京都のリーマンメモリーズ

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【書評】ホメ出しの技術 澤田智洋 宣伝会議

今週のお題「練習していること」
練習していることは、感謝することとホメることです。この2つは簡単なようですが、実際やろうとするととても難しいです。おそらく、恥ずかしいなど感情の壁があって、素直に言葉に出せないからだと思います。今回は、ダメ出しならぬホメ出しの技術を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)

 

【1.本書の紹介】

人をホメることは大切だとよく言われますが、皆さんは、上手にできていますでしょうか?

特に子供や部下は、ホメると育つというタイプも多いようですので、ホメる技術は磨いておきたいですね。

しかし、人をホメるべきだという人もいれば、むやみにホメるべきではないという人もいます。

どっちなんでしょうね?

ちなみに私は、ホメられた方が、頑張ろうと思う方です。(笑)

このブログについても、誤字脱字をご指摘してくださる方がいらっしゃいます。

これは、とてもありがたい事なので、これは引き続きお願いしたいと思います。

それに加えて、ホメて頂くと励みになりますので、ご遠慮なさらず、ビシバシホメて頂いても全く問題ございません。
 
私で良ければ、いつでも練習台になりますので、練習してみてください。(笑)

とは言え、上手くホメるのは難しいと思います。
 
さて、うまくホメるにはどうしたら良いのでしょうか?

【2.本書のポイント】

私は、ホメ出しの目的をこのように定義しています。
相手の「資産」になり得る言葉を贈ること。これがホメ出しする理由の全てです。
 
遠藤周作さんはお母さんから「お前には1つだけ良いところがある。それは文章を書いたり、話をすることが上手だから、小説家になったらいい」と言われ、本当に作家になりました。これが「一生のよい言葉」です。
 
「褒め出し」の1丁目1番地は、相手に「惚れる」ことです。
 
惚れレンズをかけて、観察になるとは、多角的な視点で、多面性の発見を目指す姿勢なんです。そして、観察の結果、もたらされた面の数だけ、ホメ出しは可能になります。
 
ホメ出しの姿勢に通底しているのは、「相手を信じる」ことです。思わぬ発見が相手の中に隠れているに違いない!そう心から信じることです。新大陸は、もう世界にはないけれど、目の前の人の中にあるのです。そう信じる冒険家にだけ、発見がもたらされます。
 
相手が自覚していない道こそ、ホメ出しするべきなのです。
 
ホメ出しすべき3つのタイミング
①相手が自信を失っている時
②相手に努力の跡が見えた時
③自分が相手に嫉妬した時
 
「ここしかない」「今だ」と言う絶妙なタイミングでホメ出しすることで、相手をホメ出し、ホメ生かすことができるのです。
 
相手が主役だと考える方が、コミニケーションは上手にいきます。私は人の話を聞く時、まるで劇場で素晴らしい芝居を見ているような気持ちになります。
(小松成美)
 
私は、誰に対してもフラットに接する。何歳であろうと、ただの人間だから。
私は、人間が1番面白いと思う。自分では知り得ない立場に、誰もがいるから。
(小松成美)
 
ホメ出しの表現
①オーバー
インド人もびっくり。インドカレー!(エスビーカレー)
 
①例える
それは、小さな栄養士。(カロリーメイト)
 
③ポジ転
青春がないのも、青春だ。(MATCH)
 
④新足し算
細マッチョ。(サントリープロテインウォーター)
 
⑤リズム
何も出さない何もひかない。(サントリーピアモルトウイスキー山崎)
 
⑥競合との比較
モノより思い出。(日産セレナ)
 
⑦心の声ダダ漏れ
うまいんだな、これがっ。(サントリーモルツ)
 
⑧遠回りの近道
金沢に来るなら、春か夏か秋か冬がいいと思います。(金沢市)
 
⑨みんなが天才
女の子は、振り出しに戻る名人だから。(earth music&ecology)
 
人の素晴らしいとこを見つめる見つける目があるから、あらゆる人を尊敬できる。
 
息子が特技を披露している時、彼の目には星が入っています。キラキラと輝いています。息子と世界と髪に調和し、生命力がみなぎっているのです。この瞬間をホメずして、いつホメめれば良いのでしょうか。
 
ふだんを変える。それが一番人生を変える。(本田技研工業)
 
ホメ出しとは、ささやかな、でも力を持った、社会貢献である。

【3.本書の感想】

ホメ出しとは、社会貢献なんですね。

 

確かに、世の中ホメ出しする人ばかりだと、明るい世の中になっていると思います。

 

引きこもっている人も思わず、ホメ出しされたくて外に出てくるかもしれません。

 

そのくらいのパワーがあるように感じました。

 

コピーライティングの事例がありますが、とても言葉が洗練されていて素晴らしいですね。

 

私も、こんな素敵な言葉でホメ出しできるようになりたいなと思いました。

 

たくさんの言葉を仕入れて、言葉に磨きをかけていきたいと思います。

 

ホメ出しの技術が上達すると、きっと人間関係も良くなり、楽しい人生になる気がします。

 

イタリア人の男性は、女性を見ると声を掛けないと失礼だとする文化のように、日本人は、他人に会うと挨拶をするようにホメ出しをする。

 

こんな文化にが定着すると、日本は本当に世界から憧れの国になると思います。

 

ホメることが苦手な人、ホメ方を少しでも学んでみたい人、人間関係をよくしたいと思っている人は是非、読んでみてください!

 

ホメ出しの技術 

 

【4.関連書籍の紹介】 

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