今週のお題「自由研究」
自由研究と言えばアウトプットのことです。現代社会では、常にアウトプットが求められています。さて、そのアウトプットを、どのようにすれば他(笑)
【1.本書の紹介】
「仮説思考」「右脳思考」でおなじみの著者の最新作です。
短時間で他の人とは違うアウトプットを出すにはどうしたらよいのかを説明しています。
今までのように、まずはしっかりと情報収集から、というスタンスではダメだそうです。
では、一体、どのようにすれば、他人とは違うアウトプットが得られるのでしょうか?
【2.本書のポイント】
人と同じ情報源をもとに、人と同じような発想をしていけば、仕事で差別化する事は、今後ますます難しくなり、より若い人やAIに置き換えられてしまう可能性が高くなる。だからこそ、どれだけ他人や他社と異なるものの見方ができるか、あるいは人より早く自分なりの回答を導き出せるかが重要となる。「情報通」である事は、もはや差別化にならない。それはなぜか。その理由の1つとして、「情報を持っていること」が差別化の要因になりにくいことが挙げられるだろう。情報収集(インプット)の段階で差がつかないと、何が起こるのか。アウトプットが皆、似たり寄ったりのものになってしまうのだ。「なぜインプットから入ってはいけないのか」、それは、世の中がどんどん「不確実な時代」になってきていると言うことだ。最新の情報をどんなに集め、分類したところで、予想もつかないような「まさか!」と言う出来事が頻発する。マーケット情報や競合他社の動向などを調べ尽くし、その結果として出てきた戦略や企画は、大抵の場合「too late」であることが多い。アウトプットとは「仕事の目的」であり、さらに言えば「あなたの本当の仕事は何か」と言うことにもなる。「自分のアウトプットとは何か」が不明瞭な人もいるはずだ。ぜひ一度、考えてみていただきたい。「ある目的を達成すること」(アウトプット)のために、「その目的を達成するための手段」(インプット)が必要となってくる。経営者は、情報量が3割しかない段階で決断しなければならない。5 割になるのを待っていたら遅い。日々のあらゆる場面において、意識的に「短い時間で決める」経験を積む。情報に飛びつくのではなく、「その先に何があるのか」を考える人は成功する。必要な3つの視点肌感覚でそれをつかむ。それをマクロで見る。肌感覚で得た情報をマクロで俯瞰し、その後もう一度「掘り下げる」世の中の大半のものには「唯一絶対の正しい答えなど存在しない」「頭の中に情報を整理して入れるための仮想の仕出しを作っておく」差別化の近道は、人のやっていないことをすることだ。それが今の時代においては「アナログ」なのである。いろいろな人に会って直接話を聞く、ネットでは得られない書籍や専門的なメディアの情報を足を使って稼ぐ。著者は自分の書いたものが本当はどう受け止められているのか、知りたくてしょうがない。【目次】第1章 「インプット」では差がつかない時代
第2章 「アウトプット」から始める情報術―最速で成果にたどり着くために
第3章 自分の「立ち位置」を意識することが、差別化の第一歩
第4章 知的生産の秘蔵のノウハウ「20の引き出し」
第5章 最もラクな差別化戦略「デジタルとアナログの使い分け」
第6章 私の情報源1 コンサルタントが最も重視する「現場情報」の集め方
第7章 私の情報源2 新聞・雑誌、本、テレビ、ネット…各種メディアとのつきあい方
【3.本書の感想】
えらい時代になりました。
昔は、情報を握っている人が強かったので、例えば記憶力の強い人がエライみたいな風潮がありました。
今は、記憶力がなくても、どこにその情報があるのかを知っていれば、ある程度状況を理解できる時代になりました。
そんな時代で大事なことは、大量の記憶や情報収集ではなく、自分で考えることなんですね。
自分で考えるので、間違うこともあるでしょうが、考えて早く判断することが他人と差別化する1つの行動のようです。
企業に属していると、必ず他社はどうなんだ?という問いに当たります。
今までは、他社もやっているので、やりましょう!が正解でした。
今後は、他社がやっていないからやりましょう!と言える、そしてそれが実現できることが重要ですね。
自分で考えたことを実行すると、当たり、外れはあるとは思いますが、まさか!という状態が起こった時、それは誰も予想していないはずなので、気楽に実行していきましょう!
他社やライバルと異なるアウトプットを出したいと思う人はぜひ、読んでみてください!
【4.関連書籍の紹介】
アウトプットができなくて困っている方は、まずはこれから読んでみてください!
読書をしたら読みっぱなしでは損しますよ!
最後までのお付き合いありがとうございました!