関数的にどんどん改良されてきているので、20年以内には、ほんど無尽蔵のエネルギーを手に入れることができるようになるでしょう。


3 D プリントして、3日で住宅を建造するということにもなっていくでしょう。


我々は資源が少ない時代を生きてきましたが、これからは、資源が余る時代に移行していく


われわれの生涯に最も影響があるのは、生物進化ではなく、文化やテクノロジーの進化の方です。


学校の最も重要な役割は、他の人たちと出会って、一緒に遊んだり、作業したりすることを学ぶということでしょう。

 

【マーティン・ウルフ】
歴史的に見れば、グローバリゼーションへの強い反動というのは、政治的な反動と結びついて、戦争と不況に帰結します。


何が起こってもアメリカが存在し続けることは確かでしょう。安全な流動資産の提供者、国際金融システムの安全な資産提供者として、代わりになるようなアメリカの競争相手はいない状況ですね。


物の市場はすでに世界市場になっているのに対し、政治はまだそれぞれの国レベルにとどまっている


主権国家とグローバル市場とのバランスをどう取っていくか、ということを真剣に検討する時期に来ているのだと思います。


主権国家の場合、国家を規制する法律がありませんから、交渉に頼ることになる。国家が破産したかどうかを決めるのが非常に難しいのは、つまるところほとんどの場合において、国家は支払い「不能」なのではなく、支払いに「同意しない」ということだからです。


日本政府は、財政のバランスをとることも必要ではあるけれども、それにもまして、経済がうまく機能していくことを、責任を持って最優先する必要があります。


日本企業は巨大な余剰資金貯蔵庫なんですね。

日本政府の課題は、いかにしてこの巨大な余剰金を取り出すかということです。
1つ目は投資のための画期的な動機を与えるというものです。
2つ目は企業の利益を吸い上げることです。


なぜ投資需要が低いのか
一つ目は、これらの企業が比較的低成長経済の下で運営されているということですね。 
二つ目は、資本集約型産業の場合、イノベーショがあったとしても、例えば再生可能な燃料システムに変換するといったような大型のものはほとんどなくて、ずっと資本集約型でないものにとどまっています


グローバリゼーションとテクノロジーの進展は、企業による大規模投資を妨げることになっているのです。


ヨーロッパの間違いが EU を作ったことではなく、結果があまり満足いくものではなくなるところまでプッシュしすぎたことでしょう。これは単一通貨を導入した国々に共通して言えることです。 


刮目すべきは、世界中すべての繁栄した国々は民主主義だということです。


政治システムというのは、その国の選挙で選出された政府があって司法権が存在するものだと理解しています。完全に分散型とシステムというのは、究極的には政府が存在しない状態、つまりアナーキーに移行するということを指しているのでしょうか。そうだとしたら私は全く賛成できません。アナーキーは破局を意味します。人間は政府なしではやっていけない。


普遍的な知という観点からすると、我々が知り得るあるいは納得できる人生の意味はないということですね。


他の人達との関係と他の人たちに何をしてあげられるかという感覚が、誰にとっても人生の意味の一部になっていると思います。


自分の両親は一体誰でどこから来たのかということが特別な意味を持ってくるのではないか。
 
【フリーマンダイソン】
そもそも気候は、人類による温室効果ガス放出以前にも、常に変動してきたのだ。


宗教はそれぞれの時代のモラル形成に重要な役割を果たしてきました。
われわれには、何らかのルールに沿った、その時代の合意に基づく行動のパターンというものが必要です。


人類が洞窟生活をしていた頃、子供達は焚き火を囲んで座り、大人たちの物語を聞いていた。このようにして文化というものが育ってきたわけです。ですから、私たちは、事実を確かめるよりも、物語を信じる傾向にあります。これが人間の本質です。


人生の目的は分かりません。確かなのは、我々が非常に社交的な動物であるということです。ですから、私たちは、お互いに助け合うことで善をなしています。利己的でない方をすることで、自分自身が幸せになることができます。


子どもたちをなるべき大人と一緒にいるようにして、大人たちと面白いことを一緒にやるようにする。そうして、子供同士でいじめる機会がないようにするのが良いのではないか。


広い理解の為には、文学や物語が必要になると思います。物事の理解は、サイエンスそのものから出てくることもありますが、多くの場合、サイエンスの外から来るのです。


【目次】


まえがき


第1章トランプ政権と民主主義の行方
ノーム・チョムスキー
1.アメリカは衰退すれども世界一か?
2.トランプはアメリカををどこへ導くのか
3.IS と中東問題
4.なぜ戦争するのか
5.テクノロジーの進歩と人類の未来


第2章シンギュラリティは本当に近いのか?
レイ・カーツワイル
1.「シンギュラリティ」の背景
2.医療エネルギー環境問題の未来
3.コンピューターによる機能の獲得
4.人類進化と幸福の意味
5.テクノロジーの光と影


第3章グローバリゼーションと世界経済のゆくえ
マーティン・ウルフ
1.グローバリゼーションのゆくえ
2.日本の借金問題
3.ブレグジットの影響とイギリスは EU の将来
4.ヨーロッパ問題、統合と分裂
5.民主主義の将来
6.経済発展には「国家」が必要
7.人生の意味


第4章ライフスタイルの行方
ビャルケ・インゲルス


第5章気候変動モデル懐疑論
フリーマン・ダイソン
1.気候変動の誤謬
2.科学と宗教
3.サイエンスの本質は何か
4.核エネルギーに可能性はあるのか
5.どのような教育が望ましいのか
6.未来への執着
7.アドバイスと推薦図書


あとがき

 【3.本書の感想】

一級品のお話を聞くことは大事だなと思いました。

 

