#新生活が捗る逸品 ということで、AIを理解すれば、新生活が捗るというすんごい本を紹介します。
【1.本書の紹介】
本書の著者は、一般人が難しく感じていた「AI」を、一気に身近にしたベストセラー「文系AI人材になる」で一世を風靡した野口竜司さんです。
今回も、AIに対して逃げ腰になりやすい管理職(おじさんたち)に対して、救いの手を差し伸べてくれています。
AIが普及すると、仕事が奪われると危機感を持っていませんか?
実は、心配はいらないんです!
「AI人材基礎スキル」を身につければ、仕事を奪われるどころか、AIが仕事を助けてくれる心強い部下になってくれるんです!
では、どのようにすれば、AIとうまく付き合うことが出来るのでしょうか?
【2.本書のポイント】
テレワークの先に待ち受ける「本当の変化」
ステップ1 テレワークの普及
ステップ2 ジョブ型雇用への移行
ステップ3 組織のフラット化
人材登用の基準を「何年勤めたか」から「何ができるか・何をしてきたか」ヘと改革する必要性を、経団連のような日本を代表する経済団体も感じていることが伝わります。
DX(≒データ✕AI 活用)のシナリオ
ステップ1 企業活動のデータ化
ステップ2 データドリブンな意思決定の定着
ステップ3 AI 人材が企業経営の中心に
フラットになった組織においては、成果を挙げるのが「人でも AI でも構わない」という価値観を持ちやすいはずです。
AI を怖がらず「AI 時代の管理職としてアップデートし、新しいキャリア(シン・キャリア)を創る」べく、この波を乗りこなそうと自ら歩みを進めるか。それとも、座したまま飲み込まれていくか。AI 時代への「順応力」が、管理職に試されています。
管理職が主に行なっていたタスクも、キカイによって徐々に補われていくと予測されていることも見逃してはいけません。
新しい技術革新が起こり、それが社会に定着したとき、いくつかの職種が陳腐化し廃れていく一方で、技術革新を使った新しい職種が生まれる。これが歴史の常です。
管理職にとっては、AI は脅威であるところか、生産性や意思決定の質を高めてくれる「できる部下」なのです。
AI 人材になる為に変化を決意し、行動を起こした人だけが、AI 時代に生き残るビジネスパーソンになることができます。
今圧倒的に足りないのは「AI を使える人」です。
AI だけでなく「AI を熟知した人間」も人間の仕事を奪うのです。
2005年前後以降に生まれた世代にとっては、「AI」も当たり前なものになりつつあります。デジタルを使いこなすのはごく当たり前の世代であり、さらに「特に意識せず AI を使いこなす世代」 がまさにこれから台頭しようとしています。
AI ネイティブKIDSが生み出される要因
1.AI が当たり前にある消費者感覚
2.2プログラミング教育の充実
3.AI 教育の充実
AI ネイティブKIDSの特徴として、彼ら/彼女らは消費者として「アルゴられる」ことに慣れている、という性質を持っています。
AI ネイティブキッズたちは、もはやマックのドライブスルーで1からメニューを探さなければいけない状況に嫌悪感すら覚えるようになるのです。
「管理職こそがAI を熟知しなければならない」ということを、ここで強調しておきたいと思います。
「解決させるべき課題」は管理職が決める
AI 時代の管理職
1. AI 部下
2.AI ネイティブな人間部下
3.非 AI ネイティブな人間部下
”AI の巨人” Amazon が非ネイティブな社員に対して大規模な投資を行うこの動きは今後の人材育成の方向性を考える上でも非常に示唆に富んでいます。「私たちは従業員に投資し、彼らの新しいスキルを身につけ、より専門的な選択肢を自分で創出するのを支援することが重要であると考えています」
AI時代のビジネスパーソンに必要な6つの「AI 人材基礎スキル」
1.AI 基礎用語力
2.AI 構造理解力
3.AI 事例収集力
4.AI 企画力
5.AI 目利き力
6.AI マネージメント力
【目次】
はじめに
序章 2025年、あなたの部下に「AI」が配属される
第1章 「真・働き方改革」と「DX」が迫る管理職アップデート
第2章 「AI を怖がる管理職」はいらない
第3章 「AI ネイティブKIDS」が管理職を脅かす
第4章 「AI と人の共働き」マネジメントできる管理職になろう
第5章 「AI 人材基礎スキル」を身につけよう
おわりに
【3.本書の感想】
痛い。
おじさん世代となる自分としては、痛いところを突かれているような感覚で読みました。(笑)
コロナ禍でテレワークが進み、DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速して企業はジョブ型雇用を採用し、組織がフラット化していきます。
そして、スキルが高い専門職社員と普通の社員とAIが並立する形になるそうです。
つまり、今後、管理職の部下が、AIネイティブと非AIネイティブとAIの3種になるというのが面白かったです。
今回初めて知りました「AIネイティブKIDS」は、アルゴられる(レコメンドされる)ことが普通で、一から選ぶことを、面倒くさがるようです。
言われてみると納得ですが、これは、世代間ギャップが出てきそうですね。
アマゾンで商品を見ていると、ドンドンお勧めしてきます。
これに違和感を覚える世代と、それが当たり前だと感じる世代がいるということです。
5年もすると企業内では、AIを普通に使え、消費者としてもAI慣れした新人が活躍し始めます。
そんな時代が、もう目の前に来ているということが理解できました。
本書の題名を見てヤバいと感じた方、いませんか?
大丈夫です。
この本を読めば、何をしたらよいかが、詳しくやさしく書かれています。
特に後半は図を用いながら、私達が知っておくべきことが紹介されています。
これからの会社組織を覗いてみたい方、AIと言われても何をしたらよいのかわからない方は、是非ご覧ください!
【4.関連書籍】
AI初心者にとって、AIがわかりやすく理解できるオススメ教科書です。www.fukuikeita21.com
日本が再び、輝きを取り戻すための道標がここにあります。
AIを研究しているうちに、子どもたちの読解力の欠如という大問題を見つけてしまいました。
日本の先端AI企業の事例です。
AI経済を世界の著名人はどう予測しているのでしょうか?
企業内で活躍するデータ分析組織とはどういうものかがよく理解できます。
指数関数的にという言葉が流行っていますね。こちらをご覧頂くとその中身がよく理解できます。
アマゾンが成長する理由が良く理解できます。
最後までのお付き合いありがとうございました!
【5.著者より】
著者の野口さんよりいいね!を頂きました!
野口さんより、コメント頂きました。
野口さんありがとうございました!