【1.本書の紹介】
今回の本は、納税番付日本一の実績を持つ、銀座まるかんでおなじみの斎藤一人さんを師匠に持つ永松茂久さんの著作になります。
永松さんは大分県の中津市の出身で、私も故郷を同じにします。
知らない間にから揚げの聖地になっていたのには驚きました。(笑)
さて、斎藤一人さんは、働くことについてどんなアドバイスをくれるのでしょうか?
【2.本書のポイント】
遠い未来の夢とか、ビジョンを持つのも楽しいことかもしれない。でも、それよりも仕事において大切なのは、「今、ここ、目の前」なんだよ。そもそも、人間の脳は1つしか集中できないようにできている。ということは、本気で仕事と向き合っていたら、そんなに夢ばかり語っている暇ってないんだよ。優秀な先生や経営者、各部署のリーダーってね、自分が意識しているかどうかは別として、みんな「なぜ」を1番に伝え、1番に考えさせているんだ。だから、下の立場の人間が命令されることなく、自発的に動くんだよ。人って夢をなくしても生きてはいけるんだよ。でも、自分の存在意義、つまり、生きる意味をなくしちゃうと、自分の命を断ったりしてしまうことだってある。仕事を一生懸命やると、必ずその面白さが見えてくる。そうなった時、自然と人からの頼まれ事が増えてくる。これが仕事に好かれるってこと。そうなった時、人は初めて自分の好きなことをやってもうまくいくようになる。この順番をしっかり覚えておくといいよ。自分のことを考えるのがダメなんじゃない。自分のこと「だけ」を考えることがダメなんだよ。その仕事が存在し続けてるって事は、必ずそこに求めるお客さんがいるってことなんだ。結局「フォーユー」っていうのは仕事の基本。そのフォーユーを積み重ねた人のもとに、収入が集まって、結果的にはフォーミー、つまり、自分が豊かになる。人ってね、いろんな楽しみがあるけど、その中で1番大きなものは自分の成長なんだよ。昨日までできなかった事は今日できるようになる。このことに大きな喜びを感じるようにインプットされているんだよ。私はね、「どうしても好きになれない人、どうしても嫌な人とはうまくやろうとせずに、全力で逃げろ」って昔から伝えている。お金がどんどん自分の手間から出て行っているときは、必ずと言っているほど、頭を使っていない時だ。今からは、ITの発達で「個人の表現欲求」が天井を知らずに上がっていく。個人から個人に向けてのマーケットも拡大していくから、たった1人で大企業を倒しちゃう個人がどんどん生まれる。そうなったときの武器は情報。この分野は女性の方に理がある。今はたとえ相手に負けていたとしても、良い部分を学んで、自分のものにする習慣を身に付ければ、君をやがて勝つ人になれるよ。伝えるために大切なのはまず、相手の立場、感情、理解力といった力量を読み、その上で相手に合わせて伝えることが大切なんだよ。伝えるときはね、自分の我を入れたらダメなんだよ。いかにすれば、目の前の人の自己重要感が高まるか、いかに伝えれば聞く人の心が楽になるか、いかに話せば、相手が今よりもっと良くなるか、それだけに集中して伝えるんだよ。素直で柔軟性がある人は、天井知らずに伸びる。仕事ってね、「自分の周りが人をどれだけ生かすことができるか」によって変わるんだよ。私は、本や講演を通して、「人間て、大きなことを狙っちゃいけないよ」って言ってるんだよ。大きなことをしようとすると、世間に嫌われるようなことを平気でしちゃうの。それより、小さいことのために、どのくらいベストを尽くせるかなんだよ。もしやりたいことがなかったら、信頼できる人から勧められたことをやってみるのも1つの方法だよ。そしてね、実はやりたいことより、人から「これをやったらうまくいくよ」と言われることの方が成功確率が高いんだよ。自分のことって実は1番自分がわからないものだから。チャンスは自分で掴むように思っている人が多いけど、本当のチャンスって人が運んでくるんだよ。それに気づくかどうかだけ。今、なんで夢を持つ人が少なくなっているか、それは、困っていないからだよ。夢や目標ってね、ゴールしたら終わる。でも目的、つまり「なぜ」の追求には終わりがない。目的は、次やることへの集中を生み出すんだよ。旅行より冒険の方がよっぽど面白い。未来をガチガチに決めて、ひたすら計画通りに進もうとする生き方より、先はわからなくても、目の前の困難やピンチを楽しみながら越えていこうとする生き方の方が、人生の密度は多くなるよ。だから、将来どうなりたいかなんて、そんなに真剣に考えなくてもいいって伝えてきたんだよ。私はそう思っている。桜も米も、時期が来たら、勝手に実がなるんだよ。人生もそれと同じで、やるべきことをちゃんとやっていれば、必ず機が熟すときが来る。人間が聞きたいのはね、単なる理屈じゃなくて、経験に裏打ちされた言葉。つまり「こうしたら良くなる」じゃなくて、「こうしたら良くなった」っていう結果なんだよ。なぜ働くのか、その問いと一緒に、「自分は誰を幸せにしたくて働くのか」を考えたらいい。その意味が君を強くする。【目次】
まえがき
プロローグ
第1章 夢がなくてもうまくいく
第2章 働く意味の見つけ方
第3章 道が開ける一問一答会
第4章 仕事がうまくいく人のルール
最終章 君はなぜ働くのか
エピローグ
あとがき
【3.本書の感想】
自分の子供も含めて、若い人はどうして夢がないのだろうと思っていましたが、それは困っていないからなんですね。
確かに人間関係は別として、食べ物がないとか住む場所がないなど、生きていくうえで困っていることはほとんどないと思います。
親が苦しい苦しいといっても、子どもには実感がわかないことで、親が感じる不安と子供が理解する不安は内容が違うのかもしれません。
仕事も人生もそうですが、今、ここに集中することが必要ですね。
どうしても、将来を考えてしますので、余計に不安が大きくなっていると思います。
自分を客観的に振り返ってみると、もしも今、人生が終わるなら幸せな状態だと思います。
それなのに今の幸せよりも、不安の方を強く感じるのは、将来を考えすぎて今を生きていないからだと思います。
今を一生懸命生きる。
自分の事と他人の事を考えて働く。
こうすればいつかは、熟す時が来る。
これを信じて、頑張って行きましょう!
この本は、なぜ働くのか疑問を持っている人、夢がないことがダメだと思っている人、斎藤一人さんのファンの方にはお勧めの本です。
とてもやさしくて読みやすいです。
是非、読んでみて下さい!
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【4.関連書籍の紹介】
どう生きるかに悩んでいる方はこちらをどうぞ。
働くとはこうする事です!
働く場所を選ばない時代。
仕事とは、生きるとは、この本から学べます。
人生をカジュアルにとらえる生き方。
最後までのお付き合いありがとうございました!
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