今週のお題「苦手だったもの」
それは、読書です。学生時代は特に難しい本が出てきて、文字ばかりのページを見るだけで、眠たくなりました。ところが、ここ数年で、読書の量が増えました。それは、面白い本がたくさんあることが分かったからです。私が、本をたくさん読むようになったのは、大人になってからですが、これがもし、子供のころから習慣ついていると、今頃は天才になっていたかもしれません。そんな、子供の教育について、科学的に正しい方法で教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
子供の教育は、なかなかうまくいかないモノだと思います。
なぜならば、親にとっては、ほとんど初めての経験だからです。
いろんなところで、いろんな教育論が交わされていますが、果たして、どの教育が自分の子供にあっているのかは永遠のナゾだと思います。
人生は、いろんな失敗した結果、いい人生が経験できるという人もいます。
結局は、人生万事塞翁が馬なのかもしれません。
古典の世界ではそんな話もありますが、教育熱が高まる現代において、親として、知っておくべき科学的に正しいことは、何なのでしょうか?
【2.本書のポイント】
これまで、個人の体験や感想だけを根拠に「絶対に正しい」「効果的だ」と言われてきた子育ての中にも、どうやらそうではない「ダメ子育て」があるということがわかってきました。中には、逆に悪影響を及ぼしていたなんて言う場合も報告されています。「すぐに叱る」子育て法は、脳科学的には逆効果になってしまうのです!脳は間違えたときに、最も効果的に学べるようにできている。子供が間違えたとき、親子で落ち込んでいる暇はありません。それでは、最大のチャンスを逃してしまいます。日頃から、子供が間違えたときに「間違えたから、脳が学ぶ最高のチャンスだ」と思えるようにサポートしていきましょう。人間のやる気の根本にあるのは、人とのつながり(関係性)、自分が何かできるという感覚(有能感)、それから、自分が決断したことを自分の意思に沿ってやっていると言う感覚(自律性)である。これら「心の三大欲求」が満たされると、私たちの心が満たされる。(お小遣いなど)外発的報酬に基づく自己肯定感は、短期的には高い効果を示すものの、長期的に依存していると、心にも体にも悪影響が出てくる。子供の結果を褒め過ぎてはいけないのに対して、子供の努力を褒めるのは効果的です。釣ることを目的に褒めてはいけません。自分の子供と他人の子供の能力を比較するのはやめましょう。親からの決めつけを子供に押し付けない。例えば、「あなたは女の子だから、文系脳よね」。絶対にやってはいけない最悪の声かけ。「そんな簡単な問題、なんでできないの」「本当にがっかり」「もう一回やってみて」「しつけ派」の子育てをやりすぎると、子供の心や体、社会的リスクにつながってしまうことが最新の研究で明らかになってきています。「のびのび派」の自立サポート型子育ては、子供の心の安定と、健全な社会性をホームだけでなく、成績や学校でのパフォーマンスまでアップをさせる。自立サポートの基本要素は、ズバリ、共感、説明、自己決定です。「ダメなことベース」の声掛けの問題は、「ゲームはダメ」「SNSはダメ」「スマホはダメ」と伝えるだけで、その他に何をすべきかなのを伝えられていないことです。子供がテクノロジーとうまく付き合っていくための3つのコツ1. 使わない時は遠くに隔離する。2. テクノロジーブレイクを使う。3. 親がロールモデルになる。ゲームやスマホの時間の直減らし方1. 2週間で15分ずつ減らす。2. 心の3大欲求を満たす代替品を用意する。3. 子供に考えさせる。子供のメンタルを強くすることが、子供の知能アップをするのに最も効果的だ。子供の求めるべき、自己肯定感は、「現実の自分をありがたく思う気持ち」です。なぜなら、「自己受容」「自己価値」とともに、子供のメンタルにいいことずくめだからです。マインドフルネスは、心に良い影響を与えるだけでなく、頭も良くなる良薬で、子供の考える力のサポートにはもってこい週間なのです。非常に強力な自己肯定感アップの方法があります。それは、利他的な行動をとること。相手にする優しい心を持ち、親切な行いをすることで、強力な自己肯定感につながります。利他的なマインドで、人に親切な行いをすると、自己肯定感と幸福感が一気に上昇するのは、人間の持つ根本的な欲求を満たすことができるからなのです。現代の子育てには、親ならだれでも、子育てストレスを感じてしまう理由がいくつもある。親に対して、非常に高い期待が押し付けられている。私たちのDNAは、ワンオペ子育てをするようにできていないのです。子育て中の親に最も必要な3つのこと子育てのストレスについて知ること。仲間を見つけること。自分の気持ちと向き合うためのストレスマネージメントスキルを身に付けること。やらないてはいけないと分かっていてもできなかったり、ついついかっとなって言ってはいけないことを言ってしまうのは、子供が子供であることの証です。【目次】
- 序章 「いい子育て」は疑って「科学的子育て」から始めよう
- 第1章 子どもの脳と心について知っておくべきこと
- 第2章 やる気がぐんぐん伸びる褒め方・叱り方
- 第3章 伸びる子どもを育てるために親ができること
- 第4章 メンタルも知能もぶっとく育てる科学メソッド
- 第5章 子育てがつらい科学的理由と対処法
- おわりに
【3.本書の感想】
このように、1つ1つ脳科学的にはこれが正しいんや~!的な本を読むと、本当にこの事実を知らないといい子には育たないの?なんてあまのじゃく的に思ったりします。(笑)
大きな方向性としては、その時代によって教育は変わってくるのだと思います。
変わらないのが、実は、ここでも示されている、親がロールモデルになるというやつですね。
簡単に言うと、親がお手本になるという事です。
酒ばっかり飲んでいるのに、勉強しろ!という親や、ゲームばっかりしているのに、勉強しろ!という親がいると、子供が反発して当たり前だと思います。
親が不良行動をすることで、子供自身があんな親にはならなように勉強しよう!となれば儲けものですが、たいていは、親と同じ道をたどります。(笑)
世の中のお父さん、お母さん。子供が目指したくなるような行動、または、こうなって欲しいと思う行動を自分が取ってみましょう!
この本は、お子様、特に小学生までくらいまでのお子様をお持ちの方にはとても、参考になる本です。
中学生、高校生を育てている方にも、教える側に人にも、もちろん役に立つ本です。
是非、読んでみてください!
【4.関連書籍の紹介】
親も天才になるという発想が意外と受けています。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!