今週のお題「人生変わった瞬間」
それは、読書です。読書をするたびに人生が変わっています。落合陽一さんも読書で人生が変わった人の1人だと思います。落合さんが読んできた本を通じて、これからの人生に必要な考え方を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
この本は、落合陽一さんが今の落合陽一さんにどうやってなったのか、ということがよくわかる本です。
様々に思考するためには、それぞれの思考の材料となる知識が必要です。
知識はボーっとしていて、勝手に身に付くものではありません。
知識を得るためには、本を読む必要があります。
人間の素晴らしいところは、本を通じて人類史上の天才や巨人たちの考え方や知識を学ぶことができるという点です。
さて、落合さんは、様々な本から何を学び、私たちにどう生きるべきだと言っているのでしょうか?
【2.本書のポイント】
クリエイティブな人材になるために必要な力は、点在する知識を「つないで自分のものにする」つまり「気づく」ということなのだと思います。
「どうしたらアートを生み出す美意識を磨けるか?」という問いへの私なりの答えは、「自分でストーリーを練り上げられる人になるための訓練をし続けること」です。
大事なのは、自分の思考でストーリーを練りあげようとする動機とアウトプットの機会。これに尽きます。
グローバルに活躍したいと考えるなら、「1教科だけ 1万点」を目指して欲しい。読む本も「傾斜配点」して、ある分野だけは家中にいくつもの本のタワーができるぐらい読み込んで欲しいと思います。
専門書 だろうが 漫画 だろうが、「事の本質」をつかまえながら読む癖をつけておくと、思考の引き出しが増えると思います。
書く人自身が面白いと著された本も面白いというのは、経験上の実感です。
速読を身につけたら「本を読むには時間がかかる」という先入観がなくなったため、読書をする上で 邪魔になる心理的壁が全くなくなったのです。
様々な文脈を取捨選択し 思考を巡らす中で、いくつの「問い」を持っているかどうかが、創造性を左右します。クリエイティブに生きるには、遊びでも仕事でも、そこは 怠らない方がいいと感じています。
「いかにして問題を解くか」で普遍的な質問が3つ 挙げられています。
・未知のものは何か。
・与えられているものは何か。
・条件は何か。
知人の研究者が、人工知能のテクノロジーでイノベーションを起こしたとします。それでも、世界は大して変わりません。「変えるのは、資本を手にした者だ」という揺るぎない事実は、ピケティの本を読んで把握しておく必要があるでしょう。
生きる目的も希望も剥奪されたような環境下で発動させられるのは、人の想像力と、広義での「自然」に委ねられる、人間が持つ 普遍的な心のありようです。(「夜と霧」の一場面で)囚人が夕日に心を奪われたような「自ずと発動してくる感情」に近代の突破口があると思います。
テクノロジーの進化がかつてない次元で人間の能力を拡張する時代に重要性を増してくるのは、俯瞰の目で紡ぐ「ストーリーテリング」と「未来に対する仮説を立てる力」だと感じています。
何かを調べたり、ものを生み出したり、イノベーションを起こしたりするすべての行いは「疑問を投げかける」という 足場から築かれていきます。
「人間に価値がある疑問」を投げかけるための、5つのキーワード(ケビン・ケリー)
「もし こうなら(What if)」
「これはどうだ(How about)」
「どうして(How come)」
「こうしたらどうなる(What happenedby doing this)」
「あっちならどうだ(What about that)」
語りえないものを語ろうとすると、どうしても 詩的表現に行き着くのです。
理系・文系の壁を越えて学べる人が新時代を制す。
日本人は永久に空気に左右される。
社会の制約を取り外し、集団を閉じ込める場としての 箱も飛び出し、労働形態も脱構築し、全員が好きなことで食べていくような多様性社会になっているでしょう。言ってみれば、「1億人が4億種類の仕事をする時代」になるということです。
1990年代を超えたあたりから、多くの領域で「近代は卒業」になりました。デジタル化によって コモディティ化が加速し、インターネットで人と人のコミュニケーション コストが下がった結果、技術は持っている人同士を繋げば良いということになったのです。そういう世界では、時代の速度よりも遅い 進捗は「いくらやっても ゼロ」になります。この勉強をしたら将来 この仕事に就ける、という時代は終わり、勉強と実装が同時にスタートするような世界に突入したのです。
【目次】
はじめに
第1章 持続可能な教養――新しい時代の読書法
第2章 忘れるために、本を読む
第3章 本で思考のフレームを磨け
第4章 「較べ読み」で捉えるテクノロジーと世界
第5章 「日本」と我々を更新(アップデート)する読書
第6章 感性を磨く読書
第7章 読書で自分の「熱」を探せ
【3.本書の感想】
本書では、27冊の本が紹介されています。
サッと読める本はほどんどありません。
降参です。(笑)
これだけ手ごわい本を相手にしてきたからこそ、様々な人とハイテンポに話すことができる今の思考回路を持っているのだと思います。
例えば、地元の人と地元話を話す時は、同じバックボーンがあるので話が早いですね。
これは、全く初めて会った人にも言えることで、読書などで同じ知識を持っていた時、お互いに話が早く理解できて、早く片付きます。
逆に言うと、その知識が無い人と共有する場合は、一から説明が必要となるため、話が長くなります。(笑)
そう考えると、教養がある人が求められる風潮があるのは、教養がある人が簡単に話を済ませたいからだけなのかもしれません。(笑)
この本に紹介されている本は、確かに難しい本が多いです。
しかし、日本人として人間として、本質をつかめる本ばかりなので、色々むやみに当たるよりは近道になるかもしれません。
落合さんがどのようにして今の考え方、行動につながったのかもよく理解できます。
未来に不安を抱いている方、落合陽一ファンの方なら是非読んで下さい!
【4.関連書籍の紹介】
11月25日に出版しました!
こちらにも落合さんの本を紹介しています。
11月26日から30日までキャンペーンを実施中です。
なんと、無料でダウンロードできます!
最後までのお付き合いありがとうございました!
【5.なんと著者より】
なんと著者の落合陽一さんにリツートして頂きました!
落合陽一さんありがとうございました!
PHP研究所広報さんからいいね!を頂きました!
PHP研究所広報さんありがとうございました!