京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】自分の磨き方 オリソン・マーデン ディスカバー

今週のお題「上半期ふりかえり」

上半期をふりかえって、どれがいい本だったかな~と思っていたら、半期に1冊と呼べるほど良い本が出てきました!順調に行っていたかと思ったら、急に先行きが見えなくなったり、気分が大きく落ち込んだりする時があると思います。そんな時、過去の偉人の多くを助けてきたというすんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

本書は、は中村天風さんや稲盛和夫さんにも影響与えたと言われるオリソン・マンディさんの金言集です。
 
他にはナポレオン・ヒル、カーネギーなど、著名な方が師と仰いだだけあって、内容がとても詰まっていて、金言のオンパレードになっています。
 
何か困った時や、気分が落ち込んだ時や、どうしたら良いのかわからない時などにこの本を読み返すと元気が出ます。
 
さて、この本にはどんな金言が詰まっているのでしょうか?
 

【2.本書のポイント】

とにかく前進しろ。途中でどんな難題に遭遇しようと、そんなものは前進を続けているうちに、ひとりでに解決する(ダランベール)
 
若さはそれ自体が勝利ではないか。若者の前途は常に洋々たるものだ。悲観する必要は全くない。
 
もしすべての人が情熱を燃やして、自分に最もあった仕事に取り組んだなら、世界はすっかり変わる違いない。
 
失敗者はチャンスを持ち、成功者はチャンスを作る。
 
すべての人は、希望に満ちた明るく楽しい人を好きになる。
 
あなたはいつも自分に何ができるかを考え、どうすれば可能な限り最も立派な人間になれるかを問うべきである。
 
天才とは「粘り強い人」の別名に過ぎない。その人は誰も真似できないくらい、粘り強く努力を積み重ねたのである。
 
大きな成功を上げた人たちの生涯を調べると、寸暇を惜しんで、勉学に励み、頭を鍛えていたことがわかる。自分への投資ほど莫大な利益をもたらすものはない。
 
私たちが人生で最も必要としているのは、自分に秘められた可能性に気づかせてくれる人である。もしそういう人がそばにいてくれるなら、おそらく誰でも偉業を成し遂げることができるだろう(ラルフ・ワルド・エマーソン)
 
他人をけなす習慣は、弱さの証であり、劣等感と嫉妬心の表れである。器の大きな人は、他人の成功に嫉妬せず、他人を素直に褒めることができる。
 
いつも自分は幸運な人間だと考えていると、実際にそうなることができる。
 
晩年になって資産を築いてから、外国旅行やその他の贅沢な楽しみを経験するのは良いが、若さと情熱に溢れている時から、人生を大いに楽しむ方が楽しくて、豊かな暮らしができる。
 
心配事や不平不満は健康の大敵である。それを撲滅するには健全な笑いが欠かせない。
 
どんなに苦しくても、笑みを浮かべよう。
 
人間が抱きうる最大の幻想は、人生の最も良い時期に金儲けのために、全力を注ぎ、家庭をかえりみず、友情を犠牲にし、それ以外にも価値のあるものを追求せず、お金さえ手に入れれば、最終的に幸せが見つかると勘違いしてしまうことである。
 
多くの人は経済的に豊かな生活を送り、できれば資産を築きたいと思っている。しかし、彼らは日々の暮らしを楽しむことを忘れがちである。
 
本来、人間は何らかのことをするために生まれてきた。それ以外のことで幸福は得られない。
 
普段の生活の中で些細なことを楽しむ技術を身に付けている人はわずかしかいない。だが、人生で最も大切なのは、そういう些細な楽しみなのである。
 
仕事に全力を尽くして正直に生き、他人に喜びをもたらし、人々の暮らしを少しでも良くするお手伝いをしたいという純粋な動機があるなら、本当の幸せを手に入れることができる。
 
人生で成功している人たちは、いつも明るくて希望にあふれ、笑みを浮かべて仕事に取り組み、どんなに辛いことでも楽しいことと同じように立ち向かってチャンスを活かす(チャールズ・キングズリー)
 
