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【書評】武器としての漫画思考 保手濱彰人 PHP

今週のお題「一生モノ」

一生モノと言えば本ですね。知らない間に本が増え続け、早くも部屋の周りを埋め尽くすまでになってしまいました。本は一度買うと捨てづらいですね。今回は、ビジネス書ではなく、漫画こそが一生モノの勉強になるのだというすんごい本を紹介します。(笑)

 

【1.本書の紹介】

漫画を読んでますか?

 

最近は、漫画作品の数も増えましたね。

 

テレビでも、しばしば名作と呼ばれる漫画が放映されています。

 

書店に行くと、たくさんの漫画がありますが、漫画を読むとちょっと罪悪感を感じたりしていませんでしょうか?

 

実は、漫画こそが、ビジネスを、人生を教えてくれるというのが、この本の主張です。

 

漫画を読んで、親から注意されている人からすると、水戸黄門の印籠のようなすごい本が登場しました。

 

さて、漫画を読むと何が良いのでしょうか?

 

【2.本書のポイント】

あらゆる場面において、自らを漫画のキャラクターに投影して考えてみる。
 
漫画は、世界最強の情報伝達媒体(メディア)である。
 
たった1コマだけでも、その面積の大きさによって、感情への影響力の大きさ、つまり「体感時間」の長さを経験させることが可能になります。
 
人の記憶は、感情の起伏に比例して定着します。その意味でも、ドキドキしながら漫画を読んでいる状況は、まさしく「学びの好機」なのです。
 
「明日会社がなくなるとしたら、今何をするか?」といった極限状況に身を置いて、思考を巡らすと、今まで思いつかなかったようなアイディアが浮かぶことがあります。
 
戦略とは、戦いを略す、と書きます。戦う前から、勝ちが決まっている状況を作ること。これこそが戦略的思考の要諦です。
 
進撃の巨人を読むと、「信念とは人それぞれであり、事実では、人は変えられない」ということ、そして、それが世の中から戦争がなくならない最大の理由であることを、まざまざと突きつけられます。
 
本当の学びとは、修羅場から得られるもの。人間の力は「背水の陣」でことに臨んでこそ本格的に発揮され、いざと言う場面で出てくるエッセンスことこそが本物の学びになります。
 
普通に生きていて、極限状況に身を置く経験はなかなかないと思います。だからこそ、疑似体験として漫画から学び得ることに意義があるのです。
 
リーダーシップにおける究極の姿は、サーバント・リーダーシップだと筆者は断言します。「自分以外の誰かに、リーダーシップを委任すること」です。
 
Z世代に対しては、「頑張れば、これだけ素晴らしい未来が待っている!」というアジテーションは通じません。自分を犠牲にしてまで頑張る理由が理解されないからです。
 
Z世代には、単純に「これって面白いよね」と共感する方がうまくいきます。
 
人は、感動したものや憧れた人物・キャラクターからの影響を受けがちです。状況や環境によって適した意識段階を使い分けるのが理想です。
 
漫画は、表情・空気・複数人の感情という多角的視点を同じページで描写できます。漫画ほど優れたメディアはないと言えるでしょう。
 
中長期的に成功するには、短絡的な焼畑的商法ではなく、将来を見据えて「信頼」という無形資産を積み重ねる努力が望ましいでしょう。
 
価値観が多様化し社会が流動的な現在では、相手を支えるリーダーの元に優秀な人材が集まります。
 
営業なら、物を売り込むだけでなく、相手の社会的地位や信用につながり、関係の未来が見え、選択肢が増える提案を。
 
リーダーは、相手の言葉の裏にある「本当に求めているもの・脅威」を想像しながらコミュニケーションを。
 
戦争映画は「極限状態」を描きます。それを読むことで「人間とは本来どういう生き物か」が分かります。
 
自分の意見や意思決定には責任が伴うため、外部に理由を求め「従っただけ」でいたくなるのです。
 
閉塞感のある社会や企業では、個人プレー的な動きが良い結果を生むことも。
 
SNSで推しの素晴らしさを語り、仲間とつながる—これは「自由に意見を言える場所」を得て「社会参画の実感」を生む行為です。
 
「水平的成長」だけでなく、多様なレンズを得て自己変容する「垂直的成長」でステージは変わります。
 
人生には合理性やサイエンスだけでなく、やり抜くことも必要。
 
「どうやって美大に合格したか? 漫画家になれたか?」—答えはただ手を動かし続けること。(東村アキコ)
 
目の前の全てが学び。山や谷があるから人生は面白い。人生を賛歌し前向きに生きるための教科書として、この漫画は存在すると作者は言います。
 
漫画は“現代のリベラルアーツ”。
 
【目次】

第1章 漫画は世界最強の情報伝達媒体である―日本の漫画がなぜ評価されるのか

第2章 漫画を通してビジネス・経営の本質を理解する―極限状態で実力を発揮する多角的視点と戦略的思考

第3章 人を動かす「主人公たちのリーダーシップ」―相手の世代に応じてキャラを使い分けろ

第4章 悪用厳禁!人を惹きつけ、お金を呼び込む「心理テクニック」―成功する人は漫画をこう読む

第5章 人間の素晴らしさを漫画から学ぶ―人はいつだって成長できる

【3.本書の感想】

中学、高校生時代は、漫画を避ける自分がいました。

 

理由は、漫画は娯楽なので、勉強の邪魔という位置づけでした。

 

大学になると、週刊誌モーニング(連載代表作:課長島耕作、沈黙の艦隊、クッキングパパ等)を読んでいました。

 

漫画が、単なる娯楽から、大人の読み物としても、素直に面白いと変化を感じた時期でした。

 

最近、書店の漫画コーナーに行くと、その種類の多さに驚きます。

 

しかし、私の知っている漫画はほとんどありません。

 

それでも、日本にはとても大きな市場が、確実に存在しています。

 

そんな中、今まであまり表に出なかったタイプのこの本は、漫画を強く肯定する本です。

 

漫画を読むことで、ビジネス書にも書かれている内容を理解できると言っています。

 

本書の中では、確かに、漫画とビジネス書が結びつけられています。

 

みなさんおなじみのホリエモンも、漫画をたくさん読んでいることで有名ですね。

 

ホリエモンも漫画推進派です。

 

知らないうちに、漫画が単なる娯楽から、ビジネスをそして人生を教えてくれる媒体に変化していました。

 

年配の方の中には、漫画は良くないモノという認識をお持ちの方も多いと思います。

 

しかし、時代は確実に変わりました。

 

有益な漫画がたくさん出ています。

 

これを読まない手はないと思います。

 

本書には、シーン別の著者お勧めの漫画が紹介されています。

 

また、そのテーマに関するビジネス書も紹介されています。

 

漫画に対する固定観念が変わると思いますので、ぜひ読んでみてください!

武器としての漫画思考

 

【4.関連書籍の紹介】

思考シリーズです。

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最後までのお付き合いありがとうございました!