京都のリーマンメモリーズ

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「面白い」は作れます! 「『面白い』のつくりかた」 佐々木健一  新潮新書

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この題名の、「面白い」と言うのは、「笑う」という意味の「面白い」ではありません。

 

どちらかと言うと、興味深いとか感心するという意味の「面白い」です。

 

「面白さ」に一番大切な要素は「構成」です。


この構成がまずいと、面白いストーリーはできません。

 

そして、他の作品と「差異化」するためには「アイデア」が大切です。

 

アイデアは、ひらめきで得られるものではなく、「徹底した取材」から得られるものなんです。

 

もし、アイデアを出そうとするのであれば、同じ会社の同じ様な人と話をするのではなく、全く違う業種の人や職種の違う人と話をした方が生まれやすいんです!


なるほど!勉強になりました

 

ポイントは以下です。

 

「作り手がいかに差異を設定するか」によって、人の心を動かせるか、「面白い」と思ってもらえるかどうかが変わってくるのです。

 

面白いとは、”差異”と”共感”の両輪である

 

ヤングが語る方法論は、「地道に調べ、よく学ぶと言う正攻法しか、良いアイデアを生む道は無い」と言う示唆でもあるのです。

 

創造とは、”記憶”である」黒澤明

 

様々な経験を積み、先人の仕事を知り、学ぶと言う蓄積がなければ、クリエイティブな仕事も始まらないのです。

 

数多くの事例をもとにした心理学者の研究などによって、同質性の高い人が集まると意思決定の質が著しく低下することが明らかになっているそうです。つまり同じ業界の同じ会社で働く者同士が集まるような会議では、良いアイデアはなかなか生まれにくいのです。

 

業界や職種の異なる人間が参加し、立場を超えて自由に意見を述べる。そうした組み合わせの中から革新的なアイディアが生まれるのかもしれません。

 

少数派の意見や異論など、出席者の”違和感”を大切すること。その場ではうまく言語化できず、直感に近いような意見ほど、会議と言う場では発言するのをためらってしまうものです。しかし、実はそれこそがアイディアを生む種になります。

 

どうしたら良いアイデアが生まれるのか。1つは「徹底した取材」です。もう一つは「様々な制約」です。

 

取材やインタビューと言うのは相手の話を聞く行為でありながら実は、「問われているのは自分自身でもある」と言う恐ろしい行為でもあるのです。

 

「インタビュー前の下調べはプロとして最低限の礼儀」

 

今村弁護士のモットーは「証明の科学」。客観的で科学的な事象を積み重ね、検察や裁判所を「そこまで証明されたら文句は言えない」と言う状態まで追い込むことで、わずか0.1%の無罪判決をもぎ取ってきました。

 

まずは地味な取材を徹底して行い、豊富な情報をもとにしたバックデータがなければ、物事の本質は盲点を見いだすことができないのです。

 

努力を努力と思わず、ただ「この仕事が好きだから」と、まるで空気を使うように日々学び続けているような人こそ、本物の才能の持ち主だと思います。

 

「勉強するから、何をしたい分かる。勉強しないから、何をしたいかわからない」北野武

 

「演出とは、場や時間をコントロールし、最も効果的な結果をもたらす状況を整えること」

 

人間には「知らないこと、分からないこと」を「より深く知りたい、理解したい」と言う衝動や根源的な欲求が存在します。

 

何を語り、何を語らないでおくか。これは人々の興味を引く上で欠かせない視点と言えます。

 

「出来が悪い番組」と言うのは、端的に言えば「構成がつまらない、うまくいってない」場合がほとんどです。

 

「ジブリの作品が成功したのは情報量が多いからだとアニメ業界では分析されていて、それでみんなジブリみたいに線の数が多いアニメを作るようになったんですよ」川上量生

 

誰でも簡単に、手軽に作れてしまう作品なら、そこに特別な価値は生まれないのです。

 

企業や研究機関は、クリエイティブな人材を育むために何をすべきでしょうか。重要な事は、「取り組む本人が面白いと思うものに、自由に取り組める環境を整えること」

 

企画の採択権を持つ人物やスポンサー、予算や業務管理を担うプロデューサーの”目利き”が、まずは何より重要なのです。そうしたパトロンとの出会いは運とも言えるでしょうし、パトロンの判断もあくまで経験や勘に裏打ちされた根拠なき予感にもとづく支援なのです。

 

「技術は(部下を)自由にさせるマネジメントをしないと絶対に発達しない」

 

「現場の人間が、前のめりで取り組む状況をいかに作れるか」

 

 クリエイティブであるためには、本人が面白いと思うことを自由に取り組めるように環境を整えてやることだというのは、まさににそう思います。

 

つまらんことをやらされている間は、いいアイデアは浮かばないし、やる気も起きませんよね。

 

それを分かっている企業が実施している例が、3Mの15%ルールに代表されるように、業務時間の15%を自分の好きな研究に当てられる制度を設けて、顕著な業績を残しています。

 

実際、やってみて、凄い発明がでたら良いですが、出なかった場合、この制度を作った人は責任取らせれますね。(笑)

 

だから、あまり広がらないのかもしれませんね。(笑)

 

「面白い」のつくり方がよく分かります。

 

是非読んでみてください!

  

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。

「面白い」のつくりかた (新潮新書)

 

この本では取材の必要性を強く主張しています。

 

下記の本が関連しますので、お時間があればご参考ください。

 www.fukuikeita21.com

 

www.fukuikeita21.com