京都のリーマンメモリーズ

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【書評】夢が叶います! 「ノムラの教え 弱者の戦略99の名言」 野村克也   講談社

この本は、野村監督の書籍の中から一番いい所を抽出した野村監督ベスト本!だと思います。

【1.この本の紹介】

この本の中身を簡単に言うと、夢の叶え方!が書かれています。
 
この本を読めば、夢が叶います。
 
野村監督は、自分自身がプロ1年目終了時点で解雇を言い渡される程、できない選手でしたが、努力を積み重ねていった結果、ホームラン王やMVPなど輝かしい成績を残す事ができました。
 
そして、多くの選手を再生し、スワローズ、タイガース、イーグルスの監督を務めるまでになり、そして遂に野球殿堂入りを果たしました。
 
野球人生を振り返ってみると、もっとも長く、野球現場で活躍した人の1人となりました。
 
さて、そうなるために、何を考えて、どう動いたのか?
 
この本には、惜しげもなく野村監督の素直な考えが紹介されています。
 
一つ一つ大変素晴らしい名言だらけです。
 
簡単な言葉しか使っていませんが、大切なメッセージダイレクトに伝わって来ます。
 
 
野村監督の言葉は、「ボヤキボヤキ」と笑いのネタにされた面もありましたが、今となっては、人生の先輩から後輩を正しい道へ導くための、素晴らしい名言に昇華しています。
 
そんな野村節を是非味わってみて見て下さい。

【2.本書のポイント】

とかく天才と言うものは頭を使うことが少ない。考えなくてもできるからだ。そこに凡人が天才に勝るチャンスがある。たとえ凡人であっても、頭を使い、徹底的に考えれば天才と十分に戦える技術力には限界がある頭脳に限界は無い
 
「あっ!」とか「おっ!」とかつぶやいている選手は必ず伸びる。試合を見ていて、何かしら感じているからだ。「人間の最大の罪とは何か。それは鈍感である」
 
勝った時は謙虚な気持ちを忘れてはいけないし、負けたときにはつねに「なぜ」と敗因を問い、反省し、対策を練るべきなのだ。「野球は確率のスポーツ」と私は理解しているが、成功する確率の高いプレーとは、そうした繰り返しの中で生まれるものなのである。
 
知識はいくらあってもいい。けれど、固定観念や先入観百害あって一利なし
 
日々、自問自答することが大切だーーー「自分は正しい努力をしているのか?」と。
 
心しておかなければならないことがある。それは”努力には即効性がない”と言うことである。
 
たんに未熟であるから結果が出ないだけなのに、スランプだと勘違いしてしまうのである。未熟者にスランプなどあるわけがないのだ。
 
人間の価値は他人が決めるのである。他人の評価こそが正しいのだ。
 
「よくなった」とは、「変わった」と言うことなのである。すなわち「変わること」=「進歩」なのだ。
 
正しいプロセスを踏むとは、準備をすること、そなえることにほかならない。そして、そなえるとは、私にいわせれば、あらゆる選択肢の中から成功する確率のもっとも高いものを選択することになる。「予」を大切にすることだ。予感、予想、予測、予防…の「予」である。つねに「予」を大切にし、念頭に置いていれば、おのずと正しいプロセスをたどることになる。
 
忍耐の裏側には希望があるからだ。「一流になれば、大金を稼いで家族に楽をさせることができる」と言う希望のほうが、忍耐に伴うつらさや苦痛よりはるかに大きかったのである。
 
観察力、洞察力、判断力、決断力、記憶力。それからデータを収集、分析して活用する力。さらに深い思考と確固たる哲学…これらは目に見えない「無形の力」は、無限である。磨けば磨くほど突き詰めれば突き詰めるほど鋭く強くなる。とすれば、こうした無限の無形の力を結集すれば有形の力など恐れるに足りぬ
 
短所こそ意識的に矯正、強化に取り組まなければならないのだ。それが長所を活かすことにつながるのである。そう、短所は長所を殺してしまうのだ。
 
「口べたとか処世術なんて問題じゃない。いい評価や、いい解説をしていれば必ず誰かが見て、評価してくれる。だから絶対に手を抜いてはいけません」(評論家草柳太臓)
 
相手の立場に立って考えられるかどうかなのである。それができる人間は、周囲に良い心証を与えられるのはもちろんだが、例えば試合においても、「この場面では相手は何をしてくるのか」「ここでは何を考えているの」と読むことができるのだ。
 
自分は何のために生まれてきたのか、どのような人生を送りたいのか、言い換えれば、しっかりした「人生観」を持たなければ、しっかりした仕事をすることも不可能なのである。
 
打率3割を打つことが一流打者である。足りない五分をどう埋めるか考え抜いた結果、読みを深め相手投手のクセ探しをすることにした目に見えない無形の力を磨くことに気づき人並み以上の実績を残すことができた。
 
人間は、平等に思考と感情の二大要素を持っている。考える力と感じる力をフルに活用することだ。
 
努力は絶対に裏切らない。続けていれば、いつか必ず実を結ぶ。私が何よりの証拠である。
 
人はひとりでは生きていけない。だからこそ、縁を大切にしなければならない。縁が縁を呼ぶこともある。縁を大切にし、感謝する人間が、その力を借りて有意義な人生を送ることができるのである。
 
「失敗」と書いて「せいちょう(成長)」と読む
人間は、失敗して初めて自分の間違いやいたらなさに気づく。そして、「どうして失敗したのか」「何がいけなかったのか」と反省し、「どうすればうまくいくのか」「何をすれば良いのか」と真剣に考える。この過程で、人間は成長するのである。
 
人間は三人の友を持て」と言う。すなわち、原理原則を教えてくれる人。師と仰ぐ人。そして耳の痛いことでも直言してくれる人である。
 
勘は「根拠のない思いつき」。一方、ひらめきは「脳のどこかに蓄積された経験、知恵、知識が状況に従って的確に発信される」ことを言う。
 
夢や目標があるならば、現状嘆く前にどうすれば少しでもその現実に近づけるのか、極限まで考えることだ。試行錯誤を繰り返すことだ。そうすれば、夢や目標は必ず叶う。かなわないのは努力が足りないからだ。
 
「なぜ」と問うからこそ、人間は考え、創意工夫し、試行錯誤する。
一年目に解雇を言い渡され、「故郷に帰れない。クビになったら南海電車に飛び込みます」と泣いて頼んでもう一度契約してもらえた時、心に誓ったのが「思い切ってやって、思い切ってクビを斬られてやる」という言葉だった。人間、追い詰められたら何でもできる。恥ずかしいとか怖いとか言った羞恥心や恐怖感など消えてしまう。

【3.本書の感想】

失敗」と書いて「せいちょう」と読む。
 
これが刺さりました。
 
成長するためには、失敗が欠かせない。
 
失敗をすると、なぜこうなったのかを考える。
 
そして、次、どうすれば同じ失敗をしないかを考える。
 
ここに人間の成長があると野村監督は言っています。
 
そのとおり!だと思います。
 
そして、夢を叶える為には、努力が必要です。
 
努力は裏切りません。
 
ただし、正しい努力をしているのかは、折に触れて検討するべきだと言っています。
 
つまり、その選択は正しいのかということです。
 
どう選択するのか?
 
いい結果を生むためには、いい選択をしなければなりません。
 
その選択について興味のある方は下記をご参照ください。

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この本には、夢の叶え方が書いてあります。

 
この本を読むと、夢が叶います。
 
もし今、夢が叶わなくて悩んでいる方は是非、この本を読んでみて下さい!
 
きっと、新しい行動が始められると思います。
 
素晴らしい本です!
 
皆さん、是非読んでみてください!

ノムラの教え 弱者の戦略99の名言

 

【4.関連書籍の紹介】  

野村さんは天才にと戦い勝ってきました。

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野球関係者は誰でも読んでいるという伝説の野村ノートです。

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野村ノートを愛弟子が解説します。

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ツキは呼び込むことができます。

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最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!