京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】 読書は「アウトプット」が99%   藤井孝一  三笠書房

【1.本書の紹介】

最近は「アウトプット」という言葉が流行りなんでしょうね。

 
至る所でこの言葉を目にするようになりました。
 
私は、本屋で「読書」とか「速読」という題名を見ると、思わず手に取って読んでしまいます。
 
今回も、思わず、引っ掛かってしまいました。(笑)
 
この題名は、「読書」と「アウトプット」と「99%」とキャッチーワード3連発で、軽い感じの題名になっていますが、中身はとてもしっかりした内容となっています。
 
著者の藤井さんは「週末起業」で有名な方です。
 
 私は、藤井さんの著書「ビジネススキル大全」という、ビジネスマンなら読むべきビジネス本を紹介した本を読んで以来、しばらくはこの本から、次に読むものを選書してしていました。
 
大全を発行するほどの読書家の藤井さんが、読書について語っているのがこの本です。
 
読書の必要性、読書をする際心掛ける事、読書時間の確保の仕方、アウトプットの方法など、とても分かりやすく書かれています。
 
藤井さんの文章はとても分かりやすく、大変スマートな感じがします。
 
私もいつか、こんな感じの大人になりたいな~なんて思っています。(笑)

【2.本書のポイント】

本は読む(インプット)だけでなく「アウトプット」することで、もっと血となり肉となるー私が本書で言いたいのはこのことです。
アウトプットといっても、何も特別なことをする必要はありません。基本は「話す」「書く」「行動する」ーこの3つです。
 
要約力をつけるには、本を読みながら、「この項目は何を言いたいのか」「この章は何を言いたいのか」「この本は何を言いたいのか」と要点を集約していくことです。
 
会社側の思惑に従うだけでは、自分自身の成長は望めません。
 
本による自己投資は、当然セミナーよりも安価で済むわけですが、だからこそ「ケチらない」ことが重要です。
 
使える情報3つ以上あったら、買いです。
 
いい本かどうかの「見極めポイント」
・「著者プロフィール」は信頼できるものか
・「目次」はしっかりと練られたものか
・「まえがき」にピンとくるか
・「本文」に”使える情報”はあるか
 
平々凡々としたサラリーマン生活抜け出したいと思うなら、普通の人が「そこまでするの?」と思うくらい徹底しないと変われません。
 
情報を手に入れた人こそ勝者になれるのです
 
◆本選びに役立つ「書評サイト」&メルマガ
・マインドマップ的読書感想文
 
・ビジネス選書&サマリー
 
・HONZーノンフィクションはこれを読め!

HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!

 
 ・松岡正剛の千夜千冊
 
毎年8万冊という膨大な量の本が出版されているので、存在すら消えて知らないで消えていく本は無数にある
 
「つまらないな」と思ったのなら、何がどうつまらなかったのかを書けばいいのです。
 
数年前から、「評価経済」と言う言葉が注目を集めています。情報活用の多いサービス業などにおいて、直接的な対価でなく、間接的な対価によってお金が回る経済のことです。書評はまさに、評価経済の一端を担う活動です。
 
いい評価を下せるということは、自分に付加価値をつけることにもつながるわけです。
 
書評を書くにはコツがあります。その本に「何が書いてあったか」「そこから何を学んだか」「それをどう活かすか」。この3つを柱にしてまとめるのがポイントです。
 
メルマガを書くときのコツは、まずフォーマットを作ること。私は約1500字を目安にして、5つほどの要点をまとめています。全体の流れは、①最初に本の要約を書き、②次に著者がどういう人物なのかと本の概要を説明し、③その本が生まれた背景気づき、特徴などを書いて、④最後に「この本はこういう人にお勧め」と書いて締める、というパターンで毎号書いています。
 
最近ではTwitterやFacebookで積極的に読者と交流しようとする著者増えているので、著者と直接やり取りするチャンスはいくらでもあります。
 
先義後利」と言う言葉がありますが、これは中国の古典「四書」の1つ「孟子」に出てきます。意味は「義を先んじて、利を後にする」、すなわち「国を治める上で1番大切なことは、目先の利益ではなく道徳、社会の原理、原則である」という教えです。
 
本を読んだり、勉強熱心経営者は、日々のビジネスでも様々な工夫をしています。
 
自分はどう生きていくべきか」「何をすべきか」と言う永遠のテーマを考えないで生きる人生は、お金があっても味気ないものでしょう。
 
今までにない発想を得るには、今まで無関係だった分野にも足を踏み入れてみるのが1番です。
 
人は結局のところ、感情で動く動物です。何かに心を動かされる、感動させられることが、人を動かす何よりの原動力と成し遂げることができません。感動するからこそ、人を感動させることができるのです。
 
ビール片手にテレビを見ている限り、今の生活をレベルアップさせることができません。テレビもお酒も、読書の敵です。
 
◆私はこんな本を読んできた
・「TQ9」ハイラム・ダブル・スミス
・「企業参謀」大前研一
・「人生を変える80対20の法則」リチャード・コッチ
・「バビロンの大富豪」ジョージ・S・クレイソン
・「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ
・「日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル」橘玲
・「GIVE&TAKE」アダム・グラント
・「プロフェッショナルの条件」P・F・ドラッカー
・「原因と結果の法則」ジェームス・アレン
・「3週間続ければ一生が変わる」ロビン・シャーマ
・「未来の働き方を考えよう」ちきりん
・「自分の小さな箱から脱出する方法」アービンジャー・インスティチュート
・「サーバント・リーダー」ジェームズ・ハンター
・「人を動かす」デール・カーネギー
・「サピエンス全史(上下)」ユヴァル・ノア・ハラリ
・「ワーク・シフト」リンダ・グラットン
・「2052」ヨルゲン・ランダース
・「代表的日本人」内村鑑三
・「人生計画の立て方」本多静六
・「孫子の兵法」守屋洋
 
【目次】
はじめに
1章 もっと「本の話」を誰かとしよう
2章 「速読」よりも「乱読」せよ!
3章 読書を最高の「自己投資」にする技術
4章 「お金を稼ぐ人」は、本を買う読む!
5章 私は、こんな本を読んできた 

【3.本書の感想】

「本選びに役立つ「書評サイト」&メルマガ」こちらは、それぞれのサイトは力が入っていすので、サイトの書評の数や内容を見たら、その量の多さに負けてしまいそうになります。

 

本屋へ行って何か本を買って、1冊読んだ方が確実に早い。

 

それくらい中身の濃いサイトになっています。

 

「松岡正剛の千夜千冊」のサイトを見た時は、知らないタイトルの書籍のオンパレードで、気が遠くなる気がしたのを覚えています。

 

サイトの書評を読みすぎて、疲れてしまって本のことを嫌いにならないでください。私のことは嫌いでも(笑)

 

リンクを貼っていますので、ご興味のある方は、時間のある時に覗いて見て下さい。

 

注意:時間のある時ですよ!

 

一番のお勧めは「ビジネスブックマラソン」です。

 

私も、このメルマガを読んでいます。

 

理由は、対象がビジネス書である事、書評が(土日祝除く)毎日届く事、一人が選書している事です。

 

「私はこんな本を読んできた」で紹介されている本は、ほとんどは「ビジネススキル大全」で紹介されているものと重なりますが、世の中に出版されている本の中から、選びに選ばれた本がこのリストだと思います。

こちらの本には、上記のリスト以外にも、お勧めの本がたくさん紹介されていますので、ご興味のある方は、是非ご覧下さい。

 

ビジネスマンにとっては、必須の本を紹介して頂いている事になりますので、未読の本については早めに読んでしまいたいと思います。

 

と、いつも思っています。(笑)

 

 「 最近ではTwitterやFacebookで積極的に読者と交流しようとする著者も増えている」
とあります。
 
リーマンメモリーズの書評をツイッターで紹介すると、著者からお礼を頂くことが度々あります。
 
これは、嬉しいですね。
 
ただ、あまり高評価していない場合は、複雑な気分になります(笑)
 
「テレビもお酒も、読書の敵です」と指摘されています。
 
全く、そのとおり!です。
 
私は、その敵と上手くお付き合い出来る方法を探っていきたいと思います。(笑)
 
ポイントを絞った中身のある読みやすい本ですので、是非読んでみて下さい!

読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (単行本)

【4.関連書籍の紹介】

ビジネスマン必読の書を知りたい方は、こちらをどうぞ!

ビジネススキル大全―――2時間で学ぶ「成果を生み出す」全技術

 

最近の「アウトプット」ブームに火を付けた震源地本は、こちらをご参考下さい。
www.fukuikeita21.com最後までお付き合い頂きありがとうございました!

【5.出版社編集部より】

三笠書房 編集部さんにリツイートして頂きました。f:id:bkeita:20191108045451p:plain三笠書房 編集部さんありがとうございました!