「はたらく」といろんな不平不満があふれ出します。これは、現代人だけの問題ではなく、歴史の記録を見てもそれは同じことです。
昔から、思ったようにはうまく行かず、涙あり、笑いありの「はたらく」という行為は、人生そのものだといえるのかもしれません。
今回は、歴史上の偉人達が我々と同じく、不平不満という愚痴を言っていたという記録を集めたすんごい本を紹介します。
【1.本書の紹介】
愚痴は言うなと言われているので、昔からそうなのかと思っていたら、実は、昔の人々も愚痴をこぼしていました。
古今東西の有名人が残した言葉を目にしてみると、今まで抱いていたイメージが違うイメージに変化することがあります。
たった一言で、人生を棒に振ることがあるように、たった一言で、イメージを落としてしまうような言葉もあります。
当時、SNSがあったら、確実に炎上していたような愚痴も記載されています。
さて、偉人達はどんな愚痴をこぼしていたのでしょうか？
【2.本書のポイント】
最初から金の事を考えて居ったならば 渋沢栄一（実業家）
毎日食べるパンにも困りだした ファーブル（昆虫学者）
お金を借りるって事は、悲しみを借りるって事なんだね ベンジャミン・フランクリン（政治家・実業家）
アレクサンドロスが世界を制覇した年になったのに、自分は何もしていないじゃないか！ カエサル（政治家）
結局失敗に終わってしまった 小林一三（実業家）
今日も飯はうまくない 正岡子規（俳人・歌人）
こんな絵は狂人にしか描けない ムンク（画家）
生きることは、絶えずわき道にそれていくことだ カフカ（小説家）
ドモナラヌ 岩倉具視（公家）
大統領なんかならなきゃよかった ケネディ（政治家）
私は袋小路に入ってしまった ルノワール（画家）
僕のことなんて、もう忘れたんでしょうね マネ（画家）
悲涙禁じがたし 北条義時（武将）
数本の白髪を発見した 寺田寅彦（物理学者・文筆家）
このまま老いて朽ちてしまいたくない 島崎藤村（小説家）
また働かなくてはならない マーク・トウェイン（小説家）
終日難所、草鞋もことごとく綺麗破れ、素足になり甚だ困窮 伊能忠敬（測量家）
アルコールがなければ生きていられないのだ 種田山頭火（俳人）
俺の人生は苦境の連続だよ エディソン（発明家）
私ほど有名で、金持ちの男から去るのか？ ピカソ（画家）
天体の動きなら計算できるが、人の狂気など計算できない！ ニュートン（科学者）
首相なんてだいたいバカな奴がやるもんですよ 吉田茂（政治家）
【目次】
はじめに
第1章 ～20代の愚痴
第2章 30代の愚痴
第3章 40代の愚痴
第4章 50代の愚痴
第5章 60代～の愚痴
【3.本書の感想】
愚痴を抜き出しただけでは、その意味が理解しづらいと思いますが、本書にはこの発言に至った背景が掲載されています。
我々が想像する偉人は普段、素晴らしい面しか紹介されていないので、今回のような発言を目にすると、とても驚きます。
しかし、その時代その時代で、一生懸命生きていた感覚が伝わると共に、成功したと思われる人もそれぞれに苦労はしていたんだなと言うことがわかり、とても好感を持てます。
不平不満の無い方はおられないと思いますが、あの歴史上の人物がこんなことを言っていた！というのがわかると、なんだかうれしくなってきます。
偉人の愚痴を味わってみたい方は、是非、ご覧ください！
みなさんの愚痴（不平不満、悪口、文句）を言う対象は誰ですか？コメント、ブックマークで教えてください。（笑）
1．家族 2．職場の人 ３．先生 ４．その他
【4.関連書籍の紹介】
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最後までのお付き合いありがとうございました！
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【5.著者、出版社より】
著者の福田智弘さんと出版社の小学館集英社出版さんからいいね！とリツイートをいただきました！小学館集英社出版さんからコメントをいただきました！
小学館集英社出版さん、福田智弘さん、どうもありがとうございました！
