今週のお題「元気を出す方法」
元気を出す方法は、元気になる本を読むことです。落ち込んだ時は、ストーリーよりも、スポーツ選手や歴史上の人物の名言にふれると、元気がでます。言葉には、力がありますね。今回は、思わずハッとしてしまう言葉の紡ぎ出し方を教えてくれるというすんごい本を紹介します。【1.本書の紹介】
【2.本書のポイント】
物語には2種類あります。「ストーリー」と「ナラティブ」です。いわゆる「ストーリー」とは、起承転結やあらすじなどの「客観的」な構成要素です。対する「ナラティブ」とは、それぞれの個人の視点から語られる「主観的」なものです。それは、「ナレーター」の語源でもあります。視座が低かろうと視野が狭かろうと、まずは一旦その瞬間の思いを紡いで残しておく事は大切です。キャッチコピーは、商品と自分の関係性の中で紡がれるもの。本来、国語で学ぶ内容は、「実用的」なだけでなく、生き方のヒントになる「哲学的」なものであり、情緒・感性を磨く「芸術的」なものである。いい大学に合格するためではなく、人生を楽しむために、情緒を育むために、言葉に触れていくことが大切。僕が「楽しいな」と感じた授業をする先生はみんな、それぞれ単に教師としての「当たり前」の役割を超えて、人間としての個性を発揮して、自分らしく教える人たちでした。自分のために文章を紡ぐと、自分の心が癒される。例えば10回電話をかけて1回アポが取れるとすれば、そのアポ数を追いかけるのではなくて、電話に断られた数を数えても良い。そう捉えれば、断られた数が増えていけば、それだけアポが取れる数もいずれ上がっていくのです。僕たちが行動する時「必ず成功させる」ではなく、「仮説を試すだけ」と考えると、気持ちが楽になります。学んだことのひとつが、やはり大富豪や成功者ほど「紙に書いている」と言うことだったのです。彼らは手帳であれ、ノートであれ、常に紙とペンを携帯して、コツコツと書き留めています。きっと1日のどこかで、それを読み返し、アイディアを練ったり、我が身を振り返ったりしているのだろうなと推測できました。コピーライターは、なぜ、ハッとすることが紡げるのか?「気になる疑問はすぐに調べること」「もしもで仮定し、妄想を理論化する」「視点・視野・視座を増やすこと」「言葉の語感や韻のリズムを感じること」「『〇〇と言えば』で発想をつなげていくこと」など。こうした小さな「試み」を続けていくことで、一歩ずつでもコピーライター目線は確実に身に付いていきます。コピーライターがいきなり「ハッとする言葉を紡げる」のではなく、「言葉を紡ぎ続け、ハングリーに考え続ける中で、たまたま偶然のように、ハッとする言葉が見つかる」と言う宝探しの感覚にも気づいていただけたのではないでしょうか。【目次】
序章 言葉の散歩に、出かけてみませんか?
第1章 想いをめぐらす「物語」を紡ぐ
第2章 内面をたがやす「志」を紡ぐ
第3章 覚悟をあらわす「実験」を紡ぐ
第4章 社会をうるおす「学び」を紡ぐ
第5章 未来をまなざす「企画」を紡ぐ
【3.本書の感想】
ずいぶん前ですが、糸井重里さんが活躍していた時代、コピーライターが職業として大変人気だった時期がありました。
短い言葉で、大きなインパクトを与えられて格好いい仕事で、給料も良く、ラクそうに見えたのではないでしょうか?(笑)
コピーライターのお話を聞くと、正直大変です。
1つのキャッチコピーを出すために、100本のコピーを出すなんて、当たり前です。
もがき、苦しみ、やっと生まれた自信作。
これが、クライアントのNGの一言で没になり、またやり直し。
こんなことの繰り返しで、やっと完成した作品。
そんな気の遠くなる作業を乗り越えることができる人たちの職業です。
軽い気持ちだった人は、その実態を経験して多くは、退散したと思います。(笑)
本書の著者も苦労して成果を出した人の1人です。
自分は天才ではなく、苦労して成功してきたので、自分がやってきたことを他の人もやれば、同じような結果が出せる!という信念のもと、本書を出しています。
コピーライターを目指す人、気の利いた言葉を紡ぎ出したい人は是非、読んでみてください!
【4.関連書籍の紹介】
こちらもコピーライターの本です。
ポエムで伝える方法もあります。
まずは、抵抗なく文章を書いてみましょう。
伝わる文章を書いてみましょう。
教育にかける情熱が素晴らしい。
最後までのお付き合いありがとうございました!