#新生活が捗る逸品 ということで、図で考えると新生活の思考が捗るすんごい本を紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
図を描くと思考が整理されて、ひらめくよ!なんて聞いたことありませんでしょうか?
ただし、何でも図にすればいいというものではありません。
たとえば分析結果などの図は、AIやExcellなどがやってくれるものだからです。
では、どんな図で考えれば、思考が整理されたり、ひらめきが起きるのでしょうか?
【2.本書のポイント】
パワーポイントには思考の流れを阻害する要因が潜んでいる。
本来、図を描く作業は、手で考える作業であり、自分自身との対話です。
私は図を大きく2つに分けて考えています。 1つ目は「概念図」、 2つ目は「構成図」です。
なぜこれらの図を使うと考えが深まるのでしょうか。まずは情報の渦に溺れることがなくなるからです。
図を描くと、思考の「見える化」もできます。
図のイメージを土台にして、意識・無意識を問わず思考を発展させる。実は図で考えることの本質のような気もしています。
実は、国語の「論理構造」と、数学の「三段論法」そして「集合関係」の根本は全く一緒だったということです。全て同じ論理構造。同じ関係性。本質は同じだったのです。図的に考えることができれば、国語も算数もできるようになる、ということだと思います。
ピラミッドによって、余計な仕事はせず、効果効率的に「正しい答えや理解」にめぐりつけるようになる。
「囲む」ことの効用は抽象化の促進にあります。
私は、このループ図には「深く考える」ための鍵の一つが潜んでいるように思うのです。分けるのではなく統合する。矢印て因果を意識する。つながりで全体を形成する。こんなループ図の視点が、現象や表層に流されることを防ぎ、その奥にある本質に目を向けさせようとする。これは実に大事なんだと。
ループ図は、未来創造のみならず、対症療法ではない根本解決を考える上でも威力を発揮します。
最初のビジネスの着想を紙ナプキンの上に描いたという話は多く耳にします。たぶんリラックスした時に閃くという意味では本当なのでしょう。
最も大事なのは「基礎」的な頭の体力。概念図のような自由演技にあるのかもしれません。頭の中のイメージを紙の上に落とし、対話するプロセス。いろんなものを図で捉える姿勢。自由奔放な発想。多面的な視点・視座・視野。ビッグ・ピクチャー。健全に批判的に見る目。抽象化による本質の炙り出し。形の持つパワー。頭の中のパターンや「型」の引き出し。アナロジーの活用。異質の組み合わせ。思考の熟成。無意識の活用。手で考える技。日々の好奇心と考えるクセ。こういった辺りが本質でしょうか。
【目次】
はじめに
序章 頭で考えると仕事も人生もうまくいく
Part1 基礎編
第1章 なぜ頭を使うと考えが深まるのか
第2章 「概念図」を描いて考えてみよう
Part2 実践編
第3章 使える型①ピラミッド
第4章 使える型②田の字
第5章 使える型③矢バネ
第6章 使える型④ループ
第7章 頭で考える達人になる
終わりに 考え方ひとつで人生は変わる
【3.本書の感想】
本書に出てくる概念図を2つご紹介します。
概念図というのは、落書きのようなものであっても、自分が思うイメージを形にすることが大事です。(モヤモヤ感が消えます)
本書に出てくる構成図を4つ、ご紹介します。
使い方は、それぞれですが、基本的にこの4つをベースに物事を考えると、頭の中が整理されていい考えが浮かんできたりします。
図を使って考える良さはなんと言っても、抜け漏れを防ぐことが出来る点ですね。
頭の中で考えているとどうしても何かが抜けてしまいますが、図にしてしまうと、抜け漏れがありません。
そして、記入できていない空白の部分を考えることで、新しい発想などが浮かんできたりします。(ココがミソです!)
紙とペンを携帯して、いつでも描ける準備をしておくことが大事ですね。
下の図は、本書の最後に掲載している著者が仕事の成果についての考えをグラフにしたものです。
昇進や成果を焦ると、後は伸びないですよ、焦らず、着実に実力を付けていきましょうという内容になっています。
著者のグラフは右肩上がりの角度が急な気がしますが、言わんとしているところはよく理解できます。
しかし、私の想いは赤矢印です。
着実な積み重ねが、やがて指数関数的(エクスポネンシャル)に伸びることを信じています。
著者との考えの違いが明らかなので、一応紹介させて頂きました。(笑)
他にも、図の事例や考え方などが紹介されていて、どういうふうに図を用いて考えると効果的なのかがわかります。
図で考えるということをもっと詳しくしりたい方、すっきりしたい方は、是非ご覧ください!
【4.関連書籍】
最近、エクスポネンシャルに考えるという言葉が流行っています。これを読めばその中身がよく理解できます。
80歳の野口さんは、まだまだ進化しています!
発想法ではレジェンド本として有名な本です。
説明も議論も不要となる上手なグラフの見せ方です。
紙ナプキンに描いた最も有名な図といえば、アマゾンのベゾスでしょう!www.fukuikeita21.com
最後までのお付き合いありがとうございました!