京都のリーマンメモリーズ

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【書評】「5 G 革命」の真実 深田萌絵 WAC

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この本を読むと、第3次世界大戦は既に始まっていることがわかります。
 
直接、人が殺し合うという殺戮兵器による戦いではなく、情報戦において、いかに覇権を握るか熾烈な争いが行われています。
 
トランプのせいで、景気が悪くなったよ。
 
という人も多くおられると思います。
 
しかし、アメリカは、中国が世界を制覇するのを一生懸命押さえています。
 
中国が世界を制覇したとしても、一時的なものではないかと思いますが、中国には支配されたくないですね。
 
どちらにせよ、情報を押さえた方が勝ちます。
 
さて、5Gの世界が目の前に迫っていますが、今、どんなことが繰り広げられているのでしょうか?
 
5G時代の入り口で、何が起きているのか見てみましょう!
 
ポイントは以下です。
 
5 Gの大きな特徴とされるのが以下の三つである
1超高速
2超低遅延
3多数同時接続
 
超低遅延通信の技術確立によって実現するのが、アプリケーションであるMaaS(モビリティアズアサービス)という自動運転を主軸としたライドシェア(乗り物の相乗り、またはそのサービス)だ。
 
5 G通信がスマホユーザーに今ひとつピンとこないのは、「低遅延」と「大容量」という特徴的なメリットが、個人のユーザーではなく、製造業や自動車産業が求めているものだからだ。
 
高周波は減衰しやすく、遠くまで届かないという電波特性と、減衰対策でアンテナ出力というワット数を上げると健康に影響を及ぼすという二つの欠点がある。それを解決するために「フェイズドアレイアンテナ」と「ビームフォーミング」という技術が採用された。
 
米中は「通信技術」のために争っているのではないこれは「諜報インフラ」をめぐる「グローバルな政治実質支配の覇権争い」なのだ。
 
世界各国のプラットフォーム企業や通信企業がファーウェイ支持を表明したのは、ファーウェイが提供する安価な高速通信インフラを求めているからだ。
 
5 G通信というインフラを最も必要としているのは監視国家・中国である。中国が目指しているのは「中国国内の監視」のみでは無く、「世界監視システム」だ。その世界監視システムの完成のために必要な技術が5 Gなのである。
 
世界の通信インフラを提供しているのがファーウェイであり、その上でサービスを提供しているのがGAFAに代表されるプラットフォーム企業だ。
 
独裁国家で必要なのは情報統制であり、SEOで検索結果を操作すれば国民が真実を知ることはない。プラットフォーム企業にとって最高の顧客は独裁国家であり、最重要パートナーは格安で世界にインフラを提供してくれるファーウェイだ。
 
「米国政府にはファーウェイが「通信スパイ」だと言えない理由がある。それは、ファーウェイは米国政府が開発した通信機器用のバックドア技術を転用しているので、「バックドアを利用した通信スパイを禁止する」とはっきり言ってしまうと、米国政府のバックドア利用も批判されかねないからだ」 
 
グーグルが検索結果を「望むままに変更できる」パワーを持っているということは、世界の情報操作が可能な立場にあるということだ。
 
グーグルにとって最高のお客様は中国であって米国政府ではないのだ。
 
反トランプのソロスが、皮肉にもトランプと足並みを揃えて中国共産党とIT独占企業を批判せざるを得なくなったのである。
 
手持ちのパソコンが5 Gに繋がれば、数秒で全データが抜き取られるほど驚異的な速度だ。自動運転にしても、インターネット経由で自動車を乗っ取り、事故に見せかけて暗殺できる時代がすぐそこまできている。
 
どんなにコンピューター・セキュリティを高めたところで、5 G通信のインフラ自体にバックドアが仕込まれていれば無防備に等しい。
 
テレビ放送インフラを5 G通信インフラにすげかえ、中国製以外のディスプレイ・メーカーが倒産して無くなってしまえば、都合の悪い番組が放送を検閲し、通信インフラ側で「配信しない」、中国製のディスプレイ側で「表示しない」ことが可能となる。
 
若手 IT 起業家の間で流行しているキーワード「シェアリングエコノミー」に至っては、社会主義思想そのものだ。
 
民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は、「経済、社会、民主主義に対して大きな力を持ちすぎ、中小企業の成長を妨げ、イノベーションを阻害している」との理由でGAFA解体を主張したが、彼女の指摘は正しい。
 
戦争は既に目に見えない形態まで進化している。それが、シリコンバレーがこの10年で起こした最大の「イノベーション」だ。
 
盗み出された技術情報は「中国製造2025」を通じて軍事兵器となり、その矛先は日本に向くのだ。米中貿易戦争、5 G覇権争いは戦争に通じているという意識が国会議員に欠けていることが一番の問題だ。
 
IT産業化が始まった自動車業界は、400兆円の巨大利権をめぐって、中国だけでなく企業を巻き込んだ各国家の戦いとなっている
 
「EV 車はエコ」という真っ赤な嘘でガソリン車やハイブリッド車を規制させ、EV 車のシェアが高まると、中国にはメリットだらけである。例えば、①EV 車は内燃機関を持つ車よりコピーしやすい中国製原子力発電所が売れる③EV 車を5 Gでつないで「車両の監視」が可能となる。
 
トヨタは2025年までの全電気化を掲げているが、それは現行の電解液を用いた蓄電池ではなく、あくまで電解液を固体化した全固体電池である。
 
中国は、コンピューター産業で、プラットフォーム企業を通じた業界支配の成功体験を得ている。
 
MaaSの世界の多くをソフトバンクが握っているということは、将来的に自動車産業がソフトバンクに支配される可能性があるということだ。
 
5 G時代に、日本が世界で勝つ方法がある。「ローカル5G通信」を利用した「IOT✕FA(ファクトリーオートメーション)」による生産性の劇的な飛躍である。
 
米中貿易戦争は日本にとってチャンスだ。米国に課せられた高関税のために中国は「世界の製造工場」として外資系企業を招く力を失った。加えて、韓国の文在寅左派政権が最低賃金を大幅に引き上げたことで外資系企業の工場撤退が相次ぎ、韓国の失業者数は過去最高の107万人となった。これによって、いま外資系企業はなんと、法人税が高く、低賃金でもない日本での工場建設に向かっているのだ。
 
ベターな選択は日本勢で「完全自動化工場連合」を作ることだ。完全自動化工場パッケージとして、機械、ソフトウェア、施工、ローカル5 G付きで海外に売り出せば、先進国企業の労働問題が解決できる。
 
日本では各工場の自助努力によるスマート化は進んでいるが、横の連携を組めば世界のトップに立てるチャンスがある。それは、「日本が世界のセンサー市場、ロボット市場の半分を押さえている」からだ。日本がトップに立つには、「センサーデータを一括管理できるプラットフォーム化」を促進すること、そしてそれを IoT 化することが求められる。
 
各ルーターにAI によるDDoS 攻撃判定機能や偽装 IP アドレスからの通信遮断機能を導入しないと、今後、サイバー犯罪の被害は指数関数的に増加するリスクがある
 
5 G時代の投資先として「暗号」や「VPN」が注目されるのは間違いない。
 
目次
まえがき 人工世界へようこそ!
第1章 5 G通信で世界は変わる
第2章 5 G通信の技術と通信の歴史
第3章 米中対立で業界はどうなる
第4章 自動車産業の危機
第5章 ファイブジー通信のビジネスと今後
あとがき 開発は技術者の遊び心、金は経済界の動力、権力は独裁者の夢

 これを読んでいて自分が、中国政府に監視されている姿を想像してしましました。

 

ですね~

 

うん?

 

実は、既に我が家も監視されているかも知れません。

 

我が家にはアマゾンアレクサがあります。

 

これが我が家のアホな会話をすべて聞いています。

 

知りたい事を聞いても「わかりません」と言うくせに、会話データはどんどん吸い取っているのだと思います。

 

皆さん、便利な事ものには必ずその反面があります。

 

安易に便利に走らず、少し考えてみましょう!

 

便利だから無条件で使うというのではなく、あえて不便な方を選ぶことも選択の1つです。

 

例えば車に乗らず、歩く。

 

これで、みすみす健康な体を奪われる事がなくなります。

 

こんな事の積み重ねが人生を良くしていくと思います。

 

すぐに便利に走るのではなく、考えた上での選択が大事ですね。

 

この本では、5G時代のGAFAがどうして攻撃の的になっているのか、その意味が良くわかります。

 

是非御覧下さい!

「5G革命」の真実 --5G通信と米中デジタル冷戦のすべて (WAC BUNKO 301)

 

人生は選択が大事です!こちらもどうぞ!

www.fukuikeita21.com

 5G時代になったらどうなるのか?その様子がよくわかります。こちらもどうぞ!

www.fukuikeita21.com

 

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!