【1.本書の紹介】
今、藤原麻里菜さんがブームです。(笑)
この方は発明家で、「無駄づくり」を主な活動として、YOUTUBEを中心にコンテンツを広げています。
ご存知でしたか?
私は、初めてしりました。(笑)
彼女の発明した一部はこちらです。
名刺シュレッダー
名刺入れにシュレッダーを内臓いておくことで名刺をもらった瞬間にシュレッダーにかけられる
願い事を高速で3回しゃべるキーホルダー
スイッチひとつで、録音しておいた願い事が高速で再生される
一人暮らし用目覚まし時計
起きる時間になると、電子音の代わりに、野菜を切る包丁の音がして味噌汁の香りが漂う。
文庫本の形をしているスマホケース
文庫本を読んでいるように見せながらスマホをいじることができる。
彼女がすごいのは、その発想は当然ですが、実際に手作業で作品を作っていることです。
ご興味のある方はこちらをご覧下さい。
こんなのあったらいいなーと言うのは、誰しも思い浮かぶことだと思いますが、これだけの数を思いつき、形にしている人はほとんどいないと思います。
彼女のそのヒラメキはどうすれば思いつくのかを書き記したのが本書です。
され、どうすれば、こんなにたくさんのアイデアが生まれるのでしょうか?
【2.本書のポイント】
社会の多数と自分の共通項が多いほど、多くの人に刺さるアイデアが作りやすい。そういった自分の強みを意識することが大切だ。
ふだん無意識に受け入れている慣習は、アイデアのきっかけを与えてくれる。慣習に疑問を持ち、覆す方法考えてみたり、それが無理だったら、台無しにしたりばかにしたりすることで、思考がさまざまに広がっていくのだ。
音を大きくして目を覚まさせるというのは、無理やりの解決方法だ。そう、ほとんどの問題は無理やり解決することができる。ちょっと暴力的に考えることで、問題を解決する糸口が見つかるのだ。
自分の考えているテーマに、どんな五感体験を紐付けられるかというアプローチからも、アイデアを広げていくことができる。
私のハリウッドデビューの夢はどうか。LINE の友達の名前を全部ハリウッドスターに変更してはどうかと考えた。これで友達から LINE が来るたびに、自分がセレブの一員のように感じることができる。
わたしは、電車の中ではスマホでダラダラと芸能ニュースを読んだりインスタでかわいい動物を見ていたいタイプなのだ。しかし、文庫本を読んで周りから頭が良さそうにも思われたい。この欲求の矛盾を解決する方法を考えていくと、アイデアが生まれそうだ。
世の中全体が同じ方向を向いている部分に気づくと、新たな視点が開かれる。そこからアイデアを考えていくと、革新的でユーモアのあるものが生まれやすい。
嫌な人間にしか考えられないアイデアがある。自分のそんなダメなところや嫌なところに向き合うことが、独自の視点を得るための第一歩になるのだ。
アイデアは「欲」から生まれやすい-というのが、私個人の考えだ。というか、考えるという行為の動機は、だいたい根底に何かしらの欲がある。
強い生理的欲求に襲われている時はアイデアを考えるチャンスだ。「こういうものがあったらいいのに」思う存分想像しよう。それどころじゃないかもしれないけれど。
自分が無意識に持っている欲を意識するために、恐れずに「嫌な自分に気づきまくる」という方法をおすすめしたい。また、自分自身の素直な欲望しっかりと言葉にすることも大切だ。
私がよくするのは、「困った」や「不便」などが含まれたツイートを検索することだ。することで、私と年齢や性別、所属も違う人たちのリアルな困りごとを知ることができる。
私はネガティブな感情に意識が向きがちだといったが、実際、嫉妬や怒りといった感情をきっかけにして考えることが多い。こういった負の感情はメラメラと燃え、考えを次々と深めるエネルギーをくれる。なので、生活の中で感じる負の感情をなるべく蓄積するようにしている。
常に感情を言語化して、ネガティブな感情すらもアイデアに変えられるようになれば、嫌な出来事も怖くなくなる。感情からアイデアを考えることは、自分を救うことにもつながるのだ。
私はめちゃくちゃ面倒な考え事でも、目を背けずに、毎日ある程度の時間はと向き合う、ということを自分に課している。頭をそのことでいっぱいにして考えを尽くした先の「ぼーっとしたとき」にこそ、いいアイデアがふっと浮かぶのだ。
【目次】
はじめに 誰も考えたことのないことを考える
Chapter 1 「言葉」から考える -光速で新しいものを生み出す術
chapter 2 「半径1メートル」から考える -モヤモヤを有効活用する術
chapter 3 ひねくれて考える -視点をサクサク切り替える術
chapter 4 「みんなが知っていること」から考える -一人だけ違うことをする術
Chapter 5 「自分のこと」から考える -心の叫びをかたちにする術
chapter 6 「情報」から考える -全然考えたことのないことを思いつく術
chapter 7 「感情」から考える -自分らしさを全開にする術
chapter 8 「考え方」を考える -思考モードに入る術
おわりに
【3.本書の感想】
この本を読もうと思ったきっかけは、アイデア、発想力を身につける方法を知りたいということでしたが、読んでいるうちに、アイデアを考えることは人生を楽しくすることだということが理解できました。
例えば、著者はハリウッドにデビューしたいという夢はあるが、どう考えても難しそうだ、だから諦めるのではなく、どうすればそうなった気分になるのかを考えました。
その答えが、LINEの友達をすべてハリウッドスターに変えてしまうというものでした。(笑)
これには驚きと、笑いと、人生を諦めない、逆に人生を楽しむ方法を教えられた気がしました。
この先、自分の周りになんとなく流されて、くらい人生に甘んじるのではなく、自分で楽しい人生になるように考えれば、人生に辛いことなんてないよね。という感じです。
早速私も、ハリウッドスターに似ている友人の1人の名前をトム・クルーズに変えました。(笑)
もう一つ、なるほどと思ったことがあります。
それは、世の中には、お金持ちになりたい人がたくさんいますね。
これは、同じ思いの人がたくさんいますので、なかなか達成するのは難しいです。
そこで著者は、自分がお金持ちになった状態はどういう状態かを考えてみると、回らない寿司がいつでも食べられる状態だと気づきました。
であれば、回らないお寿司がいつでも食べられるような事を考えて実現させれば良いと考えて、スーパーで買ったお寿司をセットしておけば、銀座久兵衛で自分が食べているようなVR装置を考えました。
お金持ちになりたい!とたくさんの人が思っていると思います。
私もそうです。(笑)
しかし、漠然とお金持ちになりたいと思うままでは、ハードルが高過ぎて何をしたらよいのかわかりません。
だから自分がお金持ちになった時にやりたいこと、またはお金持ちになりたい理由をよくよく考えてみると、実は、今すぐ叶えられることだったりします。
具体的に思い、実行すれば、叶うということです。
そんな人生観を、まだまだ若い著者から教えて頂きました。
アイデアというよりは、考え方。
凝り固まった考え方を柔らかくして、日々の暮らしを明るく楽しくしてくれる方法がたくさん紹介されています。
是非ご覧下さい!
アイデアの種本といってもいいくらい、アイデアといえばこの本から引用されています。
この本は、アイデアを作るためのやり方を紹介しています。
私は、この本を読んで、アイデアは、枯れるものではないということを理解しました。
お金持ちになりたい方は、こちらのビジネスを真似てみるところから始めてはいかがでしょうか。www.fukuikeita21.com
最後までのお付き合いありがとうございました!