京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】小さなビジネスモデル100 酒井威津善 ソシム

今週のお題「行きたい場所」

行きたい場所は、楽しくて儲かる場所です。自分のちょっとしたアイデアで、お客様が喜んでくれるような、そんなビジネスができたらいいですね。多くの人は、ビジネスなんて他人事のように感じていると思います。そんな人に、小さなビジネスモデルを作り方を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)

 

【1.本書の紹介】

お金儲けしたいなぁと思う人はたくさんいると思います。
 
しかし、なかなか良いアイディアって思いつきませんよね。
 
私は、サラリーマン根性から抜けきらないので、私がもしサラリーマンを辞めたら、吉野家かセブンイレブンでバイトすることばかり考えています。
 
しかし、アイディア1つでビジネスは作れるようです。
 
さて、ビジネスを作るにはどんなことを考えたら良いのでしょうか?

【2.本書のポイント】

とにかくシンプルに。シンプルにすればするほど、あなたのビジネスは飛躍的に成功へと近づきます。
 
先天的なセンスよりも発想が勝る可能性が十分にある。
 
株式会社アークライトの「ゲームマーケット」は、日本最大級のアナログゲームイベント。
人がアナログに惹かれる理由の1つに、「社会的なつながり」があります。日常での、会社や学校だけでなく、別のつながりを求めているわけです。
・あえて物理的なもので、心の隙間を埋められないか?
 
エーテンラボ株式会社の「みん明チャレ」は、同じ目標を持つユーザー同士が、毎日挑戦した内容をチャットで報告し合いながら「習慣化」に取り組む習慣化アプリ。
三日坊主の対象となるビジネステーマはほぼ決まっています。美容、勉強、日記、整理・片付けといったもの。そこでこう考えてみましょう。
・継続したいけど、できずに困っている人はいないか?
・このサービスで、継続できる人を増やせないか?
 
株式会社KOKUAの「ライフギフト」は、防災グッズや備蓄できる食品だけを集めたカタログギフト。
ギフトにすることで「自分では買わないけれど、欲しかったもの」を買うハードルを下げる。
前提として、「購入する人=使う人」と言うステレオタイプから離れる必要があります。ビジネスとして成立するのであれば、費用を負担する人が別でも良いからです。
・自分ではお金を払わないが、もらえるものならもらいたいものは?
・ただなら欲しいものは?
 
株式会社CEOキッズアカデミーの「CEOキッズアカデミー」は、子供向けビジネススクールです。
子供1人にかけるお金の総額は増加傾向にあります。
一般化されたもの(大人向け)はすべてこの切り口の対象になり得ます。
・大人はこのサービスのどこに旅行を感じているだろうか?
 
株式会社ラスタイルが運営する「シニアプログラム」
65歳以上のいわゆるシニア層の市場規模は2040年頃まで増加傾向が続き、1節には100兆円規模になるとも言われています。
あらゆるビジネスカテゴリーがこのビジネスアイディアの対象になります。
・シニア層が必要としている事は何か?
 
ライザップグループ株式会社「チョコザップ」
2年で会員数は1,200,000人を超えています。
わかりやすい使いやすいすぐにできると言う「簡単さ」はそのまま価値があると認識されやすい傾向があります。
・何かのついでに利用できる環境にできないか?
 
ライソン株式会社の「応答くん」は、インターホンや電話越しにボタンを押すと、男性の声で対応するデバイスです。
男性の要素を取り入れることで、ライフスタイルや趣向に合わせた製品やサービスを提供することができます。
ジェンダーギャップが根強いと言うのは、社会にとって決してプラスの要因ではありませんが、ビジネスチャンスでもあります。
・このサービスに男性的要素を付加したら?
・男性もこの商品を使いたいだろうか?
 
「0% NON-ALCHOL EXPERIENCE」は、日本初の完全ノンアルコールドリンク専門のバーです。
ターゲット外の層は、その商品やサービスに興味がないと思われがちですが、必ずそうではありません。
・ターゲットが感じている価値とはなんだろう?
 
ユニチャーム株式会社の「歩行アシストパンツ」はスムーズな歩行サポートする機能性おむつです。
いわゆる「おむつ」をことに抵抗のない人はまずいないでしょう。しかし、その目的が日本「尿漏れ防止」ではなく、「歩行補助」なら、利用者の内的な了解が得られやすくなります。
・利用者が他に困っている事はなんだろうか?
 
株式会社アイルの「VEGHEET」は、年間約500万トン発生する「捨てられる野菜」を使った食用シートです。
ビジネスのプロセスから生まれる様々なものに「価値」が求められるようになりました。
・この素材から別のものを生み出す事はできないだろうか?
 
JR東日本の「どこかにビーン」は、どこかの新幹線停車駅にランダムに旅行ができるサービスです。
商品にはあるべき姿があると多くの人が思っています。でも、それだけでは、消費者は飽きてしまいます。
・商品に、これまでなかった驚き発見を加えられないか?
 
【目次】
序 章 「儲かるビジネスモデル」は、誰でも作れる
第1章 お金の視点
第2章 顧客の視点
第3章 用途の視点
第4章 形態の視点
第5章 場所の視点
第6章 価値の視点

【3.本書の感想】

私もチョコザップに通っていますが、チョコザップには運動よりも運動以外のサービスの方がたくさんあります。
 
私が行っている店舗ででいつも使われている施設は、エステでも、脱毛でもなく、なんとくカラオケです。
 
朝から、いつも誰かが利用しています。
 
毎日カラオケに行けば、確かに3000円以上の値打ちはあると思います。
 
それならサブスクで3000円で歌えるカラオケ屋があってもいいんじゃないかなんて思いました。
 
新しいサービスがなかなか生まれないのは、固定化した考え方が邪魔しているからです。
 
もっと自由にもっと簡単にビジネスを始めてみると言うのは、とても創造的で良いことだと思います。
 
最近はデジタル化が進み、我々が今までできなかったことが簡単にできるようになりました。
 
我われは個人商店事業主として、もっとアイディアを使って人に喜ばれるような商品やサービスを提供していくべきじゃないかなぁと思いました。
 
頭が凝り固まっていると思われている方にはすごく刺激的な1冊だと思います。
 
私も知らないサービスがたくさんありましたし、利用してみたいなぁと思うことがたくさんありました。
 
この本を読むだけでアイディアが広がると思います。
 
スタートアップを検討している方、これから何か副業を検討している方にはとてもヒントになる1冊だと思います。
 
ぜひ読んでみてください!

 

【4.関連書籍の紹介】

酒井さんの本です。

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考えることが大事ですね。

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ビジネスをするなら、会社を買いましょう。

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桁違いのビジネスをしてみましょう。

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最後までのお付き合いありがとうございました!