京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】新しい起業のかたち 安田修 エムディエヌコーポレーション

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コミニュティー・プラットフォーム「信用の器 フラスコ」の代表を務める元サラリーマンの著者から、現役サラリーマンへ新しい稼ぎ方の提案です。

 

 

【1.本書紹介】

この本は、簡単に言うと今流行の副業紹介の本です。

 

新しい起業のかたちとありますが、即会社を辞めるのではなく、会社を辞めずに起業をすることを勧めていますので、いわゆる副業から始めることを勧めています。

 

この本で初めて知りましたが、「ひよこ喰い」と言って、起業して間もない人から、お金を騙し取る業者が沢山いるそうです。

 

そういう業者になぜ捕まるかと言うと、会社を辞めて、起業したての頃は不安なので、誰かに頼りたくて、そこにやさしくアドバイスしてくれるような人がいれば、その人のことを信用して思わずお金を出してしまうからだそうです。

 

そういう被害に会わないためにも、サラリーマンをしながらじっくり起業を目指すほうが良いそうです。

 

他の副業を勧める本とは違う、この本の新しい点は下記だと言っています。

・会社を辞めずに堂々と起業する

・オンラインサロンを持って起業する

・サラリーマンより、起業するほうが安全という考え方

・長期的な視点と実験思考

副業とは言えこれを見た時、ハードルが高いなーと感じたのは私だけでしょうか?(笑)

 

すぐ会社を辞めず、副業をすることのメリットは、稼ぐ力がつくので、結果、本業(サラリーマン)の成績もアップまたは出世するということです。

 

出世したら楽しくて、サラリーマンを辞められなくなりますね。(笑)

 

本書では、オンラインサロンを持って起業をするビジネスモデルを提唱しています。

 

自分がオンラインサロン主催するってイメージできますか?(笑)

 

著者が言うように、起業簡単に出来るものなのでしょうか?

【2.本書ポイント】

サラリーマンである限りは一生豊かな生活はできない

 

実質的な税負担は確実に減る


資本主義というルールのもとでは「お金持ちになろうと思ったら起業するしかない


私が渇望する「自由で、好奇心溢れる生き方」をするためには、起業する必要があると言う結論に達したのです。


私が起業の業態でお勧めするのは、広い意味でのコンサルタント業です。お客様が抱える悩みを解決し、価値を提供して対価を受け取るビジネスです。


背水の陣が実は負ける確率が高い

 

労働時間でお金をもらうという発想をやめ、提供する価値の対価としてお金を受け取るという発想にしましょう。


レッドオーシャンには確実にプランクトンはいますから、思い切って飛び込み、なんとかもがいているうちにふと、少し深い海に青い部分を見つける、というのがブルーオーシャンの本当の意味だと私は理解しています。実験を繰り返すうちにコツンとぶつかった差別化要素、それこそがブルーオーシャンだと私は考えます。


起業や副業は3年かけて資格を取ってから・・・などと考えているならその期間を、「稼ぐ力」を身につけるために使った方が効果的

 

稼ぐ力=商品力✕関係性構築力✕情報発信力


【ミッションとは】
・使命感を持ってやること
・事業をする根源的な理由
・心の底から湧き上がる思い

 

【ビジョンとは】
・理想の状態・風景・景色
・心に浮かぶ、将来の具体的なイメージ
・他の人と共有化して向かう目標

 

「ビジョン」のほうは、より他人に伝えることを意識してください。これは実は、貴重な時間やエネルギーの浪費を防ぎ精神的にも疲れないので非常に価値の大きいことなのです。


会社やコミュニティといった組織を運営するうえでは、ミッションやビジョンは価値観の確認と言う「踏み絵」の役割を果たすこともあります。


「誰」を絞り込むなら「ペルソナ」が有効

 

その人の役に立つことであなたが本当にワクワクするもしくは興奮するペルソナを選びましょう。


そのペルソナが何に悩んでいるかについて考えましょう。


ペルソナの悩みに解決策を用意することが、つまり商品を開発するということなのです。


あなたの商品が売れるかどうかは、あなたが自信を持ってそれをお客様に勧められるかということで決まります。


考えることは重要ですが、ただ悩んでいるだけの時間はムダです。仮説を立てたらすぐ実験。走りながら考えましょう。

 

情報が世の中にあふれ人々は豊かになり、移動も自由になる中で、国家や大企業に支配されるだけの生き方では人は満足できなくなります。結果、国家や大企業は力を失い、起業するなど個人が力を持つ時代になります。


イベントやセミナーは実験であり、確率で考えるべきだとお伝えしましたが、これはビジネス全体に言えることです。オンラインサロンも例外ではなく、確率のゲームです。


名刺を交換するとメルマガを一方的に送ってくる人がいますが、そもそも勝手に送ってはいけないのです。


うまくいくとされている考え方がありますから、それを最初に学ぶことは良いことです。しかし、その通りにやれば必ずうまくいく方法なんて、あるはずがありません


あなたの専門性に「稼ぐ力」が掛け合わされば、「本業」の方でも目立った存在になっていきます。


事業規模を拡大させても追加コストがかからないインターネットの恩恵をフルに活かした B to C のビジネスが、爆発的に大きくなって世界を変える。

目次
はじめに この世から「ひよこぐい」をなくしたい食べるの口へん
第1章なぜ今起業なのか
第2章起業に必要な「考え方」
第3章商品・サービスを開発する
第4章セミナーを開催する
第5章集客とセールス
第6章オンラインサロンを持つ
第7章情報発信を続ける
第8章一生稼げる次のステップ
あとがき 「当たり前」の起業本を書きたい

【3.本書の感想】

 

著者の勧める起業のかたちは、コミニュティーを作り、そこから安定的に収益を得る方法です。

 

そこに行くまでのステップで、ハードルが高いなーと感じるは、セミナーを開催することです。

 

何か(コンサルティング)商品を決めて、セミナーを開催し少数でいいのでお客さんを集め商品を販売(問題解決)しコミュティを作っていくことが、著者の主張するこれからの起業のかたちだそうです。

 

コミュニティで利益を得る形は、全国のあちらこちらにある、いわゆるスナック(ママさん対お客)形式で、固定客の集まりで店が繁盛するタイプのビジネスモデルです。

 

これは、収益が安定する伝統的なビジネスモデルだと言われています。

 

豊かさの基準が何であるかは人それぞれですが、引用冒頭の「サラリーマンである限りは一生豊かな生活はできない」というのは、ぐさっと来ます。(笑)

 

これは、著者の結論であり、だからこそサラリーマンを辞め、起業した結果豊かな生活を送っているのだと思います。

 

サラリーマンであった著者が、脱サラしたことで得た豊かな生活を是非、現役のサラリーマン諸君にも経験して欲しいと純粋に願って書いたのがこの本だと思います。

 

本書でも、必ずしもすぐの起業を勧めているのではなく、まずは働き方として、時間を売るのではなく、価値を売るようにしましょう。そうすれば、仕事の取り組み方も変わってきます。

 

そうしているうちに自分に力がついてきて、次第に、困っている人の何かに役立てることが出来る。つまりそれが商品になります。

 

何でもそうだと思いますが、まずは人の役に立つ事で、自分は何ができるかと言うことを考える事が大切だと思います。

  

副業、起業、収益を上げるコツを学びたい方にとっては、非常に分かりやすく書いていると思いますので、是非ご覧下さい! 

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会社経験豊富な方は、小さな会社を買って一挙に社長になるという選択肢もあります。

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 当たり前のことをきちんとやれば成功出来ます、というご紹介です。

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最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【4.追伸 著者より お得なお知らせ!】

著者の安田修さんより、ツイッターにコメントとリツイートを頂きました。

安田さん、ありがとうございました!

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【5.本が来ました】

申し込みしてから1週間ほどで本当にこの本が来ました!

安田さんありがとうございました!

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