京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】脳に悪い7つの習慣 林成之 幻冬舎

f:id:bkeita:20190605052914j:plain

脳に悪いことって何でしょう?
 
脳に悪いことをやめればパフォーマンスが驚くほど良くなるらしいです!

【1.本書の紹介】

脳は、「報酬を与えると活動する部分」があります。
 
勉強、暗記には「ココ」を活かす事が必要です。
 
報酬は食べ物でなくても、ワクワクすることで良いそうです。
 
指示されても、「自発的に動く事が大事」ですって。
 
良くない面でも「自己保存が働くことがある」ので、注意しましょう。
 
今まで一般的に言われている事も含んではいますが、脳の仕組みをわかりやすく紹介していて、沢山、参考になることが書いてあります。
 

【2.本書のポイント】

脳の機能を最大限に生かすためには、脳神経細胞が持つ本能を磨くべきです。「生きたい」「仲間になりたい」と言う本能からが求めるものは、「世の中に貢献しながら、安定して生きる」こと。「貢献心」は脳の二次的な本能であるといえます。
 
思考や記憶に大きく関わるものが「知りたい」と言う本能。人間の脳にとっては興味を持つことこそが全ての始まり。常に新しいことを知ろうと、前向きに耳を片向ける姿勢を持つことが大切です。
 
物事が正しいかどうかより、数が多い方に揃えたいと言う脳の「統一、一貫性」のクセに基づいてしまっているのです。
 
脳の理解力や思考力、記憶力を高めるためには、まず「面白い」「好きだ」と言うレッテルを貼らなければなりません。「好きになる力」を養うことは、そのまま「頭を良くすること」であるとも言えるのです。
 
最初から「きっと好感を持てるだろう」と考えて話を聞くことが、脳にとって良い結果をもたらす。
 
「感動する力」は、脳をレベルアップさせる。誰かが話をしているときは、「なるほど」「すごいね」などと言葉を添えながら聞くようにしましょう。
 
努力してでも笑顔を作ると否定的な感情が生まれにくく、結果的に脳の力を発揮することにつながるのです。いつも笑顔でいることが脳の機能高めてくれます。
 
自己報酬神経群の働きをうまく活用するには、物事もう少しで達成できると言う時こそ、「ここから本番だ」と考えることが大切です。物事を達成すると人達成しない人を分けるのは、「まだできていない部分」「完成するまでに残された工程」を意識しそこにこだわるかどうかです。
 
自己報酬神経群をよく動かすためには、決断実行を早くし、達成に向かって一気に駆け上がることが必要です。
 
達成すべき目標や、今日は何を達成したいのかを具体的に言えるようにする必要があるのです。
 
「自分がやるからにはもっと良くしてやろう」と、「自分から」と言うスタンスを持つことが必要です。
 
緊張感は体の調子を上げる役割を持っています。気持ちが高まると、交感神経が刺激され、心臓や呼吸器が活発に働き、脳に十分な酸素を送り込むのです。運動のエネルギーとなるブドウ糖も、交感神経が刺激されてアドレナリンが放出され、肝臓のグリコーゲンを分解することで作られます。ここぞと言うときの緊張感は、脳が身体の機能を最大限に生かすためのものである。
 
ドキドキしたり震えたりするときは、息をゆっくり長く吐きましょう。