京都のリーマンメモリーズ

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【書評】成功は時間が10割  百田尚樹  新潮文庫

今週のお題「買ってよかった2022」

今年買って良かったのは、これです。時は金なりなんて言葉があるくらい、時間は大事ですね。成功するためには、時間を無駄にてはいけないという事を再認識させてくれる本です。もし時間を征服できたら、成功者になれるぞ!というすんごい本を紹介します。(笑)

 

【1.本書の紹介】

時間が大事だという本は、たくさんあると思います。

 

時間は大事だと思ってはいますが、時間を大切にしていない人がたくさんいるのも事実です。

 

時間は大事だと言われていますが、なぜ時間が大事なのでしょうか?

 

それは、人生が時間そのものだからです。

 

では時間は長ければよいのでしょうか?

 

それも違います。

 

長ければ良いというものでもありません。

 

では、どんな時間が長ければ良いのでしょうか?

 

【2.本書のポイント】

時間についてさまざまな考察を続けるうち、「時間の征服者」こそ「人生の成功者」に他ならないという真理にたどり着いたのです。

 

動物を狩るための槍や斧、魚を取るためのモリ、釣り針、網などの狩猟道具だけでなく、物を運ぶ袋や籠なども作られました。いずれも時間を大幅に短縮するものです。 私たち 現代人はこうした発明は「便利」のため、あるいは「作業の効率化」のためと思い込んでいましたが、実は全て、「死」から逃れることのできない人類の潜在的な恐怖心によって生み出されたものだったのです。

 

私たちは一世代前の人たちに比べて、比較にならないくらい自由な時間を得ているということになります。つまり 平均寿命が延びた以上に「長生き」していることになるのです。

 

「過去の時間」の体感は、「感動と記憶」にあるのではないか。

 

人間は人生の中で感動したり 驚いたりすると、その出来事が心に残ります。人生を振り返った時、そうした出来事が多かった時代は、「長い時間」に感じるのではないか。逆に、そうした出来事が少なかった時代は「短い時間」に感じるんではないでしょうか。

 

中年以降の人生が短いと感じるのは、感動や 驚きが減るからにすぎません。

 

大事なことは、喜怒哀楽の感情を大切にすることです。感情の鈍麻 は、人生を短くします。

 

私たちが 人生で求めているのは 単なる時間ではなく、「楽しい時間」なのです。そして長生きとは楽しい時間の長さなのです。

 

「才能」は、時間を短縮する能力 。人間の寿命しか持たない人類にとって、仕事や作業に要する時間を短縮することができれば、それだけより多くの「楽しい時間」使うことができ、つまり「長生き」できるのと同じことだからです。

 

「豊かな生活」とは、他人の時間を買える ゆとりのある生活です。

 

「人生の問い」とは 有限の時間を持って生まれてきた私たちは、その時間を売って得た金をどう使えばいいのか。

 

言葉は単に意思を伝えるだけのものではありません。他の動物と 決定的に違うのは、知識を伝達することができるということです。

 

人類は、「文字」を発明することによって、進化のスピードを飛躍的に早めたとも言えます。それを考えると、「言葉と文字」が「時間」を打ち破ったというのが理解できると思います。個人の経験と知識が、後の人々の時間を変えることが可能になったのです。

 

心の成長は常にゼロからのスタートです。私たちは 乳幼児から大きくなるにしたがって、感情や性格が作られていきます。これに関しては、数万年の知識を入れたところでほとんど役に立たないのです。

 

現代人が最も恐れるのは「退屈」である

 

この何十年かでブームの波がやってきて去っていった娯楽は山のようにあります。いずれも極論すれば、若者たちの「自由な時間」を使わせる娯楽だったのです。そして同時にお金も使わせるのです。これが人間社会のシステムなのです。

 

この本を読んでいる若い読者に言いたいことがあります。「時間」の無駄遣いはやめてください。今、この時間は、何物にも代えがたい最高の時なのだと常に考えて生きてください。

 

「楽しいこと」の多くは、一人でやるよりも誰かと一緒にやるほうが「楽しさ」が増えます。

 

私が人生の残り時間の少なさに気づいたのは、五十歳になる直前でした。翌年、小説家としてデビューしてからは、時間を惜しんで仕事をするようになりましたが、無駄に過ごした半世紀という時間を取り返すことができません。

 

時間の浪費ほど大きな 害はない(ミケランジェロ)

賢い人間は時間を無駄にすることに最もいらつく(ダンテ)

成功者のほとんどは他人が時間を浪費している間に先へ進む。私はこれを見てきた。(フォード)

お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いである(ナポレオン・ボナパルト)

 

【目次】
はじめに
第1章 すべては「時間」が基準
第2章 現代社会と「時間」
第3章 時間はあらゆるものに交換可能
第4章 私たちの「時間」を奪うもの
第5章 「止まれ、お前は美しい!」

【3.本書の感想】

よくよく言われてみると、短時間で素晴らしいモノを作る事ができたり、人よりも短時間で事をなす人は、確かにお金を稼ぐことができますね。

 

例えば、いちばん速く走ることができる人。

 

例えば、いちばん速くたくさん作る人。

 

確かにお金が入ってきます。

 

プロと呼ばれる人たちは、私たち素人が一生懸命やってもできないようなことを、いとも簡単にやってのけます。

 

そのためには、それなりの修行も必要だったと思います。

 

短時間にやってしまうことを意識すれば、使いたいことに時間を使えるかもしれません。

 

著者と同様私も若い頃は、有り余る時間を相当無駄にしました。

 

今は、めちゃくちゃもったいないと思いますが、当時は、少しもったいないな、としか思いませんでした。(笑)

 

お金は後で取り戻せますが、時間は取り戻せません。

 

今という時間は、みんな平等に今しかありません。

 

今この時間をいかに大切なものとしてとらえられるかで、人生の濃さが違ってくると思います。

 

楽しい時間が長く続く為に、無駄な時間の使い方をやめましょう。

 

時間は大事なので、自分の時間も、人の時間も大事にしたいと思います。

 

この本は吉牛のように、うまい(内容が良い)、安い、早い(早く読める)とてもお得な本です。

 

これからの人生が、とても良い人生になるために、一度こちらをご覧になって、時間の大切さを再認識して頂きたいと思います!

 

是非、ご覧ください!

成功は時間が10割

 

【4.関連書籍の紹介】

最近人気の本です。

www.fukuikeita21.com

2000年前から同じことをしています。

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自分の時間が大事です。

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最後までのお付き合いありがとうございました!