【書評】社会人になったらすぐに読む文章術の本　藤吉豊　小川真理子　KADOKAWA

今週のお題「何して遊ぶ？」

GWは本の片付けを楽しみたいと思います。とりあえず、目の前にある本を片付けたいと思っています。片づける時に、ちょっと読んでしまうと特に読みやすい本は、ついつい読み込んでしまって、片付けを忘れてしまいますね。そんな引き込まれるような魅力的な文章術が得られるというすんごい本を紹介します。（笑）

【1.本書の紹介】
【2.本書のポイント】
【3.本書の感想】
【4.関連書籍の紹介】

【1.本書の紹介】

いくら文章を書いても、上手くいかないな～と感じている方はいませんか？

文章は、1人で書いて、自分で直したところで上達はしません。

最低限のルールの理解と、読み手からのフィードバックが必要です。

本書では、社会人として最低限抑えておく必要がある、文章のルールを紹介しています。

さて、社会人として、恥ずかしくない文章を書くにはどうしたら良いのでしょうか？

【2.本書のポイント】

誠意を伝える3つのポイント

①非を認めて謝罪→事前にご連絡せず、お約束の期日を超えてしまい申し訳ありません。

②ミスが発生した理由を説明→〇〇の理由でお約束した期日に間に合わせることができませんでした。

③対応策を説明→〇日まで猶予をいただけないでしょうか。

一文を短くて、端的に書くことを意識します。

「させていただきます」の置き換え

・休業させていただきます→ 休業いたします

・上司に確認させていただきます→上司に確認いたします

「ご依頼になられました」「お送りさせていただきました」は二重敬語です。

ビジネスシーンでは状況や相手に応じた言葉遣いが求められます「超〇〇」「私的には〇〇」「マジ〇〇」「めっちゃ〇〇」「ヤバイです」「全然〇〇」といったカジュアルな表現は、不適切です。

バイト敬語は、敬語を使い慣れていない学生が使う、なんとなく丁寧に聞こえるけれど違和感のある敬語表現です。

・こちらが提案書になります→こちらが提案書です

・こちらの提案でよろしかったでしょうか→こちらの提案書でよろしいでしょうか

・提案書のほうを作成いたしました →提案書を作成いたしました

・1万円からお預かりいたします→ 1万円、お預かりいたします

ビジネスで使いがちな二重表現

・後で後悔する→後悔する

・アメリカへ渡米→ 渡米

・一番ベスト→ベスト

・今現在→ 現在

・お金を入金する→入金する

・過信しすぎる→ 過信する

・最後の切り札→ 切り札

・最後の追い込み→ 追い込み

・製造メーカー→ メーカー

・内定が決まる→ 内定する

・捺印を押す→ 捺印する

・年内中に→ 年内に

回りくどい表現を簡潔にする例

・コスト削減をするということが必要だと思われます→ コスト削減が必要です

・取り寄せることができます→ 取り寄せできます

・日報を書くようにします→ 日報を書きます

「漢字 2～3割」「ひらがな 7～8割」を目安にするとバランスが整って、読みやすくなります。

【目次】

はじめに

第１章　ビジネスパーソン２２３人に聞いた！ＮＧメール書き換え辞典
第２章　学生と社会人の言葉選び「５つの違い」
第３章　ビジネスの文章作法の基本

おわりに