京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 笹井清範 プレジデント社

今週のお題「マイ流行語」

マイ流行語はチョコザップです。今まで1万円/月くらいのジムに通っていましたので費用が1/3になりました。チョコザップのすごいところは、ジムマシーン以外に、脱毛器具やエステ器具などを配置し、気軽に寄って何かして帰る場所を提供しているところです。私の友達紹介コードは【EP8IXUPN】です。300円安くなりますので、興味がある方はご利用ください。チョコザップの会員が増えているのは、今までとは違ったコンセプトを打ち出したところにあります。ジムは、懸命に通って自分を鍛えるみたいなイメージがありますが、チョコザップは、ゆるゆるです。しかし、このコンセプトがお客様の支持を集めています。商売は、お客様第一です。お客様のために商売をすることで自分も成長させてくれるという、すんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

この本は、ユニクロの柳井正さんが解説をしています。

 

ご自分の執務室に「店は客のためにあり 店員とともに栄える」という額を飾っています。

 

これは倉本長治さんという、商人とはいかにあるべきかということを学び、広めた人の言葉です。

 

商人は、品物を右から左に流すだけではダメだそうです。

 

ふつうは、仕事を早く終わらせたい為に、どうしてもそのひと手間を惜しんでしまいますね。

 

さて、仕事を楽しむためにはどう考えればよいのでしょうか?

【2.本書のポイント】

儲けは、己の全身全霊をかけて人に喜んでいただく先にあります。結局のところ、応援してくれる人を何人作れるかが全てです。
 
世の中を変えたいのなら、自分が変わらなくてはなりません。世の中が変わるのを待っていては、世の中は変わりません。
 
原理原則とは「店は客のためにある」ことです。唯一永遠不滅たり得るのは、原理原則に基づき革新を続ける企業だけです。
 
お客様の暮らしを豊かにするところに商人の使命があり、その成果を「繁盛」と言うのであって、結果として儲かるようにするのが承認の勤めだ。
 
価値がありながら、金で買えないものは多い。商人はそうした愛や真心を商品に添えることができる。
 
「あー、この品はあの店で買ったのだ」と後々まで思い出してくれるような、そんな楽しい思い出がお客様の心に染み込んでいくような商いをしましょう。
 
現場には、きれいにまとめられた数値データには現れない真実がある。
 
1日の時間にすれば1%は15分程度。この少しの努力の積み重ねの先に、明るい光が待っています。
 
あなたは、あたかも今日死ぬように、あなたのあらゆる行為と思想とを整理すべきである。
 
「この社員から買いたい」「この店が好きだ」と言うお客様を何人作るかが商いの極意なのです。
 
あなた自身がお客様の心になれたとき、あなたの愛はお客様に届きます。そこまでなりきれる努力と精進を重ねましょう。その時お客様はあなたを信じるもの、「信者」となってくれるのです。儲けはその後必ずやってきます。
 
商いは、目の前のお客様の笑顔がすべての出発点です。人のために役立ちたいと言う使命感が持てることほど、毎日の商売を楽しく、やりがいあるものとするものはありません。
 
本当の商いは継続して儲からなければ続けられません。そのためには、常に変わり続ける決意を持ち、挑戦を止めないことです。
 
商いの本質は、あくまでも一人ひとりに幸せを売ることにあります。
 
商人の幸福とは、買う人の幸福を作るところにあります。だから繁盛と言う大樹は、売る者と買う人、それぞれの幸福の双葉から育ちます。小さな双葉が枯れないように、志と言う栄養を欠かさず与えてやりましょう。
 
毎度ありがとうとお客様が言うようなお店こそ本当のお店
 
商人はアーティストであるべきなのです。すべての営みは商いです。商いはすべての営みに通じます。なぜなら商いとは「誰かを喜ばせたい」と努める営みなのですから。
 
あなたの今日の仕事はたった1人でよい、お客様と言う名の友人を作ることである。
 
本当の利益とは、新たな価値を創造するところから得られます。その時私たちはお客様から「ありがとう」と言われ、その後、褒美として利益が与えられるのです。
 
今こそ商いは”感動創造業”と言う本来の役割に立ち返るときを迎えています。誠実やおもいやりと言う徳に裏打ちされたものでなければ、商いは本物ではありません。難しくもやりがいのある聖職なのです。
 
【目次】
第一章 損得より先きに善悪を考えよう
第二章 創意を尊びつつ良い事は真似ろ
第三章 お客に有利な商いを毎日続けよ
第四章 愛と真実で適正利潤を確保せよ
第五章 欠損は社会の為にも不善と悟れ
第六章 お互いに知恵と力を合せて働け
第七章 店の発展を社会の幸福と信ぜよ
第八章 公正で公平な社会的活動を行え
第九章 文化のために経営を合理化せよ
第十章 正しく生きる商人に誇りを持て

【3.本書の感想】

自分の仕事への取組む姿勢について、これだけ志を持ってやれていたかと反省させられました。

 

お客様に感謝してもらえるもの、商品に見えない付加価値を添える。

 

ここは商いの話となっていますが、いわゆる働くことすべてに、この考え方は通用するのではないかと思いました。

 

毎日の仕事が、流れ作業のように単調なことの繰り返しに感じるのは、次の2つの視点が抜けているからだと思いました。

 

1つは、お客様つまり、仕事を依頼してきた人や仕事の結果を受け取る人に喜んでもらおうという意識が欠けていたところ。

 

2つ目は、仕事の革新、改善を常に試みるという事です。

 

目の前の仕事に対して、志を持ってやる場合と持たないでやる場合では、仕事の結果には大きな差が生まれますね。

 

相手を喜ばせようという気持ちを持てば、日々の仕事がもっと楽しくなるのではないかと思いました。

 

この本は、商売をする人に向けて書かれたものですが、仕事をする人、ブログを書く人にとっても、とても大切なことを思い出させてくれます。

 

仕事やブログなどに対する意識が変わり、作業が楽しくなる知恵を教えてくれます。

 

是非、ご覧ください!

 

店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる

【4.関連書籍の紹介】

この本の著者の本です。こちらもいい本です。

www.fukuikeita21.com

皆さんがご存じで商いに魂を込めた人と言えば、この人でしょう。

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今後、商売はどうしていくべきかのヒントが得られます。

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形はマネですが、中身をどんどん革新して今のセブンイレブンが出来ました。

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お客様と店員を満足させた最適解がここに。

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最後までのお付き合いありがとうございました!