京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】野村ノートの読み方 角盈男 カッパ・ブックス

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さあ、前回に引き続いてまいります!

皆様よりご応募頂いた気になる本オススメしたい本を紹介するわりと大好評(笑)、リクエストウィークです!

 

【1.本の紹介】

第3回目はこちら、

「野村ノートの読み方 角盈男著」です!

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【2.リクエスト頂いた方のご紹介】

こちらはK七さんのリクエストになります。  

 K七(id:knana19) さん:角盈男「野村ノートの読み方」あたりはどうでしょうかぁ 

 K七さん、ありがとうございました!

 ちなみにK七さんのブログはこちらになります。

ひたすら海老チャーハンを求めて、いろんなお店に行って食べています。そんなに海老チャーハンってあるの?と思っていましたが、実に様々な種類のエビチャーハンがあって驚きます。ご興味のある方は是非ご覧下さい!

www.knana.tokyo

【3.本の内容】

野村監督がヤクルト時代、春期キャンプなどのミーティングでホワイトボードに書いた内容が野村ノートと言われるモノで、角選手が現役時代、コーチ選手時代にノートにメモったものを余すところなく公開しています。
 
野村ノートは、イチロー、高橋由伸など、「シューッと来たボールをバーンと打て」と言われて理解できる天才には不要なものです。
 
ですが、それ以外の人はほとんどが普通の選手ですので、具体的に理解してもらおうとすると、言葉で説明する必要があり、指導する際の教科書となるものが野村ノートです。
 
野村ノートは、野球の技術面だけでなく、人生や幸せ、仕事という面からもアプローチしており、野球選手向けだけの教科書にしておくのはもったいない内容となっています。

【4.本のポイント】

野村監督は「人間は考え方ひとつでどこまでも成長できる」と言っている。
 
必ず目標設定をしろ。きちんとした目標設定をすることで、人間には達成意欲が生まれてくる。達成意欲があれば、そのための方法論を考えるようになる。そうなれば、あとは実行すればいい」
 
進歩とは試すこと。試すことによって変わることが進歩である。
 
理にかなっているかを考えることは、判断力を養うのに役立つ
 
欠点というのは、自分で意識しないと絶対に矯正、克服はされない。「直る」のではなく「直す」のである。
 
指導者、管理職は、若い人たちに対して、野球(仕事)を楽しくさせるためにはどうしたらいいのかということを考えていかなくてはならない。
 
失敗してダメになった人より、成功して駄目になった人の方が多い。
 
「失敗する怖さより、いい加減にやって成功してしまうことの方が、よっぽど恐ろしい」
 
打てばいい、抑えればいい、勝てばいいと言う「結果オーライ」を許してしまうと、必ずまた同じようなミスを繰り返す
 
プロセス重視の取り組み方で行動してほしい。
プロセス主義の人・・・活動は、人間を幸せにするという実感を持つ
→すなわち価値観を高める
=生きがいを持って生きていける人である。
 
すべてのプレーに意図、根拠を求める
 
【目次】
まえがき
第1章 人生とは何か?
 講義1 人生観とは?
 講義2 なぜ仕事をするのかを考えよ
 講義3 強く生きていくためのポイント
第2章 プロの世界で生き残る
 講義4 人と同じことをやっていてはダメ
 講義5 目的意識と目標意識
 講義6 自信を持つ
 講義7 プロ意識
 講義8 模倣から入る
 講義9 理を持って戦う
 講義10 観察力と対応力
第3章 自己の力を最大限に引き出す
 講義11 セールスポイント
 講義12 限界の超え方
 講義13 三つのカン
 講義14 内角球の活かし方
 講義15 ピンチからの脱出
 講義16 仕事を楽しむ
 講義17 スランプへの対処法
 講義18 敗戦学
第4章野村野球は頭の野球だ
 講義19 野球は二大要素からなるもの
 講義20 野球とは団体競技である
 講義21 野球の本質とは何か
 講義22 仕事の三大要素
 講義23 管理術
 講義24 練習論
 講義25 勝つための準備

【5.本の感想】

この本は、野村監督が阪神の監督になって1年目終了後のオフシーズンに角さんが書いたもので、野村監督の指導が阪神の選手に浸透していない現状をフォローしているようにも感じます。
 
阪神の選手は、せっかく再生実績のある野村監督が教えるとなっても、ペナントレース6位にいながら、ファンなどから甘やかされている、プライドばかり高く、あまり真剣に捉えていないようでした。
 
この本の出版を機会に、周りからのアプローチを加え、阪神の選手に目を覚まして欲しいというメッセージが込められていると思いました。
 

野村監督の本には、イチロー、古田、清原、などの選手が出てきます。

 

イチロー、古田には好意的ですが、清原に対しては良くは書いていません。

 

清原本人が、これまで、力で成績を残していたため、考えるという事をしていなかったということを指摘しています。

 

角さんは、清原が野村監督の元で再生をお願いすれば、もっと現役時代の成績は違っていただろうと言っています。

 

真摯に野球レベルの向上を願って取り組んでいれば、その後の転落人生も防げた可能性もあります。

 

この本は、野球指導者の為のものと考えられていると思いますが、人生に通じる教えがあったり、仕事にも役立てられる内容が沢山詰まってます。

 

野村監督のご自身の著書で「野村ノート」という本があります。
 
角さんの本が出た5年後に書かれていますので、煮え切らない阪神時代の事も総括もされています。
 
しかし、基本は「野村ノート」という野球選手を育てる為にどう指導したのか、どう考えたのかという事を書いてありますので、似ている部分はありますが、ある意味「野村ノート」に忠実なのは、角さんの書いたこちらの本になると思います。
 

野村ノートの中身をバイブルとして繰り返し読みたいという方にはこの本が一番良いと思います。

 

野球をする人、野球を指導する人、野球ファンの人、ビジネスを志す人などあらゆる人にお勧めです!

 

是非ご覧下さい!

 

 

【6.関係書籍の紹介】

野村監督が書いた野村ノートです。今回紹介した本の後に書かれたもので、阪神時代の葛藤も含め書かれています。ストライクゾーン81マス分析には驚きました。

www.fukuikeita21.com

 

野村監督がプロ野球選手として人生を全うできたように、誰でも、きちんとやることをやれば、夢が実現しますということを実体験を交え語っています。

夢を叶えたい方に是非オススメしたい本です。

www.fukuikeita21.com

 野村監督は天才ではなく努力の人だそうです。正しい努力をすれば、運が向いてくるという人生体験を語っています。

www.fukuikeita21.com

 

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!