多くの人は自分の運命を呪い、不運を嘆いているが、最大の敵は自分自身である。
 
若者に1つだけアドバイスをするなら、「自分を徹底的に信じなさい」と言いたい。そして、自分の力を覚醒させて努力を積み重ねれば、素晴らしい人間になれるだけでなく、どんな困難も乗り越えて成功と幸福が手に入る。
 
幸運が訪れるのを待っていても、道を切り開くことはできない。そんなことをするのではなくて、輝かしい未来を思い浮かべ、自分が素晴らしい人物になると言う信念を持ち、自信と勇気を持って道を切り開こう。
 
幸運は、良識を持って正しい判断をし、健全な野心を抱き、固い決意をし、猛烈な努力をして初めて訪れる。
 
人の役に立たなければ、本当に幸せにはなれないし、常に誠実な気持ちで人々に奉仕しなければ、本当に成功したとは言えないと言うことだ。
 
心の中に芽生える疑念は厄介ものであり、挑戦を恐れる余り、やってみれば手に入るかもしれない素晴らしいものを遠ざけてしまう。(シェイクスピア)
 
本当に幸せを手に入れたいなら、利己的であってはいけない。本当の幸せを手に入れるには、利他の心を養うことが不可欠だ。
 
日ごろ適度に忙しくしている方が、休日を存分に楽しめるので、人間はかえって幸せになれるのである。
 
すべての人は明るい笑顔を見せてくれる人が大好きだ。そばにいるだけで暗い気分を吹き飛ばしてくれる人には人望が集まる。
 
最も困難なことを先にせよ。
 
人間にとって最高の行為は、自分の精神を鍛え、能力を開発して人々の役に立つことがある。
 
声に出して自分にポジティブに話しかけよう。それは素晴らしい人生を作る上で非常に重要だ。
 
ライバルに負けないように独創性を最大限に発揮し、不可能だと思われていた新規軸を次々と打ち出すために創意工夫をしたことが功を奏した。(ゴードンセルジ)
 
ユーモアの精神とは何でもおかしさを見出す健全な能力のことで、生計を立てる能力と同じくらい普遍的に人間に与えられている。
 
人々を喜ばせるためには、まず笑みを浮かべることから始めよう。
 
快楽は青年期のためにあり、喜びは中年期のためにあり、恩恵は高齢期のためにある。したがって、高齢期が人生で最高の時期だ。(ラインマン・アボット)
 
男女問わず、若い人は親にしつこく説教されるのをひどく嫌がる。彼らは自分を褒めてほしいと願い、温かい励ましの言葉を求めているのである。だから、もし親が積極的に褒めて励ませば、子供は大喜びして献身的に親孝行をする。
 
健康と家族と友情は、お金儲けより1000倍も価値がある。人生は楽しむために与えられたものであり、単にお金を稼ぐためのものではない。
 
【目次】
パート1 自分の可能性を信じる
パート2 粘り強く努力する
パート3 人間関係を大切にする
パート4 引き寄せの法則を活用する
パート5 人生を楽しむ
パート6 信念を持つ
パート7 幸運をつかむ
パート8 愛情と友情をはぐくむ

【3.本書の感想】

人生で大切な事は古今東西、そんなに変わることでもありません。
 
なぜならば、みんな人間だからです。
 
人間の行動を紐解くのであれば、やはりこのような古典を読むことが、解決の近道だと思います。
 
言われてみるとそうだと思うことはありますが、それは、今まで幾多の賢人たちが同じ言葉を伝えてきたからそう感じるのかもしれません。
 
例えば、笑顔を見せると言うのは、基本中の基本ですね。
 
これを知ってはいても、いつの間にかむっとした顔をしていたり、疲れた表情をしていたりするのではないでしょうか。
 
人間は明るくて楽しい人がやっぱり好きです。
 
ですから、我々もそのように努めていくことが大事です。
 
皆さんが知っていることもたくさん載っていると思います。
 
しかし、この本では、短い文章の中に、金言がぎゅっと詰まっています。
 
この本は、座右の書とするに値するものだと思います。
 
事あるごとに読み返すことで、皆さんの人生が充実したものになると思います。
 
これは、素晴らしいので、人生の門出や記念の時の贈り物にピッタリだと思います。
 
ぜひ、読んでみてください!

 

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