京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】「ありがとう」の教科書  武田双雲  すばる舎

今週のお題「人生最大のピンチ」

人生最大のピンチは、新入社員時代、配属初日に寝坊して遅刻したことです。この時、生きた心地がしないまま、駅に向って走りましたが、足が地に着いている感覚がありませんでした。そんなこともありましたが、今まで勤務し続けられていることを考えると、即クビにしなかった会社には、感謝しかないですね。(上司にはメチャクチャ怒られましたが。(笑))今回は、感謝するにはどうしたら良いのかを教えてくれる、すんごい本を紹介します。(笑)

 

【1.本書の紹介】

ふだんから、「ありがとう」って言っていますか?

 

私はいつも、言わなきゃと思いながら、言うことを忘れています。

 

理由は、忙しいと、恥ずかしいのが原因ですね。

 

いつも忘れがちになりますが、「ありがとう」と言うと、いい効果があるとよく言われます。

 

さて、「ありがとう」と言うと、どうなるのでしょうか?

 

感謝するという事には、どういう意味があるのでしょうか?

【2.本書のポイント】

最初に感謝することで、不思議とあなたには、また 感謝したくなるような現象が起こり始める。

 

感謝は技術です。

 

ワクワクすることが起きたからワクワクするのではなく、ワクワクしたいと言葉にするから、ワクワクする未来がやってくるのです。

 

今日という二度と戻らない1日を、丁寧に味わい尽くしましょう。

 

家事をするときも、「聖なる掃除機」「聖なるホウキ」「聖なる包丁」と口にすると、今まで めんどくさいと思っていた気持ちが消え、感動と感謝が生まれてきます。

 

「うわ~。これ美味しい、最高だなあ」と声に出して言うほうが、明らかに感動レベルが高まります。

 

豊かな人生を歩むためには、気の置けない友人や家族と過ごす時間が必要不可欠です。

 

「自分を批判してくる人は、自分にとって嫌な奴であることに間違いない。だったら、その人のことを思い出している時間がもったいないと思わない?私はどんなに パッシングされても、その人のために自分の時間を割くことは絶対にしない」(秋元康)

 

嫌な人のことを考えるのは、時間とエネルギーの無駄です。好きなことをして、楽しいことで自分を満たす方がよっぽどいいです。

 

誰に対しても比較感謝で接することができたら、自然と、誰かと比べて落ち込んだり、悲しくなったりすることはなくなるのです。

 

一流と呼ばれる人ほど 傲慢さがなく、感謝力が高いという共通点があります。

 

人は本来 ネガティブな感情を持っているので、放っておくと真顔になったり、ブスっとした表情になってしまいます。

 

普段、当たり前のように行っていることを丁寧にするだけで、感謝がうまれる 着替える、体を洗う、料理をする、掃除をするなど、あなたは普段何も考えずにしていることをゆっくりと行なってみてください。

 

あなたが宝物を探しやすいように、SNSを使い、「今日、何に一番感謝したか」を投稿してみましょう。

 

いなくなってから相手の大切さに気づくのは、普段から相手に対して感謝する気持ちが足りていない証拠です。

 

こんなにも穏やかで平和な日本に住んでいることに気づけば、今忙しい世界を作っているのは、あなた自身であることがわかるでしょう。

 

どんなジャンルの仕事でも、今この瞬間に生きている感動を味わえず、勝ち負けの世界にいては、良い結果や成果は残せません。

 

「ゆっくり歩く」「休日はきちんと 休む」から始め、「歩いている時必ず1枚写真を撮る」「面白いものを見つけたら SNS に投稿する」といったマイルールを作るのも良策です。

 

もう二度とお会いすることがない人にこそ 感謝を伝えると、相手も嬉しいしそれ以上に自分が幸せな気分になる 。

 

正しい人生もないし、間違った人生もない。正解がないからこそ、もっと自由に楽しんでいい。

 

【目次】

Prologue 「感謝」は技術で手に入る
第1章 日常の景色がガラッと変わる「ありがとう」の奇跡
第2章 自分のまわりが〝好きな人だらけ〟になる考え方
第3章 毎日が〝幸せであふれる〟シンプルな習慣
最終章 良いことばかりが降りそそぐ〝感謝〟の技術
Epilogue あなたは、この世にひとつしかない最高の作品

【3.本書の感想】

という訳で、本書の提案に従い、京都の町の朝の散歩を少しゆっくりめに歩き、写真を撮ってみました。

急いで歩くと気が付きませんが、ゆっくり歩くと気づく景色もあるんですね。

 

幸せも同じことで、普段から感謝すること、そしてもっと、ゆっくり生きる事で、今ここに幸せがあることを発見できるような気がしました。

 

「忙殺」という言葉がありますが、その文字通り、忙しさに殺されていますね。(笑)

 

人間がこんなに忙しくなったのは、ここ50年、100年くらいだと思いますので、脳の状態で言うと、急激な進化に追いついていないのだと思います。

 

だから、昨今の忙しすぎる毎日に幸せを見つける事は、難しいのかもしれません。

 

効率良くとか生産性を高めて、その先で得る富が幸せであり、無駄やゆっくりするのは、富を得られない、つまり幸せになれないのだと認識されている世の中になっていると思います。

 

ここに、現代の落とし穴があるような気がします。

 

日常のちょっとしたことに感謝をする。ゆっくりと歩いて、いつもは気づかない景色を楽しんでみる。

 

そんなことに幸せを感じられる気持ちに、幸せがあるのだと思います。

 

そうです、幸せは目の前にあるのに、気づいていないのは自分だけなのかも知れません。

 

幸せに気づくヒント。

 

感謝すること、ゆっくりしてみること。

 

これを生活に取り入れると、単に忙しくてモノトーンな毎日から、彩り豊かな毎日へ変化できると思います。

 

この本を読むと、簡単に幸せが手に入る方法がわかります。

 

是非ご覧ください!

「ありがとう」の教科書

 

【4.関連書籍の紹介】

幸せとお金の関係を考えた本です。

www.fukuikeita21.co 

 

売上を増やすことが幸せではないと言っています。

www.fukuikeita21.com

最後までのお付き合いありがとうございました!

【5.すばる舎編集長より】

すばる舎編集長の小寺裕樹さんよりいいね!とリツイートを頂きました!

小寺さんありがとうございました!