今週のお題「地元自慢」
現在の私の地元は京都です。京都と言えば神社仏閣が有名ですね。そして、京都言葉の「~どす」「~どすえ」なんて言葉も自慢の1つです。私はめったに使いませんが。(笑) 今回は、そんな惹き付けられる言葉のつくりかたを教えてくれるというすんごい本ほ紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
本や雑誌を読む人は減っているそうですが、それでも文字自体を読む機会は減っていないと思います。
ネットニュースを見てもやはり文字が書かれているので、それを読まないと意味が理解できませんよね。
そこで、重要になってくるのが、人を惹き付ける言葉です。
何かを書くという事は、誰かに何かを伝えたいと思っているはずですね。
人に読んでもらうには、その入り口となる題名やキャッチコピーがとても大切です。
さて、人に読んでもらう言葉にするためにはどうすれば良いのでしょうか?
【2.本書のポイント】
記事タイトルをつくるプロセス
1.取材時には普遍的な仮タイトルを作る
2.取材して売りを一つに絞り込む
3.売りを ずばり タイトルにする
4,全ての言葉を吟味する
5.案を寝かせてセレンティビティを期待
6,最後はやっぱり 人に聞く
7.文字をデザインする
「伝えたいこと」が瞬時に伝わる言葉、伝えたい ニュアンスも含め正確に伝わる言葉が、結果として「強い言葉」と言われているのです。
私たちが言葉を作る時にも、あえて和語をひらがなにして、意味を膨らませることもできます。
タイトルキャッチコピーの定型パターンの例
・「~の秘密」「~宣言」「~案内」 「~講座」「~の本」「の法則」 「~術」「~ということ」「~名盤」「~の基本」「~の品格」
・注意喚起をする言葉をつける 「発表!~」「新~」「超~」「さらば~」「決定版~」「初めての~」「たったひとつの~」「世界一~な」「あなただけの~」「期間限定!~」
・年度を入れて 年間保存版にする 「~2021」「令和3年版~」
・「名詞+数」で保存版の要素を感じさせる 「○○100」「○○47軒」「○○21連発」
・言葉を対比させたり、並列させたりする 「○○男、三角三角女」「~な○○、~な三角 三角」「~する人、しない人」「~するな、~しろ」「○○と三角 三角」「○○と三角 三角 と四角四角と」
・原因、理由と結果を示す 「~すれば~する」「~したければ~しなさい」「なぜ~しないのか」 仮定する 「もし~すれば」「もし~だったら」
・パロディに使える名 タイトル 「死ぬまでにしたい10のこと」 「ライ麦畑でつかまえて」「 007 私を愛したスパイ」「 世界の中心で愛を叫んだけもの」 「これからの『正義』の話をしよう」
取材相手をよくかこう、褒めて書こうとすると、つい常套句を使ってしまうのですが、やはり、何一つ伝わりません。
どうやら セレンディピティは、全く別の作業をしている時、しかも、あまり頭を使わない、それでいて体を動かしている時に起こるようです。
脳の緊張が緩んでリラックス状態になると、アイデアの分子が活発になるのかもしれないと思います。
明確な 強い想いを持たないまま 発信 する コンテンツは、チーム内にも 読者にも届きません。
編集者の勝負は、お題を配られてから、1秒でも早く ロケハン に行くこと。何か面白いものを見つけるために 1秒でも長く歩くこと。
「最も個人的なことは、最もクリエイティブなことだ」
私は編集の定義とは「誰かに何かを魅力的に伝えること」だと考えています。
まずは、「伝えたいこと」を1つに絞ると決めておいてください。
コンテンツ→マーケティング→惹かれない
コンテンツ→考える→思いを持つ→相手を考える→惹かれる
「自然が私たちに、二つの耳、二つの目、一つの舌を与えました。だから、私たちは、話す 以上に、よく聞いて、よく見なければなりません」(ソクラテス)
「私はこう思う」と個人を主語にして話す。
言葉のネタ帳項目
「流行語」「造語」「記事タイトル」「書籍 タイトル」「雑誌 タイトル」「広告コピー」「見出し」「 好きな言葉」「嫌いな言葉」「その他」
タイトル 日記は、文字通り毎日つける日記でもいい。
特にヒットメーカーと呼ばれる人々が、一般の人と違うのは、圧倒的にエンタメのインプットが多いことです。
実際のところ、かなり忙しくしている時期の方が、発想が次々に生まれます。仕事が途切れて何もしない日々が続くと、急激に発想力が落ちていきます。
日頃から「ちょいと 相手の気持ちになってみる」練習をしていると、人間関係、コミュニケーションも、だんだん円滑になります。
話し言葉は、書き言葉と違って言葉を磨く時間がありません。いつも とっさの言葉選びになります。だからこそ、普段から言葉で言葉の意味を練習しておくといいのです。
【目次】
はじめに
序章 なぜか惹かれる言葉のつくりかた
第1章 「読まれない」を「読みたい」に変える言葉の磨きかた
第2章 一瞬で読みたくなる言葉のつくりかた
第3章 つい見たくなるコンテンツのつくりかた
第4章 読者の心を強く惹きつける言葉の選びかた
第5章 少ない文字数でも目を惹く言葉をつくるコツ
第6章 惹句をつくれるようになる簡単な心がけ
おわりに
【3.本書の感想】
人を惹き付ける言葉を駆使できるようになるには、一朝一夕ではできないようですね。
だから、日々、何かを感じながら言葉を集めておくことが必要です。
事実だけでなく、イメージを表現する場合でも、言葉のストックがないと深みが出ません。
逆に言うと、言葉とイメージをたくさんストックできる人は、多様な表現ができるという事ですね。
薄っぺらい、流行の言葉ばかり使っていると、表現力が無くなってきます。
そんな経験はありませんか?
何があっても、おいしくても、まずくても「やばい」しか言わないとか、いい事があっても嫌な事があっても「ゲロゲロ」で済ませる人がいます。
少し古かったですか?(笑)
日本には、素晴らしい言葉がたくさんありますので、少しでも多くの語彙を後世に残すように努力したいと思いますね。
この本には、少し工夫することで、言葉磨きができるヒントが書かれています。
人を惹き付けるタイトルを考えたい人、ありきたりな文章にスパイスを加えたい人などなど、言葉に彩りをもたらせたい人は是非、ご覧ください!
【4.関係書籍の紹介】
心をつかむ言葉術はこちらです。
読ませる文章を書きたい人は、こちらをご参考ください。
最後までのお付き合いありがとうございました!