最近は、欅坂46の絶対的エースの平手友梨奈さんがグループ脱退を発表したり、乃木坂46の絶対エースの白石麻衣さんが卒業を発表したり、秋元康ファミリーファンならずとも、新型コロナウイルス級に芸能界に衝撃が走っています。
秋元康ファミリーは話題が尽きないですね。
【1.本書の紹介】
その秋元康さんの、おニャン子クラブ以来の大ヒットプロデュースと言えば、AKB48ですね。
こちらのグループは、芸能界においても社会においても、日本国民的アイドルグループとして尚健在しています。
最近は、博多(HKT48)や栄(SKE48)に飽き足らず、バンコク(BNK48)や、ジャカルタ(JKT)等の都市でもグループを作り、その勢いが止まらない状態となっています。
そこまで発展してきたAKB48ですが、その第1期生でありAKBグループの総監督を務めた著者高橋みなみさんが、リーダーの哲学をわかりやすく紹介したのがこの本です。
この本を読んで、今更ですが、AKB48の事に少し詳しくなった気がしました。(笑)
当時、国内300名を超えるグループの総監督を務めたという事実は、やはりすごいです!
若いながらも、相当苦労してきたことがわかります。
歌や振り付けを覚えるだけでめちゃくちゃ忙しかったでしょうに、総監督を務めるというのは並大抵の苦労ではなかったと思います。
個人的には、他のメンバーの方が好きです(笑)が、彼女がとても人気がある理由がわかった気がしました。
秋元康さんが、「AKB48とは、高橋みなみのことである」とまで言わせしめた高橋みなみさんです。
AKB48の総監督経験者がリーダーとは何かを熱を込めて語っています。
もしも今、たかみな総監督がいたら、欅坂も乃木坂も危機を回避出来たかも知れません。
まとめる人がいるっていうのは、グループにとってはとても大切な事ですね。
【2.本書のポイント】
個人との信頼関係の積み重ねが、リーダーにとって大切で、いいチームを作り上げることにもつながっている。いかに個と個として向き合っていけるかが、チーム全体のパフォーマンスを高めることにもつながっているんです。勉強してよかったなと思うのは、名言集をいろいろ読んだことです。うまい例え話や、いいコメント、締め方やまとめ方と出会ったら、とりあえず全部引き出しに入れておく。そうすると、引き出しに入っているうちにうまい具合に熟成されて、いつか自分の言葉になって出てくるはずです。タメる。「…」と何も喋らず、間を作る。私はオバマ大統領のスピーチや、スティーブジョブスのプレゼンテーションを見るのが好きなんですが、聞き手がちゃんと理解してくれるのを待ったり、次はは何が出てくるのかとワクワク期待させたりする、間の演出がものすごくうまいんです。注意しなければならないのは、ただがむしゃらに努力をしてもダメだということです。努力する方向性が、間違っている場合があるからです。ちゃんと自分を知って、自分の向き不向きを見極めることが大切です。信じる根拠は、それまでに積み重ねてきた時間です。「ここにいる誰よりもステージに立っている」「修羅場はいくつも経験してきている」「あんなに練習しできたじゃないか」。プレッシャーに打ち勝つためには、圧倒的にやる。練習が大事です。経験が大事!
【3.本書の感想】
やっぱり、プレッシャーに勝つには、練習ですね。
相手より練習量で負けてなければ、もう、それは自信に繋がりますね。
本番で自信があれば、もう何も恐いものはありません。
華やかな世界は、どうしても楽しそうなところばかりが目についてしましますが、その裏には楽しいことの何倍にもなる大変な事、辛い事があると言われています。
その昔、売れてるアイドルを見て、可愛いだけで売れていいなーなんて思っていた頃もありましたが、今はテレビに出続ける人達をみて、これは努力の結果だなと思っています。
ちなみに2019年の秋元康さんのコメントでは「AKB48とは指原莉乃のことである」と行っていました。
こちらの意図は、引き篭もりで落ちこぼれだったアイドルヲタクの少女が一念発起して自らがトップアイドルになり、後進を育てるプロデューサーになったからだそうです。
ちなみに「AKB48とは高橋みなみのことである」といった意図は、決して器用ではない高橋みなみが夢のためにただひたすら努力する姿が正にAKB48のコンセプトだったからだうです。
この本を読むと、アイドルの見方が変わります。
是非ご覧下さい!
【4.関連書籍の紹介】
もっと骨太なリーダー論を読みたい方はこちらをどうぞ!
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!