【1.本書の紹介】
最近は、生産性、生産性と言いますが、生産性とは何なのでしょうか?
雇用面では、ジョブ型という専門性を活かした働き方を採用する企業が増えています。
【2.本書のポイント】
生産性は、どれだけ多くの量をこなしたのではなく、どれだけ多くのことを達成したかで図られる。私は〇〇を大事に思っている。だから△△△を変えたい。価値→目標→意図→行動重要度を見極め優先順位の3つ1.仕事でやるべきことを全てリスト化する。目の前の紙にやるべきことをすべて書き出してみよう。2.リストにまとめたら自問してみる。じっくりと見つめる。毎日、リストの中から、最大の成果が見込まれるものを考えてみよう。言い換えれば、どれが上司から高評価を受けるか。3.最後にもう一度自問する。同じ要領でリストから第2第3のタスクを選ぶ。やるべきことを先延ばしにするのは、今の生活とはあなたが興味を持っていることのギャップが大きいから。もしかしたら、何か別のことを始めた方が良いのかもしれない。僕らは未来の自分を他人とみなしがちだ。本当は自分の問題なのに他人に渡すように未来の自分に仕事を渡した結果、仕事を先延ばしするようになる。働く時間を減らしてみよう。締め切りを決めれば、短時間に圧倒的な活力と集中力を生み出すきっかけになる。タスクにかける時間を短めに設定すると難しいタスクにも取り組んでみようと言う気になる。その週にあるべきメンテナンスタスクを書き出しておくだけでも良い。リスト化しておけば重要なタスクに取り組む活力や集中力がない時に片付けられる。ヨーヨー・マだってチェロの練習の傍にパートタイムの仕事をしていたのでは世界的なチェリストにはなれなかっただろう。彼はありったけの時間と集中力を練習につぎ込んで、一流のチェリストになった。あなたの頭は、アイデアを保存するためだけではなく作り出すためにある。ぼんやりと考え事をする時間を与えることで、より広い知覚関係スペースが生まれる。無意識の思考のパワフルさについては、科学者の間でも議論が交わされている。確かなのは、僕らの脳は考えることを決してやめないと言うことだ。現在の知識経済の中で多くの報酬を得ている人々は、点と点をつなぎ合わせて問題を解決することでその報酬を受けている。脳は眠っている間にも休むことなく働き続け、あなたの情報知識として蓄え、整理してくれる。眠る直前に問題に取り組むと驚くほど効き目がある。気を散らすものを手なずけるとっておきの方法がある。20秒ルールだ。20秒間我慢する。マインドフルネスによって、じっくりと考えながら仕事ができる理由。それは仕事から一歩引いて自分は何を達成したいのか、いまどう感じ何を考えるのかについて気づけるからだ。生産性に関して言えば、アルコールは砂糖と同じように摂取する価値がない(飲酒には体内のストレスを緩和させる効果もない)。アルコールを飲むと活力や想像力が湧くような気がする。だが、実際には損失をもたらす。特に酔いが覚めた後目標達成は難しくなる。明日の元気の前借りと考えている。お酒を飲んだ夜はいつもより多めに水を取るようになった。翌日の影響を最小限にするためだ。アルコールの摂取量も半分に減らした。アルコールが活力面と生産性に重大な影響与えることを、ぜひ理解してほしい。生産性に関する本には「アルコールは断つべし」と書かれていた。アルコールは眠りの質を低下させる。水の量は、男性なら1日4リットル女性なら1日3リットル。十分に水を飲まないと疲労や不眠、不安を引き起こし、何かに集中することが難しくなる。水を十分にとれば、1日中疲れ知らずで過ごせず助けになる。水を飲みまくって快適な1日を送って欲しい。僕らの体は狩猟採取のために毎日約14キロメートル歩くように作られていても、毎週52時間もパソコンなどの画面に向かって過ごすようにはできていない。運動は脳の血流を増加させ頭の働きを創造性を助けてくれる。疲労解消にも効果があり。集中力を高めてくれる。筋力が増えると脳細胞も増える。運動すると、脳が新たな脳細胞の生成を促す脳由来神経栄養分子を分泌するからだ。脳細胞生成の多くは海馬で行われる。また運動によって気持ちが上向き、気分が落ち込んでダメージを受けた脳細胞を再生させる。活力を蓄えることが結局は時間の節約になる。タスクに多くの活力と集中力を注ぎこめて、より短時間で目標を達成できるからだ。つまり運動で時間を有効に使えるようになる。脳はトレーニングを続けると意識的にポジティブなことを探すのが上手になり、世の中にある”いいこと”に無意識に目を向ける。ポジティブ思考で自分の生活を眺めることを習慣にできれば、脳が幸せだと感じやすくなる。僕は毎晩ありがたいと思った3つのことを書き出している。1日の中で思いつかない場合は、これまでの人生から3つを選んでいる。数分でできるがこの効果は目を見張るものがある。【目次】・はじめに・新しく生産性を定義づけてみたパート1 基本となる四つのこと。
パート2 時間とは浪費されるもの。
パート3 時間管理がすべてではない。
パート4 タスクを断捨離する。
パート5 五頭の中を整理する。
パート6 集中力を鍛える。
パート7 飲食・運動・睡眠の攻略法。
パート8 生産性を上げたいあなたへ。
【3.本書の感想】
生産性を向上させるには、単に仕事のテクニックを覚えるだけではなく、生活そのものを見直す必要があるという事ですね。
仕事は主にオフィスで行うので、オフィスでできることだけを考えがちですが、実は、パフォーマンス向上のためには、睡眠、運動、栄養などコンディションを整えておくことがとても大切なことがわかります。
生産性を上げるには、仕事以外のことにもまじめに取り組まなければいけませんので大変ですが、1つ1つクリアしていくと、生産性が徐々に向上し、将来的には充実した人生になるのだと思います。
アルコールはダメみたいですね・・・。(笑)
活力と集中力を増やすことを意識して、生活したいと思いました。
世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと
【4.関連書籍の紹介】
脳を上手く使うと成功への近道になります。
薄利多売を目指すのではなく、価値を高めることが大事だと言っています。
実際、ドイツ人の労働時間は少ないようですが、中身は濃いです。
商売は売り上げではなく幸せの最大化を追求することです!
いつまでも学習を続けるその態度が素晴らしいと思います。
最後までのお付き合いありがとうございました!