京都のリーマンメモリーズ

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【書評】天才性が見つかる 才能の地図 鈴木祐 きずな出版

今週のお題「捨てたい物」

捨てたいモノは、過去の恥ずかしい思い出ですね。これを捨てられると、後悔する時間過ごさずに済みそうな気がします。それから、怒られた記憶も捨てたいですね。仕事で失敗した時は、意思に反して怒られることがありますね。もし、意図しないことに怒られ続けるのであれば、その仕事に合っていないのかもしれません。そんな人に、自分の才能を見つけてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

あなたは、自分の才能は何か、はっきり理解できていますでしょうか?
 
ちなみに私はまだ、わかっていません。(笑)
 
例えば、人よりも早く走ることができたり、問題を多く解くことができたり、様々な才能が有りますね。
 
人と比べて、負けている。
 
ただそれだけで自分には才能がないと、判断している人も多いのではないでしょうか?
 
才能というのは、人よりも優れたことができるようなイメージですが、実は、自分だけの都合で決まるものではないようです。
 
では、才能はどういったもので、どのようにすれば、自分の才能を活かすことができるのでしょうか?

【2.本書のポイント】

人間が才能を発揮できないのには、3つの理由がある。
①「好き」や「得意」なことで、才能を探そうとしている。
②人生を成功に導く「特別な能力」があると思っている。
③人生は「生まれ」で決まると思っている。
 
「不安になりやすい人」が持つメリット:未来に起きそうなトラブルへの準備をうながす。
「自信がない人」が持つメリット:自信家よりも能力が育つスピードが早い。
「協調性がない人」が持つメリット:独創的なビジネスを始めたり、斬新な発明を思いつくケースがよくある。
「内向的な人」が持つメリット:他人の心を読むのがうまい傾向がある。
 
未来の収入を増やすために、やり抜く力よりも重要な能力
・比率や割合などの数学数字を使って推論ができるか
・文章において段落ごとの関係や役割を理解できるか
 
参加者が使う対象戦略を「一次的コントロール」と「二次的コントロール」と呼称している。これは社会心理学の用語で、「一時的コントロール」は、困ったことがあったら、環境を変えようとするタイプで、欧米人によく見られる。「二次的コントロール」は困ったことがあったら、自分の認識を変えて環境に適応しようとするタイプで、アジア人に多い。
 
トレーニング方法が確立されている分野は、練習の効果が出やすい。
 
初めて練習をする際には、その分野の専門知識を持ったコーチの指導を受ける必要もある。
 
「他人に勝つため」ではなく、「過去の自分に勝つため」であれば、努力は裏切らないと言っていい。
 
①人生の成功を約束するような能力は無い。
②人生の成功に関わる要素は無数に存在する。
 
育った環境に差がない時は、生まれつきのIQの差が成果に反映されやすい。
 
君たちが持つ遺伝子の働きは、後から努力で変えられる。
 
私たちの遺伝子は、親から受け継いだものが全て使われるわけではなく、それぞれにつけられた照明スイッチのオンオフが環境によって切り替わるようにできている。
 
自分と似た人が多い環境では、遺伝の影響が大きくなり、人生の成功は「生まれつきの能力」に左右されやすくなる。
 
①どんな人でも、何らかの有意なかたよりを必ず持っている。
②自分の苦手なことだろうが、有意なかたよりであれば役に立つ。
 
君とっては苦手で嫌いなことでも、周囲とのバランスによっては「優れた能力」になりえる。
 
自分に「才能」があるかどうかを、自分で決めることはできない。君たちの持つ特性は状況によって評価が変わり、ある場所では「良い」とされた能力が、別の場所では「悪い」と判断されてしまう。
 
私たちが能力を発揮するのに、他者より優れようとする必要は無いし、自分が得意なことを突き詰めようとする必要もない。ただ、かたより続ければ良い。
 
ルールがはっきりした世界では、特定の遺伝子を持った人が活躍しやすいし、練習を重ねた人ほど勝率は上がる。
 
ルールが曖昧な世界ほど、弱者による逆転が起きやすい
 
彼が認められたのは、彼が業界を支える暗黙のルールを研究し、尽くし、その上で新しいことをやったからだ。型破りをしたいなら、まずは正しい形を知らねばならない。
 
弱者が逆転するには、既存のルールを研究する必要がある。
 
【目次】
第1章 なぜ「好き」と「得意」で才能を探してはいけないのか?
第2章 成功に欠かせない才能が存在しない理由とは?
第3章 なぜ人生は「生まれ」で決まらないのか?
第4章 「才能」を決める3つのルール
第5章 戦い方を決める
第6章 異能を使いこなす

【3.本書の感想】

才能というのは、絶対的に決まった何かが優れていることだという見方をしていました。

 

ところが、同じ才能でも、場所によって評価が変わるという指摘になるほどと思いました。

 

私の経験では、小学校のころ転校先で、初めてバスケットボールチームに入りました。

 

そこでは、どう頑張っても1軍には定着できず、2軍に甘んじていました。

 

ところが、再度の転校先ではバスケットクラブがありませんでした。

 

タイミングよく、授業でバスケットがあった時には、ヒーローになりました。

 

前の学校では、珍しくないレベルでしたが、次の学校では、余裕でトップレベルになっていました。

 

つまり、もし自分がやりたいことがあるのであれば、同じレベルの人が多いところで伸び悩むよりは、あまり普及していないところでやるのも1つの方法だなと思いました。

 

例えば、空手で日本一になるというのは難しいと思います。

 

そこで、海外に行って、道場を開き、その国の一番の選手が集まる道場になったお話をテレビで見たことがあります。

 

実は、自分に馴染みのある業界ではなく、全く別の業界に行ったとき、自分の今のスキルが活かせるかもしれません。

 

その時、才能があるね!と思われるものなのかもしれません。

 

自分のスキルを上げる事ばかりに焦るよりも、かたよりを見つけることも大事だなと思いました。

 

今の自分に自信を無くしている方、自分の活かし方がよくわからない方はぜひ、読んでみて下さい!

【4.関連書籍の紹介】

才能を科学すると、答えはとってもシンプル。

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最後までのお付き合いありがとうございました!