今週のお題「自分の好きなところ発表会」
自分の好きなところは、アイデアが豊富だと思っていうところですね。アイデアは、何かひらめくものと思っている人もいるかと思いますが、実は、公式があるのです。そのアイデアの公式を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
世の中には、アイデア本がたくさん売られています。
このブログ中でも、何冊もアイデア本を紹介しています。
それでも尽きることなく、アイデア本は出版されています。
さて、このアイデア本の新しさはどういうところにあるのでしょうか?
また、この本の通りにやれば、アイデアは浮かぶのでしょうか?
【2.本書のポイント】
「尖っていて売れる」つまり、独自性と市場性が両立しているアイディアこそが、本書が目指す「すごいアイディア」である。グッドアイディア= N × %、「N」は、アイディアを示す。「%」はグッドアイディアが出る確率を示す。このようにアイデア作りは、アイディアの数を増やす(N)、またはグッドアイディアの確率を上げる(%)の2つに大別できる。そして世の中で語られているアイディアの発想法は、このどちらかに当てはめられる。アイディア作りの原則①アイディアの基準を定めることから始める。②ビジネス作りにおけるアイディアの基準は、(独自性)と(市場性)の両立である。③両立させるアイディアは、(独自性)からアプローチする。④アイディア作りに着手する前に、制約条件を明確にする。
ルンバの事例には大きな学びがある。それは「手動」ではなく「自動」と言う着眼点で、「独自性」の勝負が付いている点である。逆に言うと、「主導」の中で考えたアイディアは、どんぐりの背比べであり、「独自性」を得る事はできない。つまり、着眼点こそが「独自性」の源泉なのである。新常識という抽象概念にアイディアと言う体制が伴って、初めて「独自性」が生まれるのだ。
「市場性」の三要件① 【対象】渇望者が発掘できる。② 【認知】認知させる手段がある。③ 【動線」購入までの導線を描ける「一網打尽」こそが、本書が目指す「独自性と市場性の両立」の到達点である。一網打尽にトライするヒント①一網打尽にできる「独自性」の存在を信じる。②要件を言語化する。③新常識を起点にする。④初めから一網打尽を狙わない。⑤アンテナを張っておく。⑥細かく管理しない。新常識となるアイデアを発想したら、顧客数を増やす「要件」を定める。満たせない「要件」があれば、新たな着眼点で「アイディア」を発送する。アイディア作りの本質は、やはり「アイディア」と「要件(基準)」である。
【目次】はじめに
序章 アイデアづくりの原則
第1章 発想する──〈独自性〉の創出
第2章 定める──〈市場性〉の要件化
第3章 見極める──要件を満たす〈独自性〉の選択
補論:wemo──〈独自性〉と〈市場性〉の両立事例
おわりに──デザイン思考vs建築思考
【3.本書の感想】
このアイデア本は、売れる商品を考える時に役に立つ本ですね。
ルンバの例では、常識となっていた「手動」だけでなく、「自動」も選択肢に入れました。
これまで通り何も考えず「手動」を選べば、競合他社とほぼ同じものしか作れません。
しかし、「自動」を選んだ瞬間、明らかに競合他社とは異なる製品になります。
この例のように、コンセプトを考える、選び抜く、というのがとても重要ですね。
この世の中は、当然、常識があり、私たちはその常識を疑うこともなく、毎日を過ごしていますが、これではアイデアは出てきません。
この常識は本当にそうなの?
と疑うところから、新しい発見があると思います。
この本では、売れるためのアイデア発想法を紹介しています。
新しい商品やサービスを考えたい人、発想を豊かにしたい人は是非、読んでみてください。
【4.関連書籍の紹介】
発想法の参考になります。
まずは実験してみるというところがすごいです。
アイデアはこうやって生まれます。
面白いモノを作ってみましょう。
進化論がアイデアに結び付く。
アイデアはお金に換えたいですね。
使えるアイデアが大事ですね。www.fukuikeita21.com
速くアイデアを生む方法です。
考えるツールがあります。
最後までのお付き合いありがとうございました!