さ、またしても世界最高峰の大学から何かがやってきました。(笑)
今回はハーバード大学で学んだ著者が、米国ビジネスマンなら当たり前にやっている、食によるコンディション調整、健康管理の方法を紹介しています。
【1.本書の紹介】
本書は新型コロナウイルスを予測して書かれたとは思えませんが、感染症予防には納豆が有効だと書かれています。
なんと、本書では、納豆はリターンのある食材として、食べる投資の1番目に挙げられています。
トイレットペーパーまでは行きませんが、お店によっては納豆が品薄になっているようです。
納豆は、好き嫌いの激しい食べ物ですが、これを機会に食べられる人が増えると良いですね。
流石ハーバードというだけあり、日本ではまだ聞き慣れない言葉も散りばめながら、健康になるための食生活を、一部米国との比較を交えながらアドバイスしています。
体への投資として、食べるべきもの、食べてはいけないものを詳しく紹介しています。
おなじみのものもありますが、知らなかったことや、日本よりも進んでいるところなどが紹介されていて興味深いです。
健康を投資先と考え、食材に投資することで、健康という財産が得られる。
自分の健康に対しお金を使えば、それは、後々健康であったり、長寿という形でリターンが得られます。
だから、これはまさに自分への投資と言えますが、土地や金融商品とは違うため、日本ではまだそういう表現もされていないので、「投資」という言葉に違和感を覚えるかも知れません。
この本の中では、お勧めの食材について、毎日食べても飽きないように、複数の調理例の写真なども紹介されていて、目で見ても楽しく食の重要性が学べます。
【2.本書のポイント】
食こそが栄養の基盤であり、栄養知識を身につけて実践することが「健康」という「資産」を作り上げる「投資」になる。
「だるい」「疲れやすい」「手足が冷える」といった現在人に多く見られる不定愁訴は、実は細胞でのエネルギー産生に滞りが生じているというサインであることが多いのです。
ビタミン・ミネラルの宝庫であったはずの野菜や果物は、食べやすさを追い求めた品質改良や土壌の劣化などにより、栄養価が落ちている
・上の血圧は「年齢+90以下」
・コレステロール値は、むやみに下げない
・血糖値は「乱高下」を避ける
「ビタミン D」の摂取が、うつ病を始めとした精神疾患の予防・改善に有効
サスティナブルな経営をしていくためには、「社員の体と心を健全化して、一人一人のパフォーマンスをアップしていくしかない」
パフォーマンスアップのための血液検査項目
ホモシステイン
ビタミン D
GPT(ALT)
亜鉛無機リン
ヘモグロビンA 1 c
投資1 毎日、ひとパックの納豆を食べる
納豆を常食する事は、短期的には感染症予防、長期的には生活習慣病予防につながる、リターンの大きな食べる投資です。
投資3 タンパク質を考える~魚の効用~
炎症が引き起こす代表的な疾患
歯周病、アトピー性皮膚炎、認知症、がん
炎症を抑える食べ物として、一番バッターに立つのは、なんといっても魚の油です。魚介類は「オメガ3系脂肪酸」と呼ばれるDHA や EPA などの脂肪酸を豊富に含み、慢性炎症を抑制する働きを持つことが広く知られています。私はタンパク質をとるなら、魚を週に半分、そしてそれ以外で鶏、卵、豆を基本とすることをお勧めしています
投資5 ココナッツオイルを常備する
脳細胞を働かせる上で、非常に効率的なエネルギー源になるのが、ココナッツオイル
投資8 3つの栄養素をサプリでとる
現代人の生活で不足しがちな「ビタミン D」、「亜鉛」、「マグネシウム」の三つの栄養素については、食事だけで必要量を満たすことが難しいため、私はサプリメントの活用をお勧めしています。
投資9 コーヒーとチョコレートでブレイク
コーヒーには抗炎症作用があることが確認されています。肝臓病を予防したり、長寿になるなど、コーヒーの健康効果を示唆する研究は多数あります。高カカオチョコレートを少量とりながらのコーヒーブレイクは、健康的な習慣としてお勧めします。
食べない投資1 「甘い飲料」は飲まない
今後、口にする飲み物は「水」か「茶」か「コーヒー」の3択を基本とすることをお勧めします。何も砂糖は添加しません。
食べない投資3 「白い主食」に別れを告げる
白米を食べるにしても、最初に野菜やキノコ類など食物繊維を多く含むものを食べ、味噌汁を飲み、おかずを食べ、最後に白米といった「カーボラスト」の順番にすると、血糖値の上がりは緩やかになります。
食べない投資5 トランス脂肪酸(植物油脂)
細胞が傷つくことで生まれる炎症を予防する上で、最も警戒すべきものが、「食べるプラスチック」とも呼ばれるトランス脂肪酸です。
◆選ぶ油
バター、ラードなどの動物性油脂(適度に摂る)
いわし、さば、アジなどの青魚
低温抽出のココナッツオイル
オリーブオイル(生食で)
◆排除する油
マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、植物油脂、植物性油脂などトランス脂肪酸(市販のパンやお菓子にも多い)サラダ油、ひまわり油、など植物由来の油脂
食べない投資7 食品添加物
日本は添加物王国だ、などと言われています。健康を損なう食べ物について、自ら知識を得ることで自衛をすることをお勧めします。防カビ効果などの目的で食パンなどに使用される「プロピオン酸」、ビーフジャーキーなどの食肉加工品に使われている「硝酸塩」のリスクは、食後に出るだけでなく、経年的に母体や胎児に影響を及ぼす可能性もあります。
食べない投資9 過度な飲酒を卒業する
飲酒による発がんの原因は、アルコールが体内で代謝されて生まれる「アセトアルデヒド」有害物質にあります。このアセトアルデヒドは、遺伝子に直接作用して発がんを促進する働きがあります。
食べない投資10 タバコを卒業する
最新研究では電子タバコの方がさらに危険性が高いことが指摘されています。
食べない投資11 ファスティングを習慣化する
「食べることを休む」ことが投資になる
私がお勧めするのが、休みの日に実践する「プチ断食」です。日頃の会食が多いビジネスパーソンの方は、空腹感を抱く時間が少なくなっているのかもしれません。その場合、ファスティングタイムを意識的に作り、消化器の状態をリセットすることも必要でしょう。
「金を稼ぐために健康を害し、
今度は病を治すために稼いだ金を使う。
将来の心配ばかりをして、現在を楽しむことをしない。
その結果、人々は現在にも未来にも生きていない。
あたかも人生が永遠に続くかのように生きているが、真の意味での人生を全うすることなく死んでゆく」
ダライ・ラマ
目次
はじめに
第1章 最大リターンを得る投資は「食事」である
第2章 実践投資になる食事
第3章 パフォーマンスを最大化する食事術
「食べる投資」を毎日の習慣に
第4章 食べない投資
「食べない」ことが投資になるもの
現代人は糖質のとりすぎ
おわりに
【3.本書の感想】
知らない単語はありませんでしたか?(笑)
私は、知らない単語がいくつか出てきて驚きました。
やはり、その道の研究者にはかないませんね。(汗)
しかし、この中のいくつかは、数年後には、日本においても普通になるのではと思います。
私個人的には、まず、ココナッツオイルを購入して効用を試してみたいと思います。
そして、チョコとコーヒーブレイクも楽しみたいと思います。
高カカオのチョコも買って来ようと思っています。(笑)
食べない投資まで実行できれば、将来の健康への投資はバッチリです。
この本は、わりと薄めの本ではありますが、余計なことはできるだけ省いて、重要なことに絞って濃く書かれています。
沢山の事が書いてあるので、何を食べて、何を食べてはいけないのか、一度では覚えられないと思います。
もっとよく理解したい方は是非、本書をご覧下さい!
1冊手元に置いておけば、生涯に渡って健康な生活を送ることができると思います。
こちらは、 えっ!本当?と思うようなタイトルですが、体に良い事が書いあります。
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南雲先生も納豆は体に良いとおっしゃっています!
南雲先生みたいに若くなりたいので、毎日納豆食べています。(笑)
内容は、健康とは関係ありません。読むとスッキリします。
ハーバードつながりでどうぞ!(笑)
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最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!