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【書評・要約】山口周『クリティカル・ビジネス・パラダイム』 ― SDGs時代の新しい起業戦略とは?

今週のお題「同級生」

中学校時代は軟式テニス部でした。その同級生とたまにですが、いまだにLINEで会話しています。地元に残っているのは1名だけなので、その1名からの発信が会話のきっかけになることが多いです。昔ながらの場所にいると、自分自身が変化することが難しいようですね。そんな中、いま、世界で勃興しつつある新しいパラダイムを教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)

 

サステナブルビジネスや起業を考えている方必読!
テスラやGoogleに共通する「社会課題を解決することで成長する」新しいビジネスのあり方を、山口周氏の最新作『クリティカル・ビジネス・パラダイム』から学びます。

【1.本書の紹介】

この本では、今までのビジネスをアファーマティブ・ビジネス、テスラやグーグルなど社会課題を定義してそれを解決することを目的とするビジネスをクリティカル・ビジネスと呼ぶようです。

 

人類誕生から、ずっと解決できなかった飢えや病気など様々な課題を解決して、現代では人類の課題は変化しています。

 

その課題に注目し、ビジネスにつなげることが、これからのビジネスとなるようです。

 

さて、クリティカル・ビジネスを興すにはいったい、どうすれば良いのでしょうか?

【2.本書のポイント】

テスラ、Google、パタゴニア、アップル、エアビーアンドビー、これらの企業が短期的に非常な成長を遂げた理由は1つしかありません。それは、「市場に存在しない大きな問題を、企業の側から生成することに成功したから」です。


アファーマティブ・ビジネスのパラダイムにおいて、市場機会が「個人的な欲求、要求に出し、個人的に見出されるもの」であるのに対して、クリティカル・ビジネスのパラダイムにおいて、市場機会とは「社会的な要請と共感に根差し、集合的に紡がれるもの」


多くの人が「そういうものだ」「仕方がない」と甘んじて受けている現状に対して、批判的な考察を行い、現状とは異なる「あるべき姿」を提示することで、多くの人が共感する「新しい問題」を生成して、ビジネスを生み出すのがクリティカル・ビジネスなのです。

 

基本的なニーズが満たされた社会において、消費が社会的な地位を他者にみせびらかすための記号という意味を大きく持ちます。そのような社会において「他者に優越したい」と言う人々の欲求を、肯定的に企業が受け入れ、これを満足させるために、全力で取り組めば何が起きるか、容易に想像できるでしょう。

 

クチネリ氏は「ロマン主義と啓蒙主義」と「人文主義と資本主義」が両立可能であると説明し、ブルネロ・クチネリが「サスティナブルで上品な水準の利益」しか追求しないことで、地球や人間性への損傷を最低限に留めながら、事業を推進することを改めて強調したのです。


これまで大きなインパクトを伴って世に登場してきたブランドや企業の多くは、「何かを強く肯定する」よりも、むしろ「何かを強く否定する」ことによって、そのブランドや企業のアイデンティティーを戦列に社会に指名してきた、と言う印象があります。

 

テクノロジーやイノベーションが経済を成長させると言う主張を無邪気に振り回している人がよくいますが、この考えは一種の宗教です。


ビジネスはこれまで、それぞれの時代において、社会に存在する問題を解決することで、経済的価値を生み出してきました。したがって、社会に残存する問題が減ってくると、経済成長が経過することになります。


古代以来、歴史を通じてこれまで主流だった「自分のための運動」は、21世紀に入ってから「他者のための運動」に変わってきている。


近年、特に一定世代以下で顕著に見られる、環境や社会へ配慮したライフスタイルや消費スタイルは「環境や社会への配慮が自己利益として内部化されること」によって駆動されている。

 

今、世界で 進行しているのは、20世紀以前の世界において肯定されていた欲望や欲求を抑制すると言うことではなく、それを超克的にアップデートすると言う趨勢なのです。


人から評価されるのであれば、そのアイディアはイノベーティブではない。


私たちには「声を上げる責任」があります。あなたがもし、何かおかしいと思うものがあれば、どうぞ「これはおかしい」と声を上げてください。人々がそうすることによって、私たちの社会は少しずつ、前に進んできたのですから。

 

「未知に身を投げ出していくこと」「より開かれた機会に自分を投げ出していくこと」の大事さ。

 

【目次】

第1章 クリティカル・ビジネス・パラダイムとは?
第2章 クリティカル・ビジネスを取り巻くステークホルダー
第3章 反抗という社会資源
第4章 クリティカル・ビジネス・パラダイムの背景
第5章 社会を変革したクリティカル・ビジネスの実践例と多様性
第6章 アクティヴィストのための10の弾丸
第7章 今後のチャレンジ

【3.本書の感想】

近年、つい最近まで肯定されていた大量生産・大量消費が、悪とみなされるようになっています。

 

作りすぎや使いすぎも否定されるようになりました。

 

それは、地球環境に良くないからです。

 

最近は、サステナブルな消費が求められています。

 

私たちは地球の一員として、地球を破壊する行動をとってはいけません。

 

地球環境にやさしく、負荷をかけない消費を心がけなければ、地球は持続できなくなってしまいます。

 

グレタさんが訴えているように、今までの大人たちがしてきたことをそのまま継続していけば、地球存亡の危機はさらに近づきます。

 

現代において私たちは、ビジネスを通じて人の欲求にこたえることよりも、地球環境を考えた商品やサービスに重心を置いていかなければ、社会から淘汰されるかもしれません。

 

昭和の時代とは明らかにビジネスの背景が変化しています。

 

このことをしっかり認識する必要があります。

 

この本では、これから主流になるであろうビジネスの考え方を教えてくれます。

 

起業を考えている方、企業戦略を考えている方は、ぜひ読んでみてください!

 

 

【4.関連書籍の紹介】

SDGsをビジネスに結び付けましょう。

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Z世代の考え方を知っておきましょう。

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アマゾンの儲け方を見ておきましょう。

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ドン・キホーテの商売の基本はこれです。

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最後までのお付き合いありがとうございました!