はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」 ということで人生の幕開けは、ハラハラドキドキして、いつまでも記憶に残る時だと思います。そんな人生の幕開けにふさわしいすんごい本を紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
モノを作って売りたいなーと思ってもお金がないからムリ、って決めつけている人はいませんか?
実は、お金がなくても商品は作れるんです!
最近は、クラウドファンディングという手法がメジャーになってきました。
さて、クラウドファンディングを上手く利用するには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
【2.本書のポイント】
インターネットによってもたらされた、作り手と使い手が直接つながることが身近になったという変化は、今後の「ものの売り方」考えるうえで、とても大事な観点になってくることは、まず押さえておきたいところです。
ユーザーに売れやすい法則
1:作り手の「本気度」が伝わるか
2:独自性や話題性はあるか
3:ユーザーにとって魅力的か
私達はものを買う時には、何かしらの理由付けをしているはずです。
シンプルにストーリーの持つ魅力が、人の心を打ち、機能性やデザイン性と並んで購入の大きな動機になり得るというのも事実です。
うまくいくブランドは2階建て。一階部分に基本的な構造部分(食べ物ならおいしさ、サービスなら使いやすさなど)がきたあと、2階部分に新規性、オリジナリティなどプラスアルファの要素が乗っかる。1階部分の確かさがあってこそ2階部分が活きてくる。
成熟社会においては、従来型の生産・販売方法は非効率になっていきます。
作り手と受け手が直接的にコミュニケーションを取れる時代においては、何かを隠さず、嘘をつかず、とにかく「素直に」伝えよう。
商品を「作って終わり」ではなく、その先にいる購入者とのコミュニケーションを通じて、アイデアを収集した。
マクアケで初めて直接ユーザーやデータに触れること、市場の反応を得ることは、その後に起こる大きな変化の礎になるかもしれないのです。
私たちは「見えないところにチャレンジしないと意味はない」と考えていました。市場規模が見えないからこそ「大きい」かもしれないのです。
データ的な正解性はないけれども、この商品にかけられるか、本当に欲しいと思っているか、あるいはターゲットに本気で進められるか、と言った「右脳が強いものづくり」に励めているのが、スタートアップなのだと感じます。
作品だけで終わる「幻のプロジェクト」があってもいい。目標金額に達成しなかった場合は、費用が発生しない方法もあるので、若手のアイデアや「やってみたかったこと」にどんどんチャレンジしよう
【目次】
プロローグ
法則1 旗を立て、やりたいことを宣言しよう
法則2 うまくいくブランドは「2階建て」である 法則3 素直にに伝えよう
法則4 「伝統」をデザインで刷新する
法則5 ユーザーを巻き込んでうねりを作ろう
法則6 売れるのは「もの」だけではない!
法則7 本格化する、サスティナブル
法則8 リスクを減らし、「スモール・スタート」で始めよう
エピローグ
【3.本書の感想】
自分はモノを供給する側として、大量生産大量消費の世の中が大きく変わりつつあることを十分認識する必要があると思いました。
安く大量に作っても、消費する側が増えないと、いくら安く作ってもモノは売れません。
これから売るために大切な事は、安く売る事ではなく、価値のあるものを作る、価値のあるサービスを作るという考え方です。
世の中には、高くても売れる商品はたくさんありますね。
これは、意味のある商品に価値を認める人がたくさんいるということでもあります。
私達は、これから意味のある商品、意味のあるサービスを作っていく必要があります。
そのためには、他人(社)にはできないこと、お客さんが本当に喜んでもらえることは何なのかを考えないといけません。
例えば、原料、材料にお金を掛けると原価が上がりますが、モノのストーリーや店主の笑顔や愛嬌(笑)といったところを考えると、原価の上昇なしに価値を高めることができるかもしれません。
社会全体的にモノ勝負でなくなった時代には、大量生産大量消費をを前提としていた組織や大企業もまた、変わらざるを得ません。
そこに働き方改革も加わり、人々のライフスタイルや幸せの概念が変わってきます。
社会が変化すると共に、いよいよ、クラウドファンディングを利用する事で、銀行にお金を借りなくてもお金を集められる時代になりました。
若手や、資金的に厳しい人たちにも、思いを表現できるチャンスが到来しました。
今後、クラウドファンデングが、普通に流通の一部となって来ると思います。
さて、これから当たり前に受け入れられていくクラウドファンデングについて理解を深めたい方、これを利用して自分の商品を世に問いたい方はぜひご参考ください!
【4.本書の関連書籍】
お小遣いを稼ぐ方法はいろいろあります。
ビジネスの方法を考えるのは楽しいですよ!
商売は心ですね。
商売をやるには、まずは一人から始めてみましょう!
最後までのお付き合いありがとうございました!