【1.本書の紹介】
幻冬舎社長の見城さんと、サイバーエージェント社長の藤田さん。
お二人とも大変有名な方ですので、皆さんご存知だと思います。
このお二人、年は離れていますが、とても仲が良いみたいです。
お二方に共通するのは、「死んでしまうんじゃないか」というくらいの修羅場を経験されているという点です。
その修羅場を味わった者同士がわかる「何か」が、お互いを引き寄せている感じがします。
「いやぁ~死ぬかと思ったけど、なんとか知らない間に助かったよ~」というのが普通人ですね。
死ぬかと思ったから、「めちゃくちゃ最大限の努力をして、得るべく結果を受け入れた」のがこのお二人です。
藤田さんは、若いうちに成功してしまい、一般に若い人が年長者から受けておくべき教育が受けることができなかったと思います。
今更、若手に混じって学ぶ事もできません。
そこで、藤田さんが学べなかった、何か人として忘れてはいけないモノを見城さんから学んでいるような感じがします。
見城さんの義理人情と古典的でありがちな体育会的な考えから、藤田さんが学ぶ様子が伺えます。
二人のコラムが、仕事に対してどう向き合うべきか、人生とはどう生きるべきなのかを教えてくれています。
【2.本書のポイント】
・極端こそがわが命世の中には選ばれるものと選ばれないものがある。そして人はだれでも、選ばれるものになりたがる。しかし奇妙なことに、多くの人はそのための戦略を欠いている。極端は、選ばれる戦略の最大のキーワードだ。・逆境こそ覚悟を決める一番のチャンス逆境は自分を磨く最大のチャンスである。くぐり抜けることで度量が格段に大きくなる。それはどんな訓練よりも、潜在能力を引き出してくれる。・憂鬱でなければ仕事じゃない憂鬱を好む人間などいない。しかし一方で、憂鬱は大きな反発力を生む。それに気づいたとき、憂鬱は間違いなく仕事の糧となる。・良薬になるな。劇薬になれ毒にも薬にもならない人間には、何もなせない。そして人は、薬にばかりになりたがる。しかし、何かを激変させる力があるのは、薬ではなく毒の方だ。・顰蹙は金を出してでも買え斬新で図抜けたこととは、必ず人の神経を逆なでする。しかし不思議なことに時が経つと、非難はいつか賞賛に変わっている。・「この世にあらざるもの」を作れ大衆は、自分たちがいけない世界、なれない存在に渇するような興味を覚える。一方で、そこには行けず、そうなれない自分に安心を覚える。この矛盾こそが大衆の本性なのだ。・ノー・ペイン、ノー・ゲインPainには、苦痛と努力の意味がある。努力とは、血と汗を伴うものだ。それによって贖われたものは、自分の体の一部のように、いとおしいに違いない。
【3.本書の感想】
それぞれの題は、見城さんの手書きの文字が載せられています。
その文字にど真剣に生きて来た人間が語る力を感じさせられます。
真剣に生きて来た方だから「顰蹙」という文字も書けるんだと思います。
「憂鬱」という字が書けますでしょうか?
私は、大学受験の時は書けましたが、今急に、「憂鬱」を書けとか「顰蹙」を書けと言われても書けません。(笑)
圧倒的努力が好きな見城さんだからこそ、今でも書けるのだと思います。
見城さんの本を読むと、その考え方が古い感じもしますが、そこは個性としての魅力なんだと思います。
極端、顰蹙、劇薬、ノーペイン・ノーゲイン。
仕事で成功する為には、平凡ではダメだという事ですね。
とても勉強になりました。
いきなり劇薬にはなれそうではありませんが、心がけて行きたいと思います。
いつかは劇薬と言われるくらいの存在になりたいと思います。
極端な生き方をもっと知りたい方は是非ご覧下さい!
【4.関連書籍の紹介】
こちらは見城さんの読書論です。オススメです!
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最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!