【1.本書の紹介】
本書は、ほめ育グループを立ち上げ、企業の社員をほめ上手にする研修などを主催されている方が書いたものです。
ほめ道のプロによる指南書です!
ほめる事がいい事だとわかっていても、なかなかできません。
どうしてでしょうね。
どうしても、相手に感心するよりも、相手に不満を持つことが多いように思います。
その気持が表に出ていると、人間関係は良くなりません。
さて、そんな状況の中でも、相手をほめるにはどうしたら良いのでしょう?
【2.本書のポイント】
日本人の多くは、ほめた経験もほめられた経験も少ないので、ほめ方がわからないのです。
「AI に置き換えられない能力」とはいったい、なんでしょうか?その一つに、「ほめる」があると私は考えています。
この企業の場合、「ほめ方」を学び、「ほめる文化」が生まれたことで、業績も上がり、離職率も下がり、採用にかかるコストを削減することができました。
「ほめるところ」を探そうとすると、相手のことをよく観察し、対話し、行動を理解しようという姿勢が生まれます。
「ほめる」ことで、自分と相手の「カチコチの心と関係性」を変え、お互い前向きに行動できるようになるのです。
自分のことを、これほど深く理解しようとしてくれている人を、絶対に悲しませてはいけない。もっともっと、喜ばせてあげたい。これが、わたしに「ほめることの大切さ」教えてくれた実体験でした。
怒られ、叱られても、人は変わらない。面白い宿して、ビクビクして、ミスを重ねて、叱られないように、それを隠そうとしてしまいます。その代わり、良いところを見て、尊重し、共感し、ほめることで、人は前向きになれる。
マジック質問とは、相手の本音を引き出すことに特化した、次の三つの質問を指します。
・好きなことは?
・継続していることは?
・大切にしていることは?
笑顔が苦手だという方は、朝、顔を洗うとき、夜、歯を磨くとき、鏡に向かって口角を上げて、笑顔の練習を習慣化してみましょう。
100点のほめ方を極めるための、とっておきの方法があります。それは「自分ほめ」です。 自分をほめる力がつけばつくほど、相手をほめる力もついてきます。
あなたが、これから大切にしていきたい人に対して、どれほどその人のことを考え、その可能性を信じ、ともに歩んでいきたいと考えているのか、具体的な行動として表現してみてはいかがでしょうか?
【目次】
はじめに 「100点のほめ方」とは?
第1章 全ての人が喜ぶ、ほめ方の技術
第2章 「ほめ下手」を「ほめ上手」に変える3アクション
第3章 こじれた人間関係が、劇的に変わった事例
第4章 「100点の褒め方」を極める
終わりに 1日1ほめのすすめ
【3.本書の感想】
ほめ方というのは、技術だそうです。
技術なので、習得すれば誰でも出来ます。
相手をほめるには、まず、相手を知らなければなりません。
それをきっちり示してくれたのがこの本です。
今までのほめ本は、会った瞬間、とっさにほめるやり方を書いてあったりしますが、本書では、まずはその人を知るためにマジック質問を使う事を紹介しています。
確かに、見知らぬ人が近寄ってきて、あなたは優しいですね!と言われたところで、ハア?私の何を知ってるの?となりますよね。(笑)
まずは、質問することで、相手を知り、その上で素晴らしさをほめる。
これはとてもわかり易いと思います。
とはいえ、自分はこの本を読んでも、すぐにほめ上手になれるとは思いません。
なぜなら、心の狭さは急に変わらないからです。(笑)
そして、まだどこかに、人をほめることにわだかまりがあるような気がします。
やっぱり心が狭いですね。(笑)
ただし、これからは、相手の悪いところではなく、良いところを見てほめるということを心がけたいと思います。
実は、今まで、何度もそう思って朝、仕事に出る時に、帰宅したら子供をほめようと誓って出勤しました。
そして、仕事から帰宅して子供をほめようと思いましたが、テレビばかり見ている、お菓子のカスは散らかしたまま、学校でもらったプリントはバラバラのまま、そういう光景をみてしまうと、ほめることはすっかり忘れてしまい怒鳴り声しか出てきません。(汗)
それでも、いいところを見つけて、ほめることが出来ると、子どもたちは、いい子に育つそうです。
子育ては、心の鍛錬が必要ですね。(笑)
ほめることがいいと言うことは知っているけど、どうしたら良いのかわからないという方は是非、こちらをご覧下さい!
【4.関連書籍の紹介】
笑いにもすんごい力があります。
まだご存知ないかたは、是非ご覧下さい!
こちらは「笑う」とは違う面白さの作り方を紹介しています。
「面白い」は作れます。ご興味のある方は是非ご覧下さい!
最後までのお付き合いありがとうございました!