京都のリーマンメモリーズ

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【書評】一流ファシリテーターの空気を変えるすごいひと言 中島崇学 ダイヤモンド社

今週のお題「大移動」

大移動といえば、机の上に知らず知らずのうちに溜まってくる本の大移動をしました。本を机の上から床の上に動かすのが第1ステップ。本棚の隙間を開けるのが第2ステップ。床から本棚に移動させるのが第3ステップです。このステップの中で一番大変なのは第2ステップです。なかなか本を捨てないので、本棚に隙間をつくるのが大変です。何か1つ考え方を変えれば、本の収納に執着しないのでと思っています。ひと言で本棚の様子は変えるのは難しいですね。今回は、会議などの打合せの場で、空気を大きく変えるひと言を教えてくれるすんごい本を紹介します。(笑)

 

【1.本書の紹介】

人が集まって議論をする場というのは、ファシリテーターの腕によって方向性が大きく異なってくると思います。
 
可能であれば、会議でファシリテーターを務めるのは避けたいですよね。
 
いつもいつもうまくいくわけではないし、うまくいかなかった時は、責任を感じて重たい気分になります。
 
一参加者であれば、ボケーっとしていられますが、ファシリテーターの役割をしている時は、居眠りどころか、気を抜くこともできません。
 
真剣に取り組んでも、うまく運ばないことはあります。
 
そんな時でも、一流のファシリテーターであれば、空気をかえて上手く進めていくそうです。
 
では一体、どんな言葉で雰囲気を変えているのでしょうか?

【2.本書のポイント】

「武者ぶるいしています」
「心臓がワクワク小躍りしています」
「手に汗を握っています」
どれも「緊張しています」の言い換えですが、かなり印象が変わりませんか?
 
「ピリッとした空気でやる気満々です」
やや強がりな言葉でも、口に出すことによって、自分を自分で自分を騙す効果を期待できます。
 
自分が今やっていること、自分の貢献したいポイント、期待を伝える内容の自己紹介をしましょう。
「今、営業で新製品を担当しています。現場のナマの情報をお伝えすることで、今日は新製品の応援団を増やしたいと期待しています」
 
何のために集まったのかわからない。そんな時のひと言
今日の会議の目的は、新しいオフィスの整理整頓計画の立案です。
 
自由に発言してもらいたい。そんな時のひと言
今日のルールは、人の発言を絶対に否定しないことです。
 
冷たい空気をなんとかしたい。そんな時のひと言
この時間を最高のひと時にします。そのために私はベストを尽くします。
 
一言で場を温めたい。そんな時のひと言、
この部屋の真剣な雰囲気のおかげで、私もだんだん調子が出てきました。
 
「おかげさまで」を付け加えるだけで、参加者の貢献欲求がしっかり出される。
 
お願いせずに発言してもらいたい。そんな時のひと言、
林さん何か言いたそうな顔をしておられます。
 
質問が出ず、残念な空気。そんなときのひと言
何か気になることや確認したいことがあればどうぞ教えてください。
 
一言で場を温めたい。そんな時のひと言
それはきっと大変でしょうね。
 
相手を認めていることを伝えたい。そんなときのひと言
大切なことをおっしゃったと思います。
 
盛り上がるあいづち
【家さ出たな】
い・・・いいですね 
え・・・エエ!
さ・・・さすが!
で・・・ですよね
た・・・たしかに
な・・・なるほど!
 
独りよがりな印象を避けたい。そんな時のひと言
ここまでの話は伝わっていますか?
 
意見の意見の違いが大きすぎる。そんな時のひと言
一案とニ案のメリット、デメリットを出していきましょう。
 
厳しい攻撃を避けたい。そんな時のひと言
言いにくいことをご指摘いただきありがとうございます。
 
やたら口を挟んでくる人を止めたい。そんな時のひと言
ありがとうございます。おかげでアイディアが浮かびました。
 
相手がなぜ悩んでいるのかもわからない。そんな時のひと言
そう思うようになったきっかけを教えてもらえますか?
 
【目次】

はじめに

第1章 空気がカタくて、重くてうまく話し出せない

    会話のスタートで空気をほぐす言葉

第2章 空気が冷たくて話が続かない応えてもらえない

    会話のキャッチボールが生まれる言葉

第3章 信頼されてない雰囲気で空気が痛い

    認めてもらえる言葉

第4章 空気がよどんで話が進まない時間が足りない

    ピリッと集中力が上がる言葉

第5章 けんか腰の荒れた空気が怖い

    お互いの動揺を静める言葉

第6章 空気を乱す困った人の対処法

    みんながチームになれる言葉

おわりに

【3.本書の感想】

空気を変えるひと言というのは、自分を中心に考えるのではなく、発言者や会議参加者の気持ちを考えた言葉が多いですね。

 

会議の中、焦る場面での発言は、考える時間が十分ではないので、つい正直な言葉を選んで墓穴を掘ってしまいがちです。

 

そんな失敗を避けるためにも、ふだんから、このようなひと言を準備しておくことが必要だと思いました。

 

特に、ファシリテーターと言われるような、会議進行に関わる方は、多くの修羅場を体験されていると思いますが、できることなら、修羅場は避けたいですね。

 

ファシリテーターを生業にしている方には、ぴったりの本です。

 

今度初めてファシリテーターを務めることが決まりどうしていいのかわからない方、会議参加者として気の利いたひと言を準備しておきたい方は是非、読んでみてください!

空気を変えるすごいひと言

【4.関連書籍の紹介】

話す前に準備をしましょう!

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話を聴いてもらうための話し方があります。

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雑談で空気を変えましょう。

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打ち解けるためには雑談が重要です。

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お互いに笑って、胸襟を開きましょう!

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上手に伝えましょう!

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笑ってもらうためにはコツが必要です。

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端的に話す。これが重要です。

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雑談力を上げるために準備をしておきましょう。

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最後までのお付き合いありがとうございました!