今週のお題「マイルーティン」
朝の習慣は、散歩です。朝は普通4,000歩前後歩きますが、先日は9,000歩歩いて、朝からヘトヘトになってしまいました。(笑) 歩くことは、仕事のパフォーマンスを上げることにつながると言われています。今回は最高の成果をあげる仕事の哲学を教えてくれるすんごい本を紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
ドラッカーは未だに、経営者の方には特に大変人気があります。
それは、わかりやすい言葉で、的確に言葉を定義しているからだと思います。
今回は「最高の成果をあげる」というサブタイトルの名言集となっています。
組織が、そして個人が、最高の成果をあげるにはいったいどのようなことを考えると良いのでしょうか?
【2.本書のポイント】
仕事も生産的なものにするには、成果すなわ 仕事のアウトプットを中心に考えなければならない。
習得ができず、もともと持っていなければならない資質がある。才能ではなく真摯さである。
誰もが自分の強みはよくわかっていると思う。しかし 、大抵が間違っている。わかっているのは、せいぜい弱みである。
ソクラテスは「大工と話す時は、大工の言葉を使え」と説いた。
コミュニケーションは、受け手の価値観、欲求、目的に合致する時、強力となる。
リーダーシップとは何か。第一に言うべきことは、それは仕事だということである。
効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持するものである。
リーダーについての唯一の定義が、付き従う者がいることである。
真のリーダーは、人間のエネルギーとビジョンを創造することが自らの役割であることを知っている。
優先順位の決定には、いくつか重要な原則がある。全て分析ではなく勇気に関わるものである。第一に、過去ではなく未来を選ぶ。第二に、問題ではなく機会に焦点を合わせる。第三に、横並びではなく独自性を持つ。第四に、無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ。
古いものの計画的な破棄こそ、新しいものを強力に進める唯一の方法である。
時間の使い方を知っているものは、考えることによって成果を上げる。行動する前に考える。繰り返し起こる問題の処理について、体系的かつ 徹底的に考えることに時間を使う。
問題の解決には三つの方法が助けとなる。第一の方法は、文字通り第二の人生を持つことである。単に組織を変わることでも良い。第二の方法は、パラレル・キャリア(第二の仕事)、すなわち本業にありながら、もう一つ別の世界を持つことである。第三の方法は、ソーシャル・アントレプレナー(社会的起業家)になることである。
第二の人生を持つには、ひとつだけ 条件がある。本格的に踏み切る かなり前から助走しなければならない。
【目次】
著者まえがき
第1章「成長」
第2章「成果能力」
第3章「貢献」
第4章「強み」
第5章「進むべき道」
第6章「知識労働者」
第7章「起業家精神」
第8章「チームワーク」
第9章「コミュニケーション」
第10章「リーダーシップ」
第11章「意思決定」
第12章「優先順位」
第13章「時間管理」
第14章「第二の人生」
編訳者あとがき
【3.本書の感想】
会社の中では、様々な人が働いていて、様々な役割をしています。
それぞれの人が適切にパフォーマンスをあげるためには、それぞれの役割をしっかり務めることが大切ですね。
それぞれの会社には、文化があり、人も異なるため、同じ業種の職務であっても、自分の守備範囲が異なることがしばしばあるようです。
それが、その企業の良さであったり、悪いところであったりします。
それよりも何よりも、その会社で、その人が何を求められ、何をするべきかという事をよく理解する必要があると思います。
ドラッカーの本は読むのに苦労するものもありますが、この本はとても理解しやすいです。
企業人の働くルールとして、みなさんが読んで理解すれば、組織として、個人として最高の成果をあげられるのではないかと思います。
この本には、自分の役割としてやるべき事が書かれています。
自己流の組織運営でうまく行っていない経営者や、自分のパフォーマンスがうまく引き出せていないと感じている方にはとても参考になると思いますので是非ご覧ください!
【4.関連書籍の紹介】
こちらも、ドラッカーの名言だらけです。
経営者の方に大変人気の本です。
今、両利きの経営の意味を知らないとモグリと言われますよ!
最後までのお付き合いありがとうございました!