京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】フィードバック入門  中原淳  PHP ビジネス新書

f:id:bkeita:20210620152247j:plain
今週のお題「100万円あったら」 ということですので、100万円あったら、100万円以上の価値があるフィードバックを受けてみたいということで、そんなフィードバックを教えてくれるすんごい本を紹介します。(笑)

 

【1.本書の紹介】

部下の育成が難しいと感じることはありませんか?

 

難しいと感じるのは、異常ではありません。

 

どちらかと言うと、今の時代では普通の事なんです。

 

なぜなら、最近の組織では部下の育成ができないからです。

 

組織や働き方も変わり、以前の様に教えなくても部下が育つ環境ではなくなってきました。

 

しかし、部下を指導していくことは上司としては必要なことですね。

 

では、部下を上手に育成するためには、どうしたらいいのでしょうか?

 

【2.本書のポイント】 

  フィードバックとは「いいたいことを部下にしっかりと伝える、彼らの成長を立て直すこと」

より具体的には、フィードバックは、次の二つの働きかけを通して、問題を抱えた部下や、能力・成果の上がらない部下の成長を促進することをめざします。

1.【情報通知】 たとえ耳の痛いことであっても、部下のパフォーマンスなどに対して情報や結果をちゃんと通知すること(現状を把握し、向き合うことの支援)

2.【立て直し】 部下が自己のパフォーマンスなどを認識し、自らの興味や行動を振り返り、今後の行動計画を立てる支援を行うこと(振り返ると、アクションプランづくりの支援)

 

当時の職場には上司が特に意識して人材育成を行わなくとも、「部下が育つ」諸条件が一通り揃っていた。その条件とは、「長期雇用」「年功序列」「タイトな職場関係」の三つです。

 

部下育成の基礎理論・原理原則とは何でしょうか。私が管理職の方々にお伝えしたいものは、二つだけです。それは、「経験軸」と「ピープル軸」です。「経験軸」とは、「部下を育成するためには、実際のリアルな現場での業務経験が最も重要である」という考え方です。 「ピープル軸」とは、「人が業務中で成長するのは、職場の人達から、様々な関わりを得られた時である」という考え方です。

 

フィードバックをする時に必要になるデータとして、「SBI 情報」を準備しておくのが良い。 SBI とは

・ シチュエーション(どのような状況で、どんな状況の時に)

・ビヘイビア(部下のどんな振る舞い・行動が)

・インパクト(周囲やその仕事に対して、どんな影響をもたらしたのか。駄目だったのか。) この3点を具体的に伝えることで、初めて、相手はあなたの言いたいことを理解してくれます。

 

SBI を具体的に伝えるためには、常日頃から、部下の行動を観察し、SBI 情報を収集することが必要です。その上で欠かせないのが「上司-部下」の面談です。 部下のことを把握するためには、短時間でいいので、頻繁に行うことです。1回にかける時間は15分程度でも構わないので、隔週1回は行いたいものです。

 

フィードバックは、まずは相手の成長を願い、相手の意思をリスペクト(尊敬)する態度から始めましょう。

 

大切なことは、このセッションの「目的」最初にストレートに述べてしまうことと、「一緒に話し合っていこう」「一緒に改善策を考えよう」と述べることです。

 

大切なことは、「鏡」のように事実を伝えることです。

 

腹をくくってください。

相手から逃げないでください。

しっかりと相手に向き合ってください。

いったん始まったら、こちらも逃げられないのがフィードバックです。

 

フィードバックにおいて「聞くこと」は、「論理のほころび」を待つことなのです。

 

フィードバック後も「1on1」などの「上司-部下」の面談を定期的に行い、部下をフォローし続けることです。

 

管理職は、嫌われて、感謝されるのです。

 

従業員同士のコミュニケーションも停滞していたので、活発になるように、様々な面談を増やしました。

 

「もし君が私の立場だったら、この職場をどう変えるの?」と「仮定法的な質問」投げかける。

 

あなたが自ら成長を願う仕事人でありたいと思うならば、「フィードバックを他者から与えられる存在」ではなく、「自らフィードバックを求めに行く人材」になりたいものです。


【目次】

はじめに

第1章 なぜ、あなたの部下は育ってくれないのか?

第2章 部下育成を支える基礎理論     

    フィードバックの技術 基本編

第3章 フィードバックの技術 実践編

第4章 タイプ&シチュエーション別 フィードバックQ & A

第5章 マネージャー自身も成長する!     

    自己フィードバック・トレーニング

終わりに

【3.本書の感想】

昭和~平成の中頃までは、会社で朝から晩まで働いて、残業して、上司と飲みに行って帰るというのが当たり前でした。

 

実際自分も、若い頃はいわゆる居酒屋でいろんなことを学びました。

 

私が一番好きだったのは、上司の悪口でした。(笑)

 

これぞサラリーマンって感じがして、このシチュエーションにとても嬉しくなったものです。

 

私だけでなく、特にその日、こてんぱんに上司やられた人は、必ず誰かを誘って飲みに行って、ぐちを言っていました。

 

居酒屋でのぐちは、結構明るく楽しいネタになるから不思議ですね。

 

本人は、気分が落ち込んでいたとしても、一緒に行った仲間から色々アドバイスをもらったり、優しさをもらったりして、よし!明日も頑張ろう!というやる気を回復する場でもあったと思います。

 

最近は、無理に残業をさせる環境でもなくなってきましたし、お酒を飲ままい若い人も増えましたので、仕事と人生をどう指導していくのだろうと思う面もありますが、若手からすると、それは大きなお世話なのかもしれません。(笑)

 

今は、職場でも、職場外でもコミュニケーションが難しい時期ですので、コロナ後は、コロナ時代の良かった事も活用して、いい方向に向かって欲しいと思います。

 

この本では、フィードバックについて、とてもわかりやすく紹介されています。

 

フィードバックを学んだことがない方、フィードバックをきちんと理解してみたい人は是非ご覧ください! 

フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書)

 

【4.関連書籍の紹介】

部下を育成することは会社では習わない事が多いと思います。習っていない方は是非、ご参考ください。

www.fukuikeita21.com

 人生は、一生懸命に人生と向き合った先人に教えて頂く事が一番ですね。

www.fukuikeita21.com

野村さんは、野球だけではなく、人生についてもその考えを展開されています。

www.fukuikeita21.com最後までのお付き合いありがとうございました!