京都のリーマンメモリーズ

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【書評】WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.  佐渡島庸平  幻冬舎

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英語の本ではありません!

 

この本を読んでも、英語は上達しません。(笑)

 

作者は『君たちはどう生きるか』や『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』などのメガヒットを生んだ日本人の編集者です。

 

学歴は灘高→東大という、なんと受験産業界が目指すトップモデルの1つを突破した方です。

 

 

【1.本書の紹介】

これからの時代は今までとは異なり、大企業に属すという形から、コミュニティという形に変化していくという話をしています。

 

私達は、今、明らかに日本の高度経済成長時代と異なる時代を生きています。

 

その中で、これからの生き方を模索しながら考えています。

 

例えば、インターネットの普及により、情報があふれる時代になると、何を信じたらよいかわからなくなります。

 

かつてテレビの時代は、マスコミが情報の案内役を果たしました。

 

しかし、好みがマニアックに分かれる今は、ミュニテイが適切だそうです。

 

今までは近くに同じ趣味を持った人がいなかった。

 

だから、一人ぼっちだった。

 

それが今は、インターネットで同じ趣味の人を見つけることが出来ます。

 

そして、つながることができるんです!

 

ある意味、いい時代になりました。(笑)

 

友達を探すのには苦労する今の若者は、特に欲しいモノがありません。

 

つまり、需要を作り出せません。

 

だから、それ欲しい!という需要を作ってくれる人が大事になります。

 

その役割を果たすのがコミュニティです。

 

日本の官僚になってもおかしくない著者が考えるこれからの日本の姿は、どうなんでしょう?

【2.本書のポイント】 

昨日までは美徳とされていた習慣が、急に、意味のないものに、インターネットの中で生き残るのに邪魔な価値観になってしまっている。

 

モノが無かった時代は、「何を持っているかの証明」が、その人を表した。モノが溢れ、全ての価値観が許容されていく中で、「個人の価値基準そのもの」に、アイデンティティが宿る時代がやってきたのだ。


幼稚園育ちよりも保育園育ちの方が、現代の仕事では活躍するというデータがある。幼稚園は「次に何をやるのか」が園によって決められていて、それをこなしていく。一方、保育園は、その日の予定は何も決まっていなくて、子供が自分で決めなくてはいけない


自分の小さな問題を見つけて、その問題解決を必死にしている間に世間に認められたということだ。彼らの価値は、問題解決ではない、問題発見だ。ぶれない価値を持ち、「自分の好き」を大切にしている。


総務省が発表しているデータによると、2000年のインターネット全体の情報量を10とすると2020年は6000倍の6万


情報が爆発すると、どの情報を信頼すればいいかわからなくなる。その結果、マスコミ前の社会と同じ感じで口コミを頼ることになる。どんな情報かよりも、誰が言ってるのかの方が、重要になってくる


整理されていない情報に触れると、人は自分で情報を選択するという責任を背負う。その自由すぎるゆえの責任の重さは、多くの人を不安にし、不幸にする。


健全なコミュニティが発展することに、僕は希望を見つけているのだ。
今、僕は、コミュニティを必要としている。同じように感じている人が、きっとたくさんいるはずだ。


エージェントがいること、ファンコミュニティを持っていること、この二つこそがクリエイターが作品に集中できる環境を作り出すために必要だと確信をもって考えるようになっていった。


従業員が自由に情報を得て、自発的に動けるようになるために、「ティール組織」の研究が進んでいる。情報量が圧倒的になり、全ての産業で組織の形態の変化が求められているのだ。


わかりやすければ、語り合いが起きない。分かりにくさとは参加するための余白とも言える。


一番の価値は欲望を喚起できることだ。僕らはもはや何か欲しいという欲望をなかなか自発的に保つことができない。コミュニティの中のコミュニケーションによって、欲望が緩やかに喚起される。そして非論理的なものが欲しくなる。もはや、僕たちは、役立つものだけで心を満たすことができない。


コミュニティの五つの要素(前田裕二)
余白の存在
常連客の存在
仮想敵を作ること
秘密屋コンテクスト、共通言語を共有すること
共通の目的やベクトルを持つこと


それぞれの人が、どんな行動をするのか、予想できるようにすること。それはコミュニティを安全安心な場にするためにすごく重要だ。


モチベーションの高い人は、体を大きく動かすこともない。下手をしたら、周りの人は、その人が心の中で興奮していることに気づかないかもしれない。このような「静かな熱狂」がコミュニティに必要な熱狂だ。


各界の第一線で活躍している著者は、「あなたは何者か」「何をやりたいのか」を問い、最後には「個として立て」と訴えています。


インターネットの中で流通するソフトを作る時に必要な概念は何か。「アップデート・リミックス・キュレーション」の3つではないかというのが、現時点での僕の仮設だ。


【目次】
はじめに
第1章現代の孤独とコミュニティ
第2章持続可能な経済圏としてのコミュニティ
第3章安全安心とは何か?
第4章コミュニティを編集する
終わりに

【3.本書の感想】

「答えを探す」時代の象徴の最高学府を得た著者が、これからは「課題を見つける」時代だと言っています。

 

そのように時代の変化を感じ取っています。

 

最近コミュニテイと言う言葉が盛んに言われるようになりました。

 

誰もがどこかに属したい。

 

リアルでは自分の趣味や考え方に合う人がいない。

 

しかし、インターネットがコミュニテイを可能にした面はあります。

 

コミュニテイというと新しいグループ活動のようなイメージですが、これはいわゆるスナック(ママと常連客)スタイルです。

 

また、昔の日本に戻っているような感じもしますが、ご近所さんではなく、ネットを使うところが、昔とは違うところです。

 

文面が真面目なせいか、なんとなく悲壮感も伝わってきます。(笑)

 

真剣さはいいですが、もっと明るく楽しい未来を!という楽観的なところが欲しいですね。

 

みんなが夢見る東大出なんですから。

 

話はそれますが、東大出と東出昌大って似てますね。

 

似てませんか。(笑)

 

話は戻りますが、この本は、これからのビジネスを考える上で、知っておくべき時代の変化が可視化されています。

 

是非御覧下さい!

WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~ (NewsPicks Book)

 

 最近すこし女性関係で揉めてから、おとなしくなりました。

この本にも載っていいます箕輪さんのヒット作です。

www.fukuikeita21.com

 

 コミュニテイと需要を起こすその事例はこの人がいいモデルだと思います。

www.fukuikeita21.com

 つながりで売る必要性を楽しく紹介しています。

www.fukuikeita21.com

 

 もう、すっかり有名人。

私はゆうこすに反対です。深い意味はありません。(笑)

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最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!