なるほどと納得させられるお話がいくつもありました。

 

最近、テクノロジーの進化で指数関数の話が良く出てくると思います。

 

1、2、4、8、16、32、64、128・・・という進み方です。

 

我々人間がなぜ指数関数的に考えられないかというと、例えば太古の昔、鹿を追っている時、あのスピードであれば、後何秒後にあの岩の後ろから現れると言った計算をしていました。

 

それは直線的な計算で、それが役に立ってきました。

 

その考え方が我々の頭の中に植え付けられています。

 

だから、未来を直線的にしか予測できないので、予想外のことがたくさん出てきますね。

 

簡単な説明ですが、すごく納得しました。(笑)

 

自分が全くわからない事でも、この知識人達のなかでは、ある程度、解が出ています。

 

しかし、解決が難しいのは、経営コンサルタントと会社経営者との立場の違いみたいなもので、その理屈はわかるけども、実際それはできるのか?といえば出来ない事もあります。

 

出来ないことは、正しい解決策ではないというわけで、まだまだ問題は解消せずに存在し、世界の頭脳を持ってしても解決できていないことが多いのが現実です。

 

解決出来ていないにせよ、世界の頭脳が考えることを知っておくことは大事です。

 

目次を見て頂いて、気になることがあれば是非読んで下さい!

 

ビジネスマンの教養本としては、読んでおきたい1冊です。

人類の未来 AI、経済、民主主義 (NHK出版新書)

 

指数関数を英語でいうとエクスポネンシャルになります。

指数関数的考え方に基づいて、起こりうる未来を優しく解説しています。

www.fukuikeita21.com 

あちらこちらで評判の本です。

是非御覧下さい。

www.fukuikeita21.com

下巻です。どうぞ御覧下さい。

www.fukuikeita21.com

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

 

【書評】心をつかむ超言葉術 阿部広太郎 ダイヤモンド社

f:id:bkeita:20200718151103j:plain

とてもおもしろい本です!

 

【1.本書の紹介】

コピーライターの本は言葉が練り上げられているため、言葉が心に刺さります。

 

ですので、なかなかサクサクとは読み進めません。

 

いつものビジネス書であれば、事実を理解すれば良いので、いわゆる左脳でスピーディーに理解出来るので、わりと速く読めます。

 

しかしこの本は、右脳が、想像力が、心が反応して、理屈ではなく感動を捉えてしまうため、気持ちが落ち着くまで前に進めません。

 

最近忘れかけていましたが、日本人として、言葉の持つ意味を大事にすることが大切だなと再認識させられました。

 

コピーライターの仕事は、作品だけを見るととても楽そうに見えます。

 

しかし、その1作品の為に犠牲になった作品が数百、数千存在しています。

 

それほどストイックに、毎日言葉と格闘しているコピーライターが、その経験から私達にその仕事の面白さ辛さを赤裸々に紹介しています。

 

言葉で心をつかむにはどうしたら良いのでしょうか?

【2.本書のポイント】

「月が綺麗ですね」とでも訳しておけ。英語の教師をしていた夏目漱石。「I LOVE YOU」を「我君を愛す」と訳した教え子に対して、そう言ったとされる都市伝説がある。
今のあなたなら何と訳すだろうか?

 

「半分こにしようか」
「卒業したから、生徒じゃないです」
「今、会えない?」

 

人が口ずさむ、諳んじることがのできる言葉はどれも短い。覚えられて、多くの人に広めていくという視点では、短く強い言葉が求められる。 

 

自己紹介の目的は「興味の入り口」を作ることだ。


言葉は意識の引き出しを開ける。


僕たちの心をつかむ数々その言葉は、間違いなく書き手が言葉を選び抜いた結果なのだ。


企画とは「幸福に向かう意志」である。
シンプルにすると「→(矢印)」だと考えている。


「言葉は時代と呼吸する」


「人は言葉を食べている」

 

企画の思考フレーム

f:id:bkeita:20200718151125j:plain

 

目指すべきは、言うの外にあると書いて「言外」の情報が豊かに含まれている言葉。言い換えるならば「情景が思い浮かぶ文章」だ。


人は瞬時にたくさんの情報をやりとりするようになっている。書き手として限られた文字数の中で、人の記憶をかき立てる言葉を探し続けたい。そのためには、「これって本当かな」自問自答することが大切だ。


僕は、人生に感動する仕事がしたいんだ。感動して、感動共有して、一体感をつくる。


リーダーでも、フォロワーでもいい。自分自身が何に感動を覚えているのか。その気持ちに正直になろう。年齢も肩書きも関係ない。その感動こそが全ての原点になる。


感動を贈ろう。贈られた方は、想像以上に嬉しい。そして、そこで感じた喜びはその先もきっとその人を支えてくれる。


「自己肯定感とは何なのか?」
僕はこう思う。自己肯定感とはつまり「感動の蓄積」なのではないか。


自分という存在はどこにあるのだろうか?実は、他者と自己の間にあるのではないだろうか。


感動するという行為は、その無意識が意識に浮上するタイミングだと思う。そこにある感動を見逃してはいけない。


スマホに検索ワードを入れただけではわからないことがある。自分の体を丸ごと目にして、耳にして、鼻にして、口にして、手にする。五感を駆使したら現場にある情報量は5倍だ。行動することでつかみにいこう


企画のプロとして、飯を食うのがこの講座の目標だとしたら、クライアントや会社、個人の思い・歴史をできるだけ細かく知って、そこへのリスペクトや正直な感想を伝えて嫌な気持ちになる人はいないんじゃないか?と思うんです。(西寺郷太)


いい名付けには必ず「意志」がある。根底にある思いに触れた上で考えること。そして言葉を仕上げる時は、見た時にどう感じるかまで心配りたい。


自分の一番のお客さんは自分。一番のお客さんは、やっぱり大事にしてほしい。


世の中で何かを成し遂げている人達は何を考えているのか知りたくて、ビジネス書を読み漁った。「動け、考えろ、続けろ」どの本も極論、この三つのメッセージしか入っていない


今こそ大切なのは、リアクションではなくアクションなんだ。打席に呼ばれるの待つのではなく打席は自分で作ってもいい。今しなくてはいけないのは、差別化ではなく本質化


何度も企画書を贈る中で、話が好転していく企画書はこの三つの心がけを満たしていることに気づいた。
①「自分は本気か?」
②「相手は喜ぶか?」
③「本当にできるか?」

 

企画書の基本形

よろしくお願いします

    ↓

自分はこう思った(経験)

    ↓

自分はこう目をつけた(本質)

    ↓

自分はこうできると思う(企画)

    ↓

自分と仕事しませんか?

 

いい企画書を作るための5つのステップ
①比較する対象は「何者?」
②調べまくる、足で稼ぐ
③「今」という時代を捉える
④誰の人生を救えるか?
⑤大義名分のある企画を考える


一人じゃないと思える。僕は、心が伝わる瞬間が最高に嬉しい


心を掴むとは、愛と書かずに愛を伝えること。


目次
はじめに 「I LOVE YOU」の訳し方
第1章 自己紹介をしてみよう
第2章 言葉の正体
第3章 言葉に矢印を込めよう
第4章 感動家になろう
第5章 名付けの力
第6章  SNS で発信しよう
第7章 企画書はラブレターだ
あとがき 才能とは、掛けた時間である

【3.本書の感想】

言葉の世界に生きている人だけあって、言葉に対する熱意が伝わって来ます。

 

「人生に感動する仕事がしたい。」いいですね~賛成です!

 

私も、もっと前から、この言葉に素直に従っていれば、もっと違う人生だったと思います。

 

今のサラリーマン生活が嫌だという意味ではありません。

 

こういう職人的な生き方も素晴らしいなと思っています。

 

冒頭に出てくる「I LOVE YOU」の訳のお話。

 

皆さんだったら、どう訳しますか?

 

誰に対して伝えるかによって変わってきますね。

 

例えば妻に対してなら

 

「ずっと、ここに居て」

 

子供に対してなら

 

「晩飯までに帰ってこい」

 

でしょうか?

 

話は変わりますが、私には「I  LOVE YOU」で忘れられない思い出があります。

 

「英語は3語で伝わります」の著者である中山裕木子先生の講演会に行った時の事ですが、講演終了後に著書にサインを頂ける機会がありました。

f:id:bkeita:20200718162746j:plain

中山先生は、日本テレビの世界一受けたい授業にもご出演になられた経験を持つ、とても美しい先生です。

f:id:bkeita:20200718164902p:plain

講演の後、サイン会場で並んで、いよいよ自分の番がきました。

 

「名前と一言を教えてください。」

 

と言うことなので、3語でないといけないと思い、「『I LOVE YOU』にしてください」と言いました。

 

すると中山先生は少し考えたあと「・・・じゃあ、We Love English にしましょう!」

と言われました。

 

私は、ズッコケました。

 

ここで争っても仕方ないので、紳士な対応でテンション低めに「はい、お願いします・・」ということで頂いたサインがこちらです。

f:id:bkeita:20200718162800j:plain

中山先生にとって、「I LOVE YOU」は特別な人だけの言葉だったのでしょう。

 

「We Love English」と「I LOVE YOU」は全然言葉の価値が違いますよね。

 

トヨエツの「愛していると言ってくれ」の気持ちが分かったような気がしました。(笑)

 

逆に、私がトヨエツだったら、何も言わなくても「I LOVE YOU」とサインを頂いたかもしれません。

 

この時、少しジェラシーを感じました。

 

トヨエツめ。

 

いえ、トヨエツは関係ありません。(笑)

 

家族でもそうですが、初めて会った人に、心を伝える、心をつかむということは、とてもむずかしい事ですね。

 

この本では、心をつかむ為に大切なことを著者の仕事(作品)を紹介しながらわかりやすく伝えています。

 

日本語の大切さを忘れていた人、相手の心をつかむことに苦労されている人は是非読んで見て下さい!

コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術

 

 この本の中でも紹介がありますが、著者の先輩の人気作品です。

www.fukuikeita21.com 

この本の中で「人生を変えるのは人、本、旅」と紹介がありました。

出口さんがいつもおっしゃっている言葉ですね。

www.fukuikeita21.com 

 感動する「説明」が必要な方はこちらをご参考ください。

www.fukuikeita21.com 

伝えて相手を動かしたい人はこちらを御覧ください。

www.fukuikeita21.com

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【4.なんと著者より】

著者の阿部広太郎さんからコメントといいねとフォローをして頂きました!

f:id:bkeita:20200719040408p:plain

 

f:id:bkeita:20200718192616p:plain

f:id:bkeita:20200719212640p:plain

f:id:bkeita:20200719220728p:plain

阿部広告太郎さんありがとうございました!(笑)

【書評】ネットビジネス進化論 尾原和啓 NHK出版

f:id:bkeita:20200712091600j:plain

著書は「ITビジネスの原理」で各方面より大絶賛を得たり、楽天、サイバード、グーグルなどの事業企業に参画するなど、今のネットビジネス界の中心で活躍している方です。

 

 

【1.本書の紹介】

本書では、ネットビジネスをわかりやすく整理しています。

ネットビジネスの世界は、どんどん進化しています。

 

インターネットがこの世に登場してから、いろんなことが出来るようになりました、

 

新しい技術が出来ると新しいビジネスが生まれ、そしてまた新しい技術が出来てまた新しいビジネスが生まれます。

 

 ネットビジネスの世界では、課題がどんどん解決されて、どんどん便利になっていっています。

 

かつては、大企業だけしかできなかったネットビジネスも、今や個人でも手軽に行えるようになりました。

 

いよいよ我々にも身近になってきたネットビジネス。

 

これからのネットビジネスで成功するには何が大切なのでしょうか?

【2.本書のポイント】

インターネットの大事な本質の一つは、情報やモノを小分けにして、離れていたものをつなげることです。それによって、今までなかった情報の流れ、物の流れが起こり、そこに新たなビジネスが生まれます。これが、この本を通じて皆さんに伝えたい、一番大事なメッセージです。

 

「何を探すか」は大きく「コンテンツ」「コマース」「コミュニティ」の3つに分けられ、「どう探すか」は「目的型」「非目的型」に分けられる。


新しいサービスや概念を、使って欲しいユーザーに届けるのは大変な作業ですが、ユーザーの認知度をアップするには、ユーザーがよく見るメディアが何なのかを見極めて、いち早く分かりやすい言葉で言語化することが欠かせません。


市場のルールが切り替わるタイミングを狙って、一点突破で攻勢をかければ、相手がどんなに盤石に見えたとしても、切り崩すことができる。


効率化をとことん推し進めて、究極的には「買い物」すら意識しなくなる「完全自動化」の未来と、幸せに迷いに迷って、結果的に喜んでお金を使って、みんなを幸せにする「エンタメ化」の未来。どちらもあった方が、それこそ「幸せ」だと僕は思います。


リクルートが得意とする「転職」「住宅購入/賃貸」「結婚」などは、ユーザーにとっては人生の中で大事な決断になりますが、同じ人が何度もするものではありません。


いまは、情報を発信することのメリットの方が圧倒的に大きく、そのほうが個人が豊かになれる時代なのです。


サービスを持続するためには、拡大することも大事ですが、深く濃く支えてもらえる基盤を作るという選択肢もあります。金銭報酬以外の感情報酬、何より「ここにいたい」という居心地の差を作ることが大事だと僕は思っています。


日本のテレビ広告費は、地上波と衛星放送を合わせて1兆9000億円前後で推移しています。一方、インターネット広告費は順調に伸び続けて2兆1000億円。2019年、ついにテレビ広告費を超えました。


英語や中国語と比べると、日本語市場のサイズは10分の1以下です。


「ポケットモンスター」の生みの親である田尻智さんは、子供がハマる遊びの4原則として、「収集」「交換」「育成」「対戦」の4つを考案しています。この4つを兼ね備えた発明がポケモンでした。


人間は飽きるものです。なので、次々に新しいキャラ、ルール、キャンペーンを投入し続けることが大事です。


マイクロソフトが企業のコミュニケーションで主流となったように、どのインフラ、どの世代、どの価値観にコミュニティを埋め込んでいくのか。これからも、色々なバリエーションが出てくるでしょう。

 

相手が何を求めているのか。所属欲求なのか、承認欲求なのか、自己実現欲求なのか。同じ「○○映え」でも、解像度を上げて因数分解していくことで、ビジネスの打ち手はいろいろ変わってくるわけです。


生きがいの迷子の人たちを受け止める「居場所」として発達したのが、オンラインサロンです。やや皮肉っぽい言い方になりますが、昔は会社が給料と生きがいを与えてくれていたが、今はユーザーが毎月お金を払って生きがいを提供してもらっているわけです。


クラスや職場にいるみんなではなく、価値観を共有しているみんなと一緒にいれば、むしろ、同調圧力というみんなの力を借りて一緒に成長できます。「みんなをハックする」のがネットのコミュニティのおもしろさでもあるのです。


100台の車で100人しか運ばない社会と、25台の車で100人を運ぶ社会では、後者のほうが渋滞も起きにくいし、環境に対する負荷も確実に減ります。


ビジネスで成功するには「タイミング」が重要だということです。もう一つは、ネットビジネスは「この先どこに向かうのか」ということです。


「ハイプ・サイクル」と「ターゲットセグメントへの普及時期」二つを冷静に見極めて、アクセルを踏むタイミングを間違えないことが、俺の近道であり、王道でもあります。


機能価値が行き着くところまで行けば、次に来るのは、感情価値による差別化です。

 

【目次】
はじめに
パート1 権力:つながりの場所を押さえる
パート2 コマース:ものや予約をつなげる
パート3 コンテンツ:情報をつなげる
パート4 コミュニケーション:人をつなげる
パート5 有限資産をつなげる
パート6 B to B:仕事をつなげる
最終章
あとがき

【3.本書の感想】

インターネットの広告費はテレビの広告費を上回っています。

 

つまり、日本人は、テレビよりもインターネットを見ている時間の方が多くなってきていると言うことです。

 

ということは、今後はテレビよりもインターネットにビジネスの機会が増えるということです。

 

今まで、テレビのビジネスには、個人は入れなかったですが、ネットビジネスになると、個人の参入も可能になります。

 

ネットビジネスというとITとか技術とか、効率化の為のサービスが重要だという感じがしていましたが、この本を読むと、ネットの中でも、人間的なモノも重要なポイントであることがわかります。

 

ネットビジネスは一番速いとか使いやすいとか、効率的なものが重要だと思いがちですが、もちろんそれは大切な事ではありますが、効率的なものというのはマネされやすい面を持ちます。

 

ということは、みんな同じレベルのサービスになると言うことです。

 

では、差別化するにはどうしたら良いのでしょうか?

 

それは、「自分の居場所」であったり「居心地の良さ」など感情価値の高い場所を提供することです。

 

今の時代は、リアルに「自分の居場所」を求めるのではなく、ネットの世界にこれを求めている人が多数存在すると言うことですね。

 

本を読んで紹介しても、家族は喜ばないので、ブログで紹介している私もその一人かもしてません。(笑)

 

ネットは現代人にとっては、もうなくてはならない存在ですね。

 

それから、「同調圧力」を自分のやりたいことに利用するというのは、なるほどとおもいました。

 

日本人は同調圧力が弱いので、日本人にピッタリのやり方ですね。

 

自分がやりたいことがあったら、「そんなの止めとけ」と言う人達の中にとどまるのではなく、同じ夢を見ている人、できている人達と一緒にいれば、成功してしまうやろ~という意見にはすごく納得しました。

 

ネットビジネスは、他の誰かがやっているものだと思っていましたが、もう、自分たちが手の届くところまできています。

 

情報発信もそうですし、自分の要らなくなったものを販売することもそうです。

 

いずれ、決済がスムーズに行える環境になれば、さらに、個人同士の売買は進むと見られています。

 

この本は、今までのネットビジネスの流れをわかりやすくまとめているとともに、これからネットビジネスに参入しようとする時の成功のためのアドバイスが書かれています。

 

様々なサービスがなぜ支持されているのか、具体的に、その舞台裏なども紹介されていてとても楽しい内容となっています。

 

ネットビジネスをされている方から一般の方まで、パソコンの向こう側で行われていることがよく理解できる1冊です。

 

是非、読んでください!

ネットビジネス進化論 何が「成功」をもたらすのか

 

【4.関連書籍の紹介】

 

ITビジネスの原理

 

著者の尾原和啓さんの共著です。

デジタルな社会とは嫌な社会かもしれません(笑)www.fukuikeita21.com

日本は、これから復活すると宣言している本です。

若手、AI、教育で世界に追いつき追い越せます!

www.fukuikeita21.com

 AI素人の為のAIバイブルです!

www.fukuikeita21.com

日本の技術力で世界を驚かす集団が出てきました。

www.fukuikeita21.com

本書でも紹介されていました。インフルエンサーの1人です。

どうやって儲けているんでしょうか?

www.fukuikeita21.com

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【5.編集者より】

編集者の田中幸宏さんからリツイートしていただきました!

f:id:bkeita:20200716062037p:plain

田中さんありがとうございました!

 

【書評】黄金の60代 郷ひろみ 幻冬舎

f:id:bkeita:20200706205658j:plain

郷ひろみはまるで、芸能界のイチロー選手や~ 

 

【1.本の紹介】

郷ひろみさんご存知ですか?

 

知らないあなたは、間違いなく若い人です。(笑)

 

この本は、月間『ゲーテ』の郷ひろみさんの連載「黄金の60代」(2015年6月号~2020年5月号)を加筆修正したものです。

 

今、人生の黄金時代を生きる郷ひろみさんは、ここまで、どうのように生きてきたのでしょうか?

  

この本を読むと、ステージに立つアーティストととして、まだまだやる気満々なところが伝わります。

 

なんとなんと、今年、郷ひろみさんは65歳を迎えます!

 

芸能界は派手なイメージがありますが、郷ひろみさんは、ジムでのトレーニングやボイストレーニング、大好きな読書など、毎日を無駄のないように淡々と生きています。

 

その1つ1つの積み重ねが、「郷ひろみ」を演じている今につながっているそうです。 

【2.本書のポイント】

「人は人生において、若くない時期を長く生きるのだ。ならばそこを充実させていく以外に人生を謳歌し、満ち足りたものにする方法はないのだろう」と思い立ったのである。 僕たちは若くない時期、40代、50代、60代、70代、そしておそらく80代の50年間を生きるのだ、これを考えれば、どこに人生の重きを置くかは歴然としている。

 

勝ち負けは人に対して抱く意識ではない。自分自身に対するものだ。他人に抱くのは短絡的で、自分に抱くのは建設的だ。

 

体のキレというのは、それだけしっかり動きを止めることができるかで生まれるもの、と僕は思っている。そのシャープさが”キレ”なのだ。素早く動いて、パッと瞬時に止まったとき、人はそれを見て、「カッコイイ!」と思うのだ。


僕の人生訓の一つに、「オリジナリティは100%のコピーから生まれる」というのがある。完璧にコピーできたと確信した時、そこにはすでにオリジナリティが生まれている、と思っている。


どんなに素晴らしい時計を買おうが、どんなに高価なバッグを手に入れようが、それらを通じて現れる意識そのものが、本当のご褒美なのかもしれない・・・。ものの先に現れるその意識を得るために、欲しいものを手に入れる、ということなのかもしれない。


前向きな姿勢、その積み重ねでしか、自分が意図した人生は作れないのではないだろうか、ならば、”良くなる””良くする”と信じて明日に向かうしかない。それを再認識するのは、僕の誕生日の迎え方でもある。


自分で規則正しく生活していると思っていても何かが起こり、それに心を煩わされる。しかし、それが人生だ。つまり、人生とは理不尽で不規則なものなのだ、と思えば何か起ころうと腹の立つのこともない。不規則さの中に”心地よさ”を見出せばいいだけのことだ。


我流には限界がある。その限界を突破するには、その分野の専門の人に教えを請うのが最も伸びる方法ではないかと僕は思う。歌も、ダンスも、水泳も、運動も、料理も、全てそうではないだろうか。


ある意味、自分が無力であることを知り、そして心の声に耳を傾ける・・・。実は、それが強い人間の選択なのではないだろうか。


長い年月をかけて、僕たちの体が形成されるのであれば、たった1回の食事は欲求が、じつは壮大なものへの小さな一歩ではないか、と僕は思う。ごくわずかなものでも、その小さなものがなければ高大な山には変化しない。肉体も、知識も、癖も、全ては長い年月をかけて築かれる。ならば、たかがこの1回と思わず、この貴重な1回という意識に変え、それを続けていくしかないのだろう。


10代の人たちが卓球、将棋、ゴルフなどで活躍している姿を見るたびに、体の大きさや経験で大人には勝てなくても、脳を鍛えることで素晴らしい成績を残すことができるのだなと思う。


人生を生きていく上でうまくいかず自信を喪失したり、挫折したりすることはある。でも、その気持ちを引きずり続けてはならない。それがもっとも大事なのではと思う。よく気持ちの切り替えが必要と言うが、まさにその通りだ。 


僕は仕事柄、目標は何ですかと聞かれることがある。僕は、郷ひろみを続けると言う、その行為自体がとても大切で、それが僕の大きな目標なのでは、と最近思う。


僕は、最高のショーを作ることとは、どれだけ緻密に作り上げられるか、だと思っている。緻密であればあるほど最後まで気を抜けない。その気持ちはバンドメンバー、スタッフもまったく僕と同じはずだ。その緊張感があるからこそ意識を集中し、それをラストまで維持できる。それが最高のショーとして、観客にも伝わるのだと思っている。


成功するには必要なものが4つあると僕は確信している。”感謝””勇気””コミットメント”、そして”運”だ。 


ワインが成熟していくように、人も年齢とともに円熟味が増してくるといわれる。やはり、それには年月が必要なのだろう。そして、経験に勝るものはないのかもしれない。


料理が、客が驚くほどのおいしさを備えるには料理人の腕やセンスの良さ、食材の素晴らしさに加えて何が必要なのだろう。それは、料理人が心を込めることではないだろうか。僕の仕事と共通するものを感じずにはいられない。


おしゃれや、身だしなみといったことは他人に見せるものではなく、自身がどれだけ満足するかが大切なのかもしれない。それでいいと僕は思う。


人間は、たかが1ヶ月では何も変わらない。大切なことは、やり始めたことを継続していくことだ。大きな変化は、瞬間的に起こるのではなく、小さなことの積み重ねによってしか起きないと僕は思っている。

【3.本書の感想】

郷ひろみさんの言葉、いかがでしたでしょうか?

 

まもなく65歳を迎える身でありながら、人生を充実させるための考え方は、至ってまともなので驚かれたのではないでしょうか?

 

私のようにサラリーマンをやっていると、定年という設定により、本当の人生の終わりよりも早く人生の終わりが来るような、そんな錯覚を覚えます。

 

最近、テレビやCMを見ていると、足腰が痛いとか、シワがどうとか、年をとったらいろんな症状が出るのが当たり前の様に放送されていますね。

 

逆に、健康過ぎると、まずいんじゃないのか?と錯覚してしまうほどです。

 

この本を読んで再認識しました。

 

年を重ねても、元気でいいんです。

 

そして、「若くない時期を長く生きる」これを理解することが大切だとわかりました。

 

若い頃には、進学、就職、結婚があり、大きなイベントが集中しているので、人生は若い頃で決まったと考える人が多いのではないでしょうか?

 

しかし、郷ひろみさんは違います。

 

人生は、60代にどう充実した人生を歩むかに焦点を当てて努力するべきだと考えて、実際充実した60代を歩んでいます。

 

60代を充実できたら、次は70代を充実させるんです。

 

そのために、食べ物、睡眠、運動など、生活習慣には人一倍気を使っています。

 

そんな生き方をしている郷ひろみさんが素敵だと思いました。

 

郷ひろみさんは来年芸能生活50周年を迎えます。

 

来年のコンサートやディナーショーは特別なものになると思いますので、近所に来たら是非、観に行ってください!

 

芸能生活が50年ですので、芸能界における経歴は、ここに書ききれないほどめちゃくちゃたくさんあります。

 

私生活でも、結婚、離婚、その他いろんな話題を提供してくれましたね。

 

今は3人目の奥さんと58歳の時に生まれた双子の男の子と生活しています。

 

私は、今までの公私における活躍、話題の提供ぶりは、国民栄誉賞級だと思います。

 

 ではここで、ヒット曲から、郷ひろみさんの偉大な軌跡を振り返ってみましょう!

 

【4.郷ひろみベスト・ヒット集】

こちらは、デビュー曲です。

 

眉毛が太いですね。(笑)


郷ひろみ 男の子女の子

 

この曲は、嫁入り前の女性に歌うと大変喜ばれる曲です。


郷ひろみ お嫁サンバ (1981) 12

 

この曲以来、「Japan」は「ジャペェアン!」と発音するようになりました。(笑)


2億4千万の瞳_郷ひろみ

 

 バラードです。いい曲ですね。

 
郷ひろみ/僕がどんなに君を好きか、君は知らない

 

こういう曲をさり気なく歌えるようになりたいですね。


www.youtube.com

 

60代の郷さんが歌います。痺れてください。(笑)


郷ひろみ 逢いたくてしかたない(2020年4月)

 

やはり最後はに賑やかに行きましょう!

この曲で、日本中が元気になりました。


www.youtube.com

 

芸能界で長く活躍できる人たちは、それぞれに見えない所で努力をしています。

 

みなさんも、若い時が人生の絶頂だったと嘆くのではなく、人生後半つまり、今、そしてこれからが人生の絶頂になるような生き方しませんか?

 

年を重ねることに臆病になっている方、若い頃の栄光から離れられない方はこちらを読んでください。

 

今、年を重ね人生の黄昏れを迎えていると感じている方、とても勇気が湧いてくる本です。

 

是非、読んでください!

【5.郷ひろみ関係の話題の本】

郷ひろみ、二谷友里恵の3部作その1。

当時、ミリオンセラーになりましたが、今は1円~で買えます。

一度読んでみませんか?

愛される理由

 

こちらもミリオンセラーになりました。

二谷友里恵さんと別れる理由です。

ゴクミ(後藤久美子)と、そ、そんな・・・

ダディ

 

二谷友里恵さんが、「愛される理由」と「ダディ」は封印したと言っています。

郷ひろみさんとの出会いと別れの完結編となります。

 

昨年のツアーの様子です。

ただただ、頭が下がります。すごい!

【Amazon.co.jp限定】Hiromi Go Concert Tour 2019 “Brand-New Exotic"(Blu-ray)(L版ブロマイド3枚セット付)

 

コアな郷ひろみのファンしか持っていない。

G郷ひろみ

 

【6.関連書籍の紹介】

GACKTさんも、ストイックにGACKTを演じていると記しています。

www.fukuikeita21.com

 ローランドも自分を必死に演じきっています。

www.fukuikeita21.com 

この本の定義からすると、郷ひろみさんは上級国民です。

上級国民ってなんでしょう?

www.fukuikeita21.com

ワインに詳しくなってみませんか?

ワインテイスティング

 

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【書評】仕事が速い人は、「これ」しかやらない 石川和男 PHP

f:id:bkeita:20200705123822j:plain

著者は現在、建設会社の総務経理、大学の非常勤講師、セミナー講師、時間管理コンサルタント、税理士と、5つの仕事をしているスーパーサラリーマンです。どうやればこんな人になれるのでしょうか?

 

【1.本書の紹介】

著者は元々、定時が23時になってしまうほど、そんなに出来の良い会社員ではありませんでした。(笑)

 

しかし、このままではいけないと思い、時間管理や仕事の効率化の本を年100冊のペースで読み漁り、ビジネスセミナーにも月1回をノルマに参加しました。

 

そして、良いと思ったコンテンツやノウハウを書き留めて、実践し、習慣化していきました。

 

その習慣化した内容が、ここに書かれている方法です。

 

他の本でも言われていることも含まれています。

 

ただし、著者自身が生み出した方法もあり、時短の為にとにかく一生懸命やってきた事がよくわかります。

【2.本書のポイント】 

仕事が速い人が必ずやっている「たった1つの習慣」それは、

注力すべき仕事を見極め、その仕事を最速で片付ける能力。そして、そうでない仕事は、うまく人に任せる能力。

 

仕事が速い人が身につけている「3つの能力」
1.自分が注力すべき仕事を、最速で処理する能力 
2.人(や物)に良い仕事を、うまく任せる能力
3.自分が注力すべき仕事とそうでない仕事を、適切に見分ける能力


人は期限を決めれば、それに合わせて仕事を進める。


作業をやることで脳が興奮し、その作業をやり続けたくなる。


仕事が速い人は、試し続けているから仕事も速く終わる。


仕事が速い人は、例外なく「仕事モードへの切り替え」も速い。


仕事も、まずはウォーミングアップから始めましょう。


やることノートを使う時、ひとつのポイントがあります。それは、仕事だけではなく、プライベートも含めて、全てのタスクを記入することです。


14分間仕事に集中し、1分間休憩する。


付箋紙によるタスク管理はデメリットだらけ。


「デスクの上に何も残さない」集中力が極限まで高まる。


仕事が遅い原因として考えられるのは次の7パターンです。
1.完璧主義
2.全体像がわかっていない
3.優先順位がつけられない
4.仕事が理解できていない
5.仕事に不慣れ
6.自信がない
7.整理整頓ができていない


期待されている、見られているという思いを抱きながら働いた結果、作業能率が上がった。


「環境」よりも「感情」の変化が、仕事の効率を上げる。


会議は目的別に大きく分けると、次の4種類に分けることができます。

1.伝達する会議
2.アイデアを出し合う会議
3.決定する会議
4.誰かが力を見せつける会議

 

部下の行動を改善させて成長させる叱り方をしてください。ポイントは、「なぜ?」より「どうする?」と問いかけ答えさせること。


減らすべき探し物は「この3つ」だ!
1.デスクの中の文房具類を探す
2.書棚や倉庫から書類を探す
3.パソコン内にある必要なファイルを探す


メールをチェックする回数と時間を決める。


社内メールでは、無駄を省くルールを決める。


複雑な内容なら電話で伝える。


「目標」「目的」「期限」「数字」の四つをメンバー全員で共有できれば、全員の仕事の速度が上がります。

 

クリエイティブな仕事が速い人は、常にインプットしているから速いのです。


「制限」を設ける方が、クリエイティブな仕事は速くなる。


セミナーの内容が全てに有効なわけではありません。一つでいいので持ち帰って、実行、習慣化してください。


15分あれば喫茶店に入りなさい。私が注意するのは2点だけです。
一つは「入る前にやることを決める」そしてもう一つは、「SNS などを見ないようにスマホの電源は切る。


高みを目指す良い仲間が、自分を高みへと連れて行ってくれる。

 

最速で仕事を終わらせる人になりたければ、最速で仕事を終わらせる仲間を持つ。


【目次】
はじめに
第1章 仕事の速い人の「7つの原則」 
第2章 作業効率が劇的に上がる最速「タスク処理」メソッド 
第3章 もう仕事を抱え込まない!「コミュニケーション」の秘訣
第4章 1秒でも無駄にしない「チーム仕事」が速くなるコツ
第5章 「0→1」最速で生み出すクリエイティブ思考術
第6章 自分の時間が増えるすぐやる人の習慣

【3.本書の感想】

お友達って大事なんですね。

 

良いお友達がいれば、その方向へ引っ張ってくれます。

 

悪いお友達は、足を引っ張ります。

 

お友達は選ばないといけないという事ですね。

 

しばらく転勤や異動をしていない為、最近、新しいお友達を作る機会が減っているような気がします。

 

いつお友達ができるかわかりませんが、お友達はよく選びたいと思います。(笑)

 

そして、仕事というのは与えられた仕事をハイハイと言って全て受けてしまうのではなく、その仕事は、自分がやるべき仕事なのかをよく考えないといけませんね。

 

「これって私がやるべき仕事ですか?」って今時の若い人は言ってそうですね。(笑)

 

サラリーマンが5つの仕事をこなすというスーパーサラリーマンというのは、私のようなサラリーマンにとっては、希望の星です。

 

スーパーサラリーマンなりたい方、仕事を速く終わらせたい方は、是非、読んでください。

仕事が速い人は、「これ」しかやらない ラクして速く成果を出す「7つの原則」

 

【4.関連書籍の紹介】

 同じ内容を海外の人が書くとこんな感じになります。

www.fukuikeita21.com 

 頭が良くなれば、たいていの事は片付きます。

www.fukuikeita21.com

本を読んで稼ぐのが面倒な方はこちら

最短で大金を稼ぐ

 はやく彼女が欲しい人はこちら

彼女ができる方法

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【書評】エッセンシャル思考 グレッグ・マキューン かんき出版

f:id:bkeita:20200701193919j:plain

「最少の時間で成果を最大にする」そんな事、どうやったら出来るのでしょうか?

 

【1.本書の紹介】

簡単に言うと、やることを絞ってリソースをつぎ込み、成果を最大限に伸ばしましょう!ということを勧めています。

 

成果を最大限にするためには何をしたらよいでしょうか?

 

それ、できます!と全てを引き受けていてはダメなんです。

 

逆に、やることを絞り込み、そこに全リソースをつぎ込むんです!

 

そのために、やるべきこと、やってはいけないことを教えてくれています。

【2.本書のポイント】

自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果をあげるのが、エッセンシャル思考の狙いである。

f:id:bkeita:20200701193934j:plain

 

自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう。

f:id:bkeita:20200701193945j:plain

 

エッセンシャル思考の人は、たっぷりと時間をかけて選択肢を検討する。やるべきことを正しく選べば、その見返りはとてつもなく大きいことを知っているからだ。

f:id:bkeita:20200701193956j:plain

 

1日に2時間でも、1年に2週間でも、あるいは毎朝5分でもいい。忙しい日常から離れ、自分だけでいられる時間を確保しよう


遊ぶと体が健康になり、人間関係が改善され、頭が良くなり、イノベーションが起こしやすくなる。


たっぷり眠ろう。そうすれば洞察力が高まり、発想が広がり、より少ない時間でより良い成果を上げることができる。


本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要になる。


みんなにいい顔をしようとしない。時には相手の機嫌を損ねても、きちんと上手にノーを言う。長期的に見れば、好印象よりも敬意の方が大切。

 

準備と計画に全力を注ぐ。

 

この仕事をやり遂げるうえで、邪魔になるものは何か?


日々のささやかな進歩」こそがやる気を引き出し、高いパフォーマンスを可能にする。


仕組みを作るためのわずかな努力のおかげで、その後はすべてがスムーズに回っている。


「創造的な人は、自分に合った生活リズムを早い時期に見つけます。睡眠、食事仕事のリズムを守り、それを乱すような誘惑に負けません。心地よい服を身につけ、気の合う仲間とだけ付き合う、余計な行動には手を出しません。


今やらなくてはならないことは、「今、何が重要か」を決めること

 

目次
PART 1  エッセンシャル思考とは何か
PART 2  見極める技術
PART 3  捨てる技術
PART 4  仕組み化の技術

【3.本書の感想】

やるべき事がいろいろあるように思いますが、最も大事なのは1つですね。

 

仕事でも、私生活でもいろいろありすぎて、全部やらないとと思ってしまいがちですが、そこを、限界まで絞り込んで、自分の時間をエネルギーを投資しましょう!と言うことですね。

 

絞り込むためには、きちんと頭を使って考えなければなりません。

 

そう言われてみると、今まで、何でも引き受けてきたという事は、何も考えていないかったと言うことですね。(笑)

 

もし、その時に不必要なモノだとして断れば、後は、そのために手を煩わすことはなくなりますね。

 

最近の断捨離、ミニマリストに通じる考えだ方と思います。

 

「今、何が重要か?」これをいつも考える癖を付ける必要がありますね。

 

そして、準備と計画。

 

これがしっかりできれば、物事は失敗のしようが無いですね。

 

逆に、これが出来ていないなら、失敗しますよね。

 

これまで、わりとよく失敗している理由が分かった気がしました。(笑)

 

この本は、成果を最大にするために必要な考え方を読みやすい形で紹介しています。

 

仕事のみならず、人生の方針としても、とても役に立つ本です。

 

是非、ご覧ください!

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

【4.関連書籍の紹介】

アウトプットでお悩みの方にはこちらがお勧めです!

www.fukuikeita21.com 

女性にも男性にも鉄分は必要です!

女子のおまもりサプリ「フェリチン鉄」

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

【4.出版社より】

かんき出版さんが、リツートしていただきました!

f:id:bkeita:20200708044911p:plain

かんき出版さんにいいねを頂きました!

f:id:bkeita:20200708045132p:plain

かんき出版さん、ありがとうございました!