さあ、いよいよ始まりました!
皆様よりご応募頂いた、気になる本、オススメしたい本を紹介するリクエストウィークです!
【1.本の紹介】
第1回目はこちら、
「あなたが消えた夜に 中村文則 著」です!
【2.リクエスト頂いた方のご紹介】
こちらはガネしゃんさんのリクエストになります。
ガネしゃん id:yu_me_po-lly さん: 私が気になる本ですが、
中村文則さんの「あなたが消えた夜に」です(^o^)
ガネしゃんさんありがとうございました!
ちなみにガネしゃんさんのブログはこちらになります。
楽しい絵本やお手軽料理、お子さんのことなど日常生活からトピックを紹介されています。
www.yumepolly.com そんな幸せな日常を送られているガネしゃんさんのリクエストが
「あなたが消えた夜に」?
簡単に言うと、殺人犯とその真相を追う刑事の物語ですけど・・・。
なぜ?(笑)
【3.本のあらすじ】
連続通り魔殺人事件の容疑者“コートの男"を追う所轄の刑事・中島と捜査一課の女刑事・小橋。しかし、事件はさらなる悲劇の序章に過ぎなかった。
“コートの男"とは何者か。誰が、何のために事件を起こすのか。男女の運命が絡まり合い、
やがて事件は思わぬ方向へと加速していく。闇と光が交錯する中、物語の果てにあるものとは。
【4.本の感想】
さあ、気になりますね。
この本は400Pを越えた長編小説です。
最初、これだけ読むのにどれだけかかるのか?と思いましたが、割とすぐ読めました。
理由は、面白いからです。(笑)
次々と起こる展開が気になって、次が知りたい、次が知りたいと読んでしまいます。
この本を読んで感じたのは、懐かしい部分と新しい部分です。
懐かしい部分というのは、題材が殺人事件であるところです。
殺人事件があってその真相を追う為に警察が出てきて、警察側の人間模様と犯人側の人間模様が展開されていく。
この構図はミステリーの王道とも言えますが、とてもわかり易くて助かります。
新しい部分というのは、未解決事件への挑戦です。
治安の良い日本でも大きな事件が迷宮入りしています。
これは何が原因なんでしょうか?
意表を突くストーリー展開の中で、その答えが分かった気がしました。
犯人は変えられない運命を背負い、それが不幸への連鎖となる。
自分ではどうしょうもない過去と運命。
お金、愛、憎しみ、嫉妬、恐怖、人を超えた存在。
この様な要素が様々に入り乱れてストーリーが進んで行きます。
気が付かない間に自分がすっかり大人になってしまったので、この手の人間関係、社会関係は概ね、経験また疑似体験しているので、理解ができます。(笑)
背景はよくわかるので、想像するのがとても楽です。
だからどんどん読んでしまいます。
小説を読むと様々な環境で育っている人々、特に窮屈であったり、不幸な境遇の人がいることを考えさせられますね。
この小説の中身をどこまで言っていいのでしょうか?(笑)
今回は、小説なので、結末が分かってしまうと、楽しみが激減してしまうので、引用は最小限にしたいと思います。
家庭の核は子供であるって、私はずっと思い違いをしていたんです。家庭の核は夫婦仲ですよ。これが最も肝心なんです。それさえできていれば、親を見ている子供たちは勝手に健やかに育つ。でもそれが一番難しいんです。
なるほど!と思いました。
大事なのは夫婦仲ですよ!
在宅勤務で、夫婦仲が険悪になっているご家庭はございませんでしょうか?(笑)
うちは終わってる。
なんて言わずに少しずつ少しずつ良い方向転換していきましょう!
この本のクライマックス「あなたが消えた夜に」のくだりを読んだ時、この小説のあちこちの出来事が繋がり、あなたに何かが起こります!
この経験を是非ご体験下さい。
こちらの本を最初に紹介したのは、GWに間に合わせたかったからです。
5月最初には5連休が待っています。
長編小説了読という充実したGWになりますので、時間の空いた時、是非読んでみて下さい。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!
【5.出版社より】
毎日新聞出版社 図書編集部さん他からいいねを頂きました!
どうもありがとうございました!