京都のリーマンメモリーズ

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【書評】世界は悪ガキを求めている 妹尾輝男 東洋経済新報社

この夏に見たいのは、TUBEのコンサートですね。いつからでしょうか、夏と言えばTUBEだ!と言わなくなりましたね。今年の夏はメチャクチャ熱いですが、こんな夏こそTUBEの出番です。ボーカルの前田さんの、ちょっとした悪ガキっぽさも魅力でしたね。今回は、悪ガキが世界から求められているんだよ、と、ちょっと?と思うすんごい本を紹介します。(笑)


【1.本書の紹介】

悪ガキというと、子供のガキ大将みたいなイメージをいまだに持っていますが、みなさんはいかがでしょうか?

 

最近、「この悪ガキが!」と言われるような子供は、あまり見なくなってきましたね。

 

日本の子供社会がなんとなく、お行儀よくなってきたことと、気軽に悪ガキが活躍できる近所の空き地や、放置された工場など、アナログチックな環境がなくなってきたことも関係するような気がします。

 

さて、大人の社会でもおとなしい人、お行儀がいい人が増えてきたと思います。

 

そんな普通な人が多い世の中で、どうして悪ガキが必要になってきたのでしょうか?

【2.本書のポイント】

せっかく、この世に生を受けてきたのだ。何かを成し遂げたいと思うはずだ。その情熱をこそ、大事にしてほしい。

 

稲森氏の情熱は「高い人格」に支えられたものだったが、今の時代のリーダーは、「人格より情熱が大切」なのである。

 

偉大なリーダーは感情に働きかける。

 

つまらない 仕事にこそ 情熱を燃やすべきだ。つまらない 仕事こそ、自由に 思い通りに計画できる。自分で直接手を下せる。失敗したとしても 笑い話で済ませられる。そして誰もが期待していない。だから、成果が出た時の 驚きが大きい。

 

行動は熱くあれ。そして、周りに伝播させ、一つの大きな塊にする。だが、戦略は冷静に考えよ。

 

「悪ガキタイプ」は、決して自分の人生の価値を他人に預けたりはしないのだ。

 

「バージン・ウェイ」の中心にあるのは、「本気で楽しむ」ことであり、その点について私は一切妥協するつもりはない。(リチャード・ブランソン)

 

欧米人は意見を主張するときは、明らかに 日本人よりも上手に理論を展開する。それはひとえに、彼らの自我と欲求の強さからだ。

 

グローバルの交渉では「自分の要求」をはっきりさせ、強くしなければ話にならないということだ。

 

「自分の根っこにあるものは何だろう?」

「自分は、本当は何を求めているのだろう?」

 

既存の価値観を壊し、全く新しい何かを創造すること。新しい風を巻き起こし、不可能と思われるようなことを実行すること。誰もが想像できないようなイノベーションを起こし、それを 結実させること。

 

【目次】

はじめに 世界は悪ガキを求めている

序章 悪ガキが「のさばる」時代に備えよ

第1章 安定を望むな、変化を選べ

第2章 慎重になるな、スピードに乗れ

第3章 安全を追うな、リスクをとれ

第4章 大人になるな、情熱に生きろ

第5章 任せるな、自分でつかみ取れ

第6章 権威におもねるな、フラットに生きろ

第7章 閉じこもるな、世界を見据えろ

第8章 流されるな、哲学を持て

第9章 憎まれるな、かわいげをもて

おわりに 「個」として世界と対峙できる日本人へ

世界が求める「悪ガキ」の頭の中 27特徴

巻末特別付録 「悪ガキ」の思考と行動がわかるブックリスト30

【3.本書の感想】

どうも日本人は回りに流される人が多いみたいですね。

 

そういう人は、グローバルで活躍できないそうです。

 

自分の軸をしっかり持って、しっかり主張しないと欧米人にやられてしいます。

 

せっかく、この世に生を受けてきたのだ。何かを成し遂げたいと思うはずだ。

 

その通りだと思いますが、成し遂げたいことが何なのか、それがわからなくて、うろうろしている人がほとんどなのではないかと思います。(笑)

 

情熱を持つ。

自分が楽しむために妥協はしない。

 

このあたりから自分を変えていくと、人生が充実していきそうですね。

 

この本には、今求められているリーダーの姿が描かれています。是非ご覧ください! 

世界は悪ガキを求めている 

【4.関連書籍の紹介】

松下幸之助さんのありがたいお言葉をどうぞ。

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AKB48初代総監督のリーダー論です!

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家族が大変な中、結果を残した人の語りは、説得力が違います。

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USJ成功でおなじみの、あの森岡さんが語るリーダー論です。

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最後までのお付き合いありがとうございました!