郷ひろみはまるで、芸能界のイチロー選手や~
【1.本の紹介】
郷ひろみさんご存知ですか?
知らないあなたは、間違いなく若い人です。(笑)
この本は、月間『ゲーテ』の郷ひろみさんの連載「黄金の60代」(2015年6月号~2020年5月号)を加筆修正したものです。
今、人生の黄金時代を生きる郷ひろみさんは、ここまで、どうのように生きてきたのでしょうか?
この本を読むと、ステージに立つアーティストととして、まだまだやる気満々なところが伝わります。
なんとなんと、今年、郷ひろみさんは65歳を迎えます!
芸能界は派手なイメージがありますが、郷ひろみさんは、ジムでのトレーニングやボイストレーニング、大好きな読書など、毎日を無駄のないように淡々と生きています。
その1つ1つの積み重ねが、「郷ひろみ」を演じている今につながっているそうです。
【2.本書のポイント】
「人は人生において、若くない時期を長く生きるのだ。ならばそこを充実させていく以外に人生を謳歌し、満ち足りたものにする方法はないのだろう」と思い立ったのである。 僕たちは若くない時期、40代、50代、60代、70代、そしておそらく80代の50年間を生きるのだ、これを考えれば、どこに人生の重きを置くかは歴然としている。
勝ち負けは人に対して抱く意識ではない。自分自身に対するものだ。他人に抱くのは短絡的で、自分に抱くのは建設的だ。
体のキレというのは、それだけしっかり動きを止めることができるかで生まれるもの、と僕は思っている。そのシャープさが”キレ”なのだ。素早く動いて、パッと瞬時に止まったとき、人はそれを見て、「カッコイイ!」と思うのだ。
僕の人生訓の一つに、「オリジナリティは100%のコピーから生まれる」というのがある。完璧にコピーできたと確信した時、そこにはすでにオリジナリティが生まれている、と思っている。
どんなに素晴らしい時計を買おうが、どんなに高価なバッグを手に入れようが、それらを通じて現れる意識そのものが、本当のご褒美なのかもしれない・・・。ものの先に現れるその意識を得るために、欲しいものを手に入れる、ということなのかもしれない。
前向きな姿勢、その積み重ねでしか、自分が意図した人生は作れないのではないだろうか、ならば、”良くなる””良くする”と信じて明日に向かうしかない。それを再認識するのは、僕の誕生日の迎え方でもある。
自分で規則正しく生活していると思っていても何かが起こり、それに心を煩わされる。しかし、それが人生だ。つまり、人生とは理不尽で不規則なものなのだ、と思えば何か起ころうと腹の立つのこともない。不規則さの中に”心地よさ”を見出せばいいだけのことだ。
我流には限界がある。その限界を突破するには、その分野の専門の人に教えを請うのが最も伸びる方法ではないかと僕は思う。歌も、ダンスも、水泳も、運動も、料理も、全てそうではないだろうか。
ある意味、自分が無力であることを知り、そして心の声に耳を傾ける・・・。実は、それが強い人間の選択なのではないだろうか。
長い年月をかけて、僕たちの体が形成されるのであれば、たった1回の食事は欲求が、じつは壮大なものへの小さな一歩ではないか、と僕は思う。ごくわずかなものでも、その小さなものがなければ高大な山には変化しない。肉体も、知識も、癖も、全ては長い年月をかけて築かれる。ならば、たかがこの1回と思わず、この貴重な1回という意識に変え、それを続けていくしかないのだろう。
10代の人たちが卓球、将棋、ゴルフなどで活躍している姿を見るたびに、体の大きさや経験で大人には勝てなくても、脳を鍛えることで素晴らしい成績を残すことができるのだなと思う。
人生を生きていく上でうまくいかず自信を喪失したり、挫折したりすることはある。でも、その気持ちを引きずり続けてはならない。それがもっとも大事なのではと思う。よく気持ちの切り替えが必要と言うが、まさにその通りだ。
僕は仕事柄、目標は何ですかと聞かれることがある。僕は、郷ひろみを続けると言う、その行為自体がとても大切で、それが僕の大きな目標なのでは、と最近思う。
僕は、最高のショーを作ることとは、どれだけ緻密に作り上げられるか、だと思っている。緻密であればあるほど最後まで気を抜けない。その気持ちはバンドメンバー、スタッフもまったく僕と同じはずだ。その緊張感があるからこそ意識を集中し、それをラストまで維持できる。それが最高のショーとして、観客にも伝わるのだと思っている。
成功するには必要なものが4つあると僕は確信している。”感謝””勇気””コミットメント”、そして”運”だ。
ワインが成熟していくように、人も年齢とともに円熟味が増してくるといわれる。やはり、それには年月が必要なのだろう。そして、経験に勝るものはないのかもしれない。
料理が、客が驚くほどのおいしさを備えるには料理人の腕やセンスの良さ、食材の素晴らしさに加えて何が必要なのだろう。それは、料理人が心を込めることではないだろうか。僕の仕事と共通するものを感じずにはいられない。
おしゃれや、身だしなみといったことは他人に見せるものではなく、自身がどれだけ満足するかが大切なのかもしれない。それでいいと僕は思う。
人間は、たかが1ヶ月では何も変わらない。大切なことは、やり始めたことを継続していくことだ。大きな変化は、瞬間的に起こるのではなく、小さなことの積み重ねによってしか起きないと僕は思っている。
【3.本書の感想】
郷ひろみさんの言葉、いかがでしたでしょうか?
まもなく65歳を迎える身でありながら、人生を充実させるための考え方は、至ってまともなので驚かれたのではないでしょうか?
私のようにサラリーマンをやっていると、定年という設定により、本当の人生の終わりよりも早く人生の終わりが来るような、そんな錯覚を覚えます。
最近、テレビやCMを見ていると、足腰が痛いとか、シワがどうとか、年をとったらいろんな症状が出るのが当たり前の様に放送されていますね。
逆に、健康過ぎると、まずいんじゃないのか?と錯覚してしまうほどです。
この本を読んで再認識しました。
年を重ねても、元気でいいんです。
そして、「若くない時期を長く生きる」これを理解することが大切だとわかりました。
若い頃には、進学、就職、結婚があり、大きなイベントが集中しているので、人生は若い頃で決まったと考える人が多いのではないでしょうか?
しかし、郷ひろみさんは違います。
人生は、60代にどう充実した人生を歩むかに焦点を当てて努力するべきだと考えて、実際充実した60代を歩んでいます。
60代を充実できたら、次は70代を充実させるんです。
そのために、食べ物、睡眠、運動など、生活習慣には人一倍気を使っています。
そんな生き方をしている郷ひろみさんが素敵だと思いました。
郷ひろみさんは来年芸能生活50周年を迎えます。
来年のコンサートやディナーショーは特別なものになると思いますので、近所に来たら是非、観に行ってください!
芸能生活が50年ですので、芸能界における経歴は、ここに書ききれないほどめちゃくちゃたくさんあります。
私生活でも、結婚、離婚、その他いろんな話題を提供してくれましたね。
今は3人目の奥さんと58歳の時に生まれた双子の男の子と生活しています。
私は、今までの公私における活躍、話題の提供ぶりは、国民栄誉賞級だと思います。
ではここで、ヒット曲から、郷ひろみさんの偉大な軌跡を振り返ってみましょう!
【4.郷ひろみベスト・ヒット集】
こちらは、デビュー曲です。
眉毛が太いですね。(笑)
この曲は、嫁入り前の女性に歌うと大変喜ばれる曲です。
この曲以来、「Japan」は「ジャペェアン!」と発音するようになりました。(笑)
バラードです。いい曲ですね。
こういう曲をさり気なく歌えるようになりたいですね。
60代の郷さんが歌います。痺れてください。(笑)
やはり最後はに賑やかに行きましょう!
この曲で、日本中が元気になりました。
芸能界で長く活躍できる人たちは、それぞれに見えない所で努力をしています。
みなさんも、若い時が人生の絶頂だったと嘆くのではなく、人生後半つまり、今、そしてこれからが人生の絶頂になるような生き方しませんか?
年を重ねることに臆病になっている方、若い頃の栄光から離れられない方はこちらを読んでください。
今、年を重ね人生の黄昏れを迎えていると感じている方、とても勇気が湧いてくる本です。
是非、読んでください!
【5.郷ひろみ関係の話題の本】
郷ひろみ、二谷友里恵の3部作その1。
当時、ミリオンセラーになりましたが、今は1円~で買えます。
一度読んでみませんか?
こちらもミリオンセラーになりました。
二谷友里恵さんと別れる理由です。
ゴクミ(後藤久美子)と、そ、そんな・・・
二谷友里恵さんが、「愛される理由」と「ダディ」は封印したと言っています。
郷ひろみさんとの出会いと別れの完結編となります。
昨年のツアーの様子です。
ただただ、頭が下がります。すごい!
【Amazon.co.jp限定】Hiromi Go Concert Tour 2019 “Brand-New Exotic"(Blu-ray)(L版ブロマイド3枚セット付)
コアな郷ひろみのファンしか持っていない。
【6.関連書籍の紹介】
GACKTさんも、ストイックにGACKTを演じていると記しています。
ローランドも自分を必死に演じきっています。
この本の定義からすると、郷ひろみさんは上級国民です。
上級国民ってなんでしょう?
ワインに詳しくなってみませんか?
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!