京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】大器晩成列伝 真山知幸 ディスカバー

今週のお題「最近捨てたもの」

最近、長年使っていた万年筆を2本処分しました。万年筆は、頻繁に使っていないとインクが固まり、すぐには使えなくなります。使うたびに、インクの通りをよくするために洗浄する必要があり、手間とストレスを感じていました。そこで思い切って処分しました。ところが最近、金の価格が高騰しており、ペン先だけでも高値がつくことがあるそうです。それを聞いて、「しまった!」と思いました。古くても良いものには、それだけの価値があるということですね。それは人にも言えるようです。大器晩成の人たちをたくさん紹介している、すごい本を紹介します(笑)

 

【1.本書の紹介】

50代の皆さん、人生をあきらめてはいませんか?
 
人生は、まだまだこれからです。
 
君たち男の子~ゴーゴー!でおなじみの郷ひろみさんは、60代が人生で輝ける時代だと考えて、準備をしてきました。
 
そして、今、60代をまさに謳歌しています。
 
会社人生で考えると50代は終わりの見える時期かもしれません。
 
しかし、人生100年時代ではまだまだこれからです。
 
歴史に名を残す人は、わりと、大器晩成が多いことをご存知でしょうか?
 
さて、私たちが、これからの人生を充実したものとするためには、どう生きて行けばよいのでしょうか?

【2.本書のポイント】

中年期は、ライフサイクルにおける大きな転換期である。生涯にわたって続く心の発達プロセスの中で、中年期は、自己のあり方が根底から問い直される時期であるとも言えよう。
 
40代から50代においては、評価されることよりも「残り時間で、どれだけのものを後世に残せるか」が大切になります。
 
目指した方向で絶望的にうまくいかなかった時は、自分が本来進むべき適性のある方向へ軌道修正する、絶好のチャンスです。
 
苦労を苦労だと思わない分野に突き進む、それこそが夢を叶える第一歩です。
 
中年期にいかに学び、どれだけ自分をアップデートできるかで、更年で高齢期の充実度変わってきます。
 
簡単にはうまくいかないからこそ、人生が面白い。50代を迎えても、なお、夢を持つ意味は十分にあると言えるでしょう。
 
大事なのは、どんなきっかけであれ、「行動しよう」と思った気持ちに従うこと。
 
懸命に続けていたことを止める時、人はつい不安になってしまうものです。しかし、キャリアに空白を作ることで生まれるものもあります。
 
挑む前にあれこれと考えて、結局は手を出さずに終わる。人生経験を重ねると、物事は簡単ではないと知っているだけに、新たな挑戦には躊躇しがちです。
 
素人だから飛躍できる。
 
40代と言う年齢もあってか、私の周りでも転職ではなく、独立の道を選ぶ友人が少なくありません。自分の決断で行動した結果としての不遇の方が、まだ受け入れられるということなのでしょう。
 
「いつか」は来ない。「今」始めよう。
 
年齢を重ねて初めてたどり着ける場所がある。
 
人がダメだとして振り向こうともしない仕事こそやってみよう。
 
人生の転機となる出来事と、実際に飛躍する瞬間は、必ずしも時期が一致しません。
 
遅咲き異人たちが、壁にぶつかったり、停滞したりしたときに、とった行動にも、いくつか共通点があるようです。
①「好きなこと」「やりたいこと」に立ち返る。
②心が動いた瞬間を捉える。
③人の声に耳を傾ける。
④失敗しても行動を続ける。
⑤時期を待って目の前のことをやる。
 
【目次】

第1章 50代以降に花開いた偉人たち
アンリ・ファーブル(博物学者)
カール・マルクス(思想家)
安藤百福(実業家)
山中伸弥(医学者)
チャールズ・ブコウスキー(詩人)

第2章 50代以降から新たな挑戦を始めた偉人たち 
アインシュタイン(物理学者)
渋沢栄一(実業家)
トーマス・エジソン(発明家)
小林一三(経営者)
赤塚不二夫(漫画家)

第3章 50代以降に新ジャンルに挑んだ偉人たち
伊能忠敬(測量家)
ハインリヒ・シュリーマン(考古学者)
吉野裕子(民俗学者)
レイ・クロック(実業家)
小泉淳作(画家)
川田龍吉(実業家)

第4章 挫折をへて50代で道を切り拓いた偉人たち 
サミュエル・モールス(発明家)
山内溥(経営者)
ジュリア・チャイルド(シェフ)

【3.本書の感想】

50代から頑張って結果を残した人は多いですね。

 

読んでいて、とても勇気が出てきます。

 

私たちも、まだまだ将来があります。

 

目先の現実、例えば、給料が減るとか、年金生活でお金が足りないとか、そういうことばかりに目がいくと、どうしてもそこに引き込まれてしまいます。

 

まずは、自分がやりたい事が何だったのかを見つめなおしましょう。

 

そして、やりたい事に突き進みましょう!

 

明るい未来というのは、素直に自分の欲求に従うだけで、実は、かなってしまうものなのかもしれません。

 

この本は、人間の可能性を強く感じさせてくれる本です。

 

特に、中年以上の方には勇気が得られる本です。

 

是非、読んでみてください!

 

大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!

大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!

  • 作者:真山知幸
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
Amazon

 

【4.関連書籍の紹介】

これが現代人に参考にして欲しい生き方です!

www.fukuikeita21.com

この人もたいていお年寄りになるまで頑張りました。

www.fukuikeita21.com 

 

外山先生もご高齢になっても現役でご活躍でした。

www.fukuikeita21.com

 

ご高齢ですが、頑張っています。

www.fukuikeita21.com

 

80歳になったら次の事を考えましょう。

www.fukuikeita21.com

 

 

最後までのお付き合いありがとうございました!