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【書評】迷わず書ける記者式文章術 プロが実践する4つのパターン 松林薫 慶應義塾大学出版会

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【1.本書の紹介】

こちらは、元日本経済新聞記者が、とてもわかりやすく、文章をかんたんに書く方法を紹介した本です。

 

プロは、各内容によって4つのパターに分けて書くことで、余計なことには迷わず、記事を書いていけるそうです。

 

さて、4つのパターンとはどういうモノなのでしょうか? 

【2.本書のポイント】

「日本語を書く能力」があったとしても、そもそも「伝えるべき何か」がなければ、文章を書くことはできない。

 

新聞の文章は規格化されています。悪く言えば個性ですが、だからこそ誰が読んでも理解できます。

 

どんな取材もそうですが、とにかく人から話を聞く場合、事前の情報収集が成否のカギを握ります。これは、限られた時間で何を聞くのかという、質問の絞り込みができるからです。

 

他人から情報を得るには、それと同じ価値の情報を相手に提供しなければならないのです。

 

「原稿を書くための見出し」と「読者に読ませる見出し」は違う。

 

4つの基本パターン

①逆三角形(伝える)

重要なことから順に説明していく方法です。ニュース記事やプレスリリースのように忙しい読者に情報を効率よく伝えるのに適しています。

②三部構成(論じる)

序論、本論、結論の三つのパートに分ける方法です。見解とその根拠を示す必要がある論説や解説を書くのに適しています。

③起承転結(心を動かす)

冒頭で読み手の気を引き、最後まで飽きさせないことを目的とした展開の仕方です。

④起承展転結(心を動かす)

起承転結の応用で、ルポタージュなどの長めの「読み物」に使います。

 

「結論」や「主張」が一目で分かる見出しにする。

 

文を書くときには、「なるべく40文字以内で書き、長くても60文字以内に納める」

 

推敲の段階では修正することを前提に、次のような締め言葉を仮置きしておくのも文章を早く書くテクニックです。

成り行きが注目される

今後の活躍が期待される

今後も紆余曲折が予想される

予断を許さない

 

大体漢字比率が40%を超えると文章は「黒っぽく」なってきます。

 

漢字を減らす方法

1.漢字二文字で始まる動詞を言い換える 。

「開始する」→「始める」

「肯定する」→「認める」

「把握する」→「つかむ」

2.形式語をひらがなにする 。

「事」=食べる事→食べること

「物」=食べる物→食べるもの

「難い」=食べ難い→食べにくい

「易い」=食べ易い→食べやすい

 

自分の文章を客観的に観察するのは、なかなか難しいものです。ただし、もう少し手軽に検証する方法がないわけではありません。声に出して読んでみればいいのです。

 

「接続詞を試しに削ってみる」という作業は、文体をスッキリさせると同時に、文の流れをチェックすることにつながるのです。

 

 読点がある箇所は文を分割する時の目印にもなるわけです。

 

「ぶっつけ本番」を避けるには、取材に行く前に「絵コンテ」を描くことをお勧めします。

 

数字を使うのは、読者に「大きさ」か「変化」 、もしくはその両方を伝えるためです。

 

文章修行で他人の添削ほど実になることはありません。

 

■推敲チェックリスト

・読み上げたとき、つまる箇所はないか。

・1文は40字めど、最長60字に収まっているか。

・漢字の割合は1/3程度に収まっているか。

・平仮名で言い換えられる漢字二字熟語はないか。

(例:「増加する」→「増える」、「把握する」→「つかむ」)

・文体は統一されているか。

(例:「~だ。~である。~です。」→「~だ。~である。~だ。」)

・文末の繰り返しで単調になっていないか。

(例:「~だ。~だ。~だ。」→「~だ。~である。~なのだ。」)

・不要な二重否定はないか。

(例:「頭痛が痛い」→「頭痛がする」)

・漢数字と洋数字の統一、使い分けはできているか。

・形式語がひらがなになっているか。

(例・「~する事」→「~すること」、「~の時」→「のとき」)

・漢字や慣用句の使い方が間違っていないか。(辞書を引く) ・不要な接続詞はないか。

・読者にとって馴染みのない言葉はないか。

(言い換えるか、「枕詞」「カッコ書き」の説明を加える)

 

【目次】

まえがき

第1章 文章を書くとはどんな作業か

第2章 構想を練る

第3章 取材の方法

第4章 設計図を描く

第5章 文を書く

第6章 読みやすい文章とは

第7章 推敲する

第8章 説得力を高める

【3.本書の感想】

本を読んでいて、ひらがなが多いなと思ったことがあります。

 

それは、読みやすくするための工夫だったということがわかりました。

 

漢字が多いと紙面が黒っぽくなるという表現が面白いと思いました。

 

編集者は、黒っぽくしないために、言い回しなどを替えることに苦労されているんですね。

 

文章の基本は、新聞の記事が典型的ですが、5W1 Hだそうです。

 

これを忘れなければ、情報は伝わります。

 

どんなに急いで記事を仕上げる時にでも、これは忘れないようにしたいですね。

 

自分で文章を書いた時、この文章どうだろう?と思ったことはありませんか?

 

ほとんどの方には、編集や推敲をしてくれる人がいませんので、こちらの引用にある推敲のチェックリストを参考にすることをお勧めします。

 

こういうことは、その時はわかったつもりでいても、すぐ忘れるタイプのヤツやと思います。(笑)

 

ですので、折に触れて思い出していただければ、いい文章が書けると思います。

 

やっぱり、いい文章を書くためにはまず、書きたい!と思う内容を見つけることが大事ですね。

 

というわけで、文章力をアップしたいと思われる方は、是非ご覧下さい! 

迷わず書ける記者式文章術:プロが実践する4つのパターン

 

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 この本を読んでも、文章はうまくなりません。(笑)

お金儲けができるかもしれない本です。

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最後までのお付き合いありがとうございました!