#新生活が捗る逸品 ということで、新生活の仕事が集中力で捗るというすんごい本をご紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
この本の著者は、サイエンスライターとして本を書くかたわら、企業のコンサルティングやリサーチ、ブロマガ執筆などを行うため、1日に平均で15本の論文と3冊の本を読むと同時に、2万~5万字の原稿を毎日のように生産し続けなければならないという激忙しな毎日を送っています。
そんな、過激な生活を送るためには集中力が必要です。
著者は、集中力上げる方法をたくさん調査し、紹介しています。
集中力は、元々身に付いたもので、伸ばしようがないと思っていませんか?
実は、生まれつき集中力がずば抜けている人は存在しておらず、研究でも約50%の部分までが遺伝で決まっているそうです。
そうです、あと50%は「ある要素」を鍛えることによって伸ばすことができるそうです!
著者は、この「ある要素」を「獣」と「調教師」と名付けました。
さて、集中力を高めるために「獣」と「調教師」をいったいどうすればいいのでしょうか?
【2.本書のポイント】
「獣と調教師」とは、「人間の心は二つに分かれている」という事実を比喩(メタファー)で表したものです。
あなたの内なる獣は、大きく3つの特性を持ちます。
①難しいものを嫌う
②あらゆる刺激に反応する
③パワーが強い
獣が難しさを嫌うのは、エネルギーの浪費を防ぐためです。
調教師は、おおよそ獣と合わせ鏡のような特性を持っています。
①論理性を武器に使う
②エネルギー消費量が多い
③パワーが弱い
「情報量が激増する社会では、人間の集中力こそが最も重要な資産になる」(ハーバート・サイモン)
研究の結果、やっぱりカフェインが最強でした
脳に良い10のフードカテゴリー
全粒穀物:玄米、オートミール、キヌアなど
葉物野菜:ほうれん草、ケール、レタス、青 梗菜など
ナッツ類:クルミ、マカデミア、アーモンドなど
豆類:レンズ豆、大豆、ひよこ豆など
ベリー類:ブルーベリー、イチゴ、ラズベリーなど
鶏肉:ニワトリ、鴨、ダックなど
その他の野菜:タマネギ、ブロッコリー、ニンジンなど
魚介類:サーモン、サバ、マス、ニシンなど
ワイン:主に赤ワイン
エキストラバージンオイル
脳に悪い7つのフードカテゴリー
バターとマーガリン:1日小さじ一杯まで
お菓子:スナック類週に5食まで
赤肉・加工肉:週に400 g まで
チーズ:週に80 g まで
揚げ物:週に一食まで
ファーストフード:週に1回まで
外食:週に1回まで
ギャンブルにのめり込む人が後を絶たないのは、報酬それ自体に魅力があるからではなく、「報酬の出し方」がうまいからに他なりません。
最も獣への影響が大きいのは、「ニアミス演出」と「スピード感」の二つです。
最大のポイントは、「報酬の予感」を自己の管理下に置けるかどうかです。
①役に立つ「報酬の予感」を増やす
②役に立たない「報酬の予感」を減らす
ドーパミンには注意力やモチベーションを引き出す働きがあるため、タスクを終えた直後からあなたの集中力は一気に増加。その勢いが次のタスクにも影響を与えて、最終的な成果も上がりやすくなります。
ゴールまでの進捗を記録するのも非常に良い方法です。
「小さな不快」(少しだけ忍耐が必要な行動)とは心の筋トレのようなものです。一時的なトレーニングの不快感を堪えないと筋肉が育たないように、精神にもある程度の負荷を与えなければ成長は見込めません。
作業止めたくなったら、とにかく5の数を使って(あと5分だけ、あと5回だけ等)タスクを続けてください。このルールを守るだけでも、あなたの生産性にはかなりの差が出ます。
5秒のカウントダウン行うと、獣が「そんなに期待を差し迫っていたのか!」と認識し直し、タスクへの関心を取り戻してくれるのです。
筆者の場合も、コンテンツブロッカーに主要な SNS とニュースサイトを登録し、仕事開始から8時間はつなげないように設定しています。
【目次】
はじめに
序章 獣と調教師
~ポテンシャルを400%引き出すフレームワーク~
第1章 餌を与える
~脳の馬力を高めるサプリと食事法~
第2章 報酬の予感
~脳内ホルモンを操る目標設定の奥義~
第3章 儀式を行う
~毎回のルーティンで朝食集中モード~
第4章 物語を編む
~セルフイメージを書き換えて「やる」人間になる~
第5章 自己を観る
~マインドフルネスで静かな集中を取り戻す~
第6章 諦めて、休む
~素人ストレスを癒すリセット法~
おわりに
【3.本書の感想】
表紙をみると、ちょっと胡散臭く感じませんか?
この本は、その表紙とその題名で、損をしたんじゃないかな~という気がしました。
実は、この本はチョー真面目で、エビデンスを元にした正しいと思われる事をたくさん紹介しているんです。
それなのに、この表紙とこのタイトル(ヤバいとか神ライフハックとか)。
もったいないな~と思いました。(笑)
獣が難しさを嫌うのは、エネルギーの浪費を防ぐためです。
この部分は、衝撃的でした。
自分が常日頃、「めんどくせぇな~」と思うのは、成長と共にそうなったわけではなく、本能つまり、脳の原始的な部分がエネルギーを保存するためにそう思う訳で、私がナマケモノだからというわけではないと言うことが分かったからです。(笑)
ということは、思わず出てくるこの獣的な自分の感情を、いかに調教師的な自分の理性で操作してくかで私の人生が大きく変わってくるということですね。
本書に紹介している方法を1つ1つ試して行けば、自分を調教出来るような気がしてきました。(笑)
この本の巻末には、参考文献がズラッと並んでいます。
それもすべて英語で書かれています。
ですので、何を参考にされたのかよくわかりません。(笑)
しかし、世界中の新しい研究結果を元に、たくさんの方法を紹介しているのは事実です。
集中力を鍛える方法は様々なところで様々な方法が紹介されていますが、この本には、今まで、紹介されていなかったような方法がたくさん紹介されています!
集中力を鍛える具体的な方法をもっと知りたい方は是非、本書を御覧ください!
ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
【4.関連書籍の紹介】
集中力でお勧めの本はこちら!
集中力よりも、南雲先生が若くみえる秘密に興味があります。(笑)
集中力には、良い食べ物が欠かせません。
集中力には、良質の睡眠が欠かせません。
集中力には、運動が欠かせません。
最後までのお付き合いありがとうございました!