▲ ここに「買ってよかった2023」を書こう
買ってよかったのは、この本です。コカ・コーラは誰もが知っているブランドだと思いますが、コカ・コーラは120年もどうして売れ続けているのかが不思議でした。そのずっと疑問だったことに回答してくれるすんごい本を紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
【2.本書のポイント】
ブランドの価値を分析すると、「intrinsic value」と「extrinsic value」に分けられます。コカコーラのブランドマーケティング力を伝えるには、この2つの用語を使うとわかりやすいかもしれません「intrinsic value」とは、基本的な価値、すなわち「基本機能やスペックの価値」であり、「extrinsic value」とは、そこから付帯的に加わる価値、すなわち「エモーション、情緒や感情の価値」と表現できます。マーケティングには、実はこの両方が必要になります。理屈だけではなかなか共感は生まれない。それだけでなく心に届くコミニケーションしなければ、と言う意識が極めて強いのが、コカ・コーラ、といってもいいかもしれません。市場を伸ばしていく最大のポイント、その方向性を集約しているのが、「ペネトレーション」と「フリークエンシー」と言うマーケティングの考え方です。ペネトレーションとは、マーケティング用語で商品の浸透率を指します。一方、フリークエンシーは、頻度のことです。マーケティングというのは、気持ちなのです。成功できたのは徹底的にターゲットとなる生活者をイメージしたことだと思います。徹底的に知ろうとする。どんな気持ちを持つ人なのか、想像してみる。どんな仕事をしているか。どこに住んでいるか。どんな家か。年収はいくらぐらいなのか。どこで缶コーヒーを飲むのか…。外に出ることが大切です。販売の最前線に出向くことが重要なのです。オフィスで考えるのではなくて、街を見ること。そうすることで、ターゲットとなる消費者の共感性を得られるインサイトが掴めます。大ヒットの原因はやはりなんといっても、新しい価値というものにこだわったことだと思います。常に、自らの商品のポジショニング、さらにはセグメンテーションを追求していくことだと思います。ものづくりをするときに、最も陥りがちなある危険が潜んでいる。それは、これぞ消費者のニーズではないか、と平均的で汎用的なものを作ってしまうということです。どこか、一点お客様に訴えられるの価値を見つけ、自ら新しいカテゴリーを定義することで、差別化できるポジショニングを作り出す、それこそマーケターの腕の見せどころ、チャレンジ精神を書き立てるところではないでしょうか。人に喜んでもらえるのが嬉しい。これがマーケターです。マーケティングを突き詰めて考えると、新しい価値を世の中に打ち出していくことです。まさに需要創造です。しかし、新しい価値創造は非常に難しいものです。日本コカ・コーラは、単に物を売る会社ではない。新しいブランド価値を創造する会社である。より付加価値の高いものを作っていく、より現場から発想を大事にする。付加価値の高い商品、これまでになかったような新しい商品を見出すには、既にある組織の壁を取り払い、自由な発想ができる風土が必要になるのではないか。何が新しい価値か。ニューバリューは何かだけを考え、突き詰めなさい。それだけを説明しなさい。社員の共感を得て、社員自身が原動力となる。社員を驚かせ、感動させ、社員の心を動かす取り組み、そして経営者も一体となって、お客様満足のためのマーケティングを実践する、そういう経営を推し進めていくべきだ、と思います。新しいものを作り出していくことこそ、最も大きな喜びが見出せるということです。マーケティングは、ここを目指していかなければいけない。先回りして驚かせ、感動させるところにこそ、マーケティングの面白さが住んでいると思います。そうすることで、大きな醍醐味が得られる。大きな喜び、やりがいが得られる仕事なのです。マーケティングとは何か。世の中は人を中心にできています。人の行動や心理、そういうものに興味を持ち、そこに何かの新しい価値を作っていこうと言う思いであり、こだわり、志だと思うのです。そこから、人の喜びや楽しさ、便利さ、感動など、人の心を揺さぶり、動かすようなものを考えていきたい、と思う気持ちです。人について考え、人について思い、人を喜ばせたい。人の心を動かしたい、そういう思いを持つことこそが大切である。優れたマーケターと言うのは、何より現場を好みます。本社に上がってくる売り上げデータよりも、目の前の自動販売機で、あるいはコンビニのレジで、スーパーで、お客様に買ってもらっていることこそ、原点です。自分も面白がり、相手も面白がらせようとすること。この感覚こそが、人生でも、もちろん仕事でも、良いマーケティングを作り出してくれると思うんです。モノが売れない時代と言われます。しかし、モノの作り手、売り手は、もう一度、問い直してみる必要があると思います。自分たちは、本当に相手のことを考えていたかどうか、ということを。相手の心を動かすようなものやサービスを、相手が思わず買いたくなるようなマーケティングプランを作ってきたか、ということを。【目次】序章 予想もしなかった日本コカ・コーラへの入社
第1章 コカ・コーラのマーケティングシステム
第2章 原点は人に喜んでもらうこと
第3章 顧客は見えているか
第4章 現場に足を運んでいるか
第5章 飛び抜けた商品を提供できているか
第6章 最後までやり抜いているか
第7章 人の心を動かしているか
第8章 関係者を巻き込んでいるか
第9章 常識にチャレンジできるか
終章 マーケティングとは経営そのものである
【3.本書の感想】
これでもかというくらい、成功事例が出ています。
これは、事実なので著者を称賛するしかないのですが、まさにドラマですね。
このストーリーを、そのままドラマ化できそうです。
マーケティングというのは、新しい価値を生み出すことですが、いくら新しい価値であっても、それを必要とする人がいなければ意味がありません。
人に喜ばれる為には、人の事をよく観察する必要があります。
人は、どうして購入したのか、データは事実を表しますが真実を表せないといいます。
ペットボトル1本売れた事実は記録されますが、その1本を欲しくて買ったものなのか、本当は他に欲しいものがあったにそれがなかったから買ったのかわからないからです。
その真実を確かめるには、やはり現場しかありません。
現場で人はどのように買うのか?
なぜ買ったのか?
ここが狙い通りでなければ、マーケティングは失敗になります。
仮説通りであれば、マーケティングは成功です。
マーケティングとは何か?マーケティングの楽しさを感じたい人はぜひこちらをご覧ください!
【4.関連書籍の紹介】
現在のマーケティングは、こちらを参考しにして下さい。
売るために、こんな工夫をして見ましょう!
USJを大復活させた、森岡さんのマーケティング論です。
最後までのお付き合いありがとうございました!
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