京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】シナリオ・センター式 物語のつくり方 新井一樹 日本実業出版社

今週のお題「急に休みになったら」
急に休みになったら、物語を作ってみたいですね。私は、会社員なので、半沢直樹に憧れがありますが、まずは、桃太郎や浦島太郎くらいの短いお話から作ってみたいなと思っています。そんな物語を書いてみたいという人に、物語の作り方を教えてくれる!というすんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

思い起こせば、子供の頃、作文が好きではありませんでした。

文章がうまくつながらないし、自分で読んでみても、面白くなかったからです。(笑)

今思うと、当時はストーリーそのものについてや、ストーリー展開などをわかりやすく教えてくれる教材がなかったように思います。

教科書に出てくる型の通りにするべきというような、窮屈なイメージがありました。

それ以来、自由に物語を作るなんて、したことがなかったと思います。

しかし、物語は技術なので、学べば誰でも物語が書けるそうです!

では一体、どうすれば、物語を書けるようになるのでしょうか?

【2.本書のポイント】

作家性は、技術力がつけばつくほど伸びます。表現力がつけば、表現の幅と深さのレベルが変わるからです。技術の向上によって、作家として見えてくる景色も、描ける世界も変わります。
 
「どう書くか」という技術が、あなたの創作の領域を広げてくれます。
 
才能を生かすも殺すも、物語を書くための表現技術です。技術の差が、作品の魅力の差となるのです。
 
ストーリーとは何かと言うと、物語の筋書きを意味します。筋書きとは何かと言うと、出来事の羅列です。ストーリーとは、出来事の羅列なのです。
 
物語は、「ストーリー」と「ドラマ」と言う2つの要素で、できています。物語とは、ストーリー構造を利用して、ドラマを描くことなのです。観客、読者が楽しむのは、ドラマなのです。
 
ドラマとは「人間を描くこと」なのです。作者である皆さんが捉えた「人間」の姿、すなわち登場人物のアクション、リアクションをシーンで描くことで、ドラマが生まれるのです。
 
シーンを面白くする方法をとてもシンプルにお伝えすると、登場人物のアクションとリアクションを魅力的にすることです。はい、終わり。たったこれだけです。
 
面白い物語を書くためには、ストーリーを考えるのをやめて、意識的にドラマを描くことを考えていけば良いのです。そうすれば、おのずと面白い作品を書くことができます。これは、100%自信を持って言えます。
 
登場人物は少なくていいから、徹底してキャラクターを作ることを心がけてください。相当物が違ってきます。(内舘真紀子)
 
登場人物のキャラクター×アクション・リアクション=面白いシーン

テーマを考えるときは、何かしらの「〇〇」について、作者の主張「△△)が必要になります。テーマを考えるときの公式です。テーマ=「〇〇は、△△だ」
「友情は、大切だ」
 
「天」×「地」×「人」=魅力的な素材
天:時代・情勢
地:物語の舞台となる場所・土地
人:登場人物
 
「テーマ」×「モチーフ」×「素材(天×地×人)」=面白い物語の設定
モチーフ:テーマに向かう一本の道。物語の核になるもの。
 
登場人物は、観客・読者を惹きつけるツールとして強力です。だからこそ、観客・読者は、物語の世界に、どっぷりとつかるために、魅力的な登場人物を待ち望んでいるのです。
 
「ストーリーはパターンだ」と言う宿命を突破してくれる唯一の相棒が、登場人物です。登場人物のキャラクターを考えることを、おざなりにしてはいけません。
 
シーンを書き始める前には、必ず登場人物を作ってください。登場人物は設定できれば、物語作りは一気に加速します。
 
まだ誰も見たこともあったこともない。登場人物を生き生きと描くことができるのは、他の誰でもない、あなただけです。創作の醍醐味を存分に味わってください。
 
「気強い性格」ではなくて、「気が強すぎる性格」。「真面目な性格」ではなくて「真面目すぎる性格」。「〇〇過ぎる」とすることで、キャラクターの輪郭がはっきりします。
 
次の文は、とても重要です。マーカーのご準備を。
憧れ性と共通性は、性格に紐付けて考えるべし。
 
正確に紐付いて憧れ性と共通性が作られることで、キャラクターに軸が生まれます。
 
シーンの肝は登場人物のキャラクター
 
【目次】
序章 創作の地図を手に入れよう
第1章 物語の姿を知ろう
第2章 物語の設定のつくり方
第3章 登場人物のつくり方
第4章 物語の構成の立て方
第5章 シーンの描き方
第6章 物語の活かし方

【3.本書の感想】

物語を想像すると、行き当たりばったりになるので、結局、何も書けない状態となってしまします。

 

しかし、この本を読むと、物語を書くには順番があって、その順番に書いていけば物語が書けることがわかりました。

 

物語を書く輪郭、全体像のようなものが理解できます。

 

作家さんが、旅館に缶詰めになって、ひたすら原稿用紙に向かって書き進めるイメージをお持ちではないでしょうか?

 

腕の痛みをこらえつつ、頭の中に浮かんだイメージを、ひたすら原稿用紙に書きだしていく様子。

 

私たちがこれを真似しようとすると、破綻します。(笑)

 

建物造りには設計図があるように、まずは、物語にもしっかり設計図を描くことが大事ですね。

 

それさえできれば、あとは、筆の任せるままに楽しんで書けるような気がします。

 

設計図をいかにうまく作り上げるか。

 

登場人物をどれだけ魅力的に表現できるか。

 

ずっと考えるのはつらいかもしれませんが、基本的には楽しい創造の時間だと思います。

 

物語を書きたいけど、書き方がわからない方、楽しんでもらう文章を書きたい方は、是非こちらをご覧ください!

物語のつくり方 

【4.関連書籍の紹介】

長編ですが、すぐに読んでしまいます。

www.fukuikeita21.com

文章が、美しい。

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トリックが素晴らしい。

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著者が漫才師だと思わない方がいいですね。

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カジュアルなストーリーもどうですか?

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最後までのお付き合いありがとうございました!