京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】ひとことで整える  堤藤成 祥伝社

今週のお題「これで冬を乗り越えました」

寒さ対策と言えば、使い捨てカイロ「マグマ」です。早朝の路上、とても寒い中、凍えながら歩きます。めちゃくちゃ寒い時に、ポケットの中で熱く燃える「マグマ」。これが、とてもいいんです。このマグマの暖かさを味わいたくて、寒さの中歩いているのではないかと思うくらい、贅沢な気持ちになります。たった1つの暖かさなのですが、おかげで、心まで温かくなりますし、その効果は計り知れません。モノではありませんが、言葉1つで大きく心が揺さぶられることがありますね。ひとことで整え方を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

ふだん何気なく生活をしていて、なんとなく流されてるなーって感じることはないでしょうか?
 
それは、自分の生きたい方向が定まっていないからかもしれません。
 
自分は、どういう風に生きて行きたいのか?
 
なかなか難しい問題だと思います。
 
しかし、自分を見つめて自分の方向性が決まれば、その言葉を頼りに人は、目的の方向に生きて行けるそうです。
 
さて、どのように言葉をつくれば、自分の思う方向に進むことができるのでしょうか?

【2.本書のポイント】

「コピー化」とは、自分や自社の「らしさ」の本質を掴んだ「キャッチコピー(ひとこと)」を紡ぐこと。
 
「コピー化」は、現代における「幸せへ至る道」なのです。
 
「言語化」は、言葉を「生産」する技術ですが、「コピー化」は、人生を「生産」する技術です。
 
あなたは無理に差別化しようとしなくても、既に唯一無二の個性を持っている存在である。
 
意図的に幸せな時間を増やすためには、自分らしさを表現する言葉を持っておくことが重要なのです。
 
人生が山登りだと考えると、どんな理由で、どんな山に、どう登るのか。その山登りのプロセスこそが、唯一無二の人生を紡ぐのではないでしょうか。
 
最近注目を集めているのが、企業の存在意義、つまり企業「らしさ」を「コピー化」したパーパスなのです。
 
ミッション(使命)、ビジョン(未来像)、バリュー(価値基準)の3つの掛け算を行うだけで、その自分らしいパーパスは自然に積むことができます。
 
日々の中で、AかBか迷った時にも、自分らしさのパーパスに近づく方を選べば良いので、無駄な迷いを減らすこともできます。こうして、言葉によって日々の判断を下すことができるようになるのです。
 
「らしさのコピー化」において、最初に「動かしたい」は自分自身です。
 
「コピー化」とは、「見える化」や「言語化」や「伝え方」ではなく、「言葉を整えることで、存在意義を明確にし、ワクワクする羅針盤」をつなぐもの。
 
まずは「おいしい」と言うメリットにつながる、相手にとって良い変化を与えられるか、考える事はとても大事です。
 
「志のある言葉」として捉えると、「パーパス」という、一見大げさにも捉えられる領域のコピー化に踏み込む理由も見えてきます。
 
紡いだ言葉が自分たちの「文化」になるように、日々味わい、実食しよう。個人においても、自分らしい言葉を持つことで、大きく人生を好転させられる。
 
究極「自分らしさ」なんて、地球上に自分1人なら、必要のない概念ですよね。「自分らしさ」は、人との間でこそ見つかるものなんです。(川原卓巳)

【目次】
プロローグ
第1章 なぜ「らしさのコピー化」が大切なのか?
第2章 「らしさ」と「コピー化」の誤解
第3章 「らしさ」を紡ぐコピー化の5ステップ
第4章 「らしさ」を紡ぐコピーの活かし方
第5章 自分らしさを紡ぐコピー化実践講義
エピローグ

【3.本書の感想】

キーワード選定シートがあります。

これに書き込んで、自分のコピーを考えます。

 

実際にコンサルしている所が書かれているのですが、この作者の言葉の持って行き方が素晴らしいです。

 

普通の人はなかなか、良いコピーを作れないと思います。

 

これは、センスですね。

 

自分にコピーが欲しいと持っている人はまず、この本から始めてみてはどうでしょう。

 

いいコピーができれば、いい人生が引き寄せられてきます!

 

是非、読んでみてください!

【4.関連書籍の紹介】

言葉はこのように紡ぎます。

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頭の中を言語化できずに困っている人は是非こちら。

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人生に作戦名をつけましょう!

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心をつかむ術を教えます。

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文章がお上手です。

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最後までのお付き合いありがとうございました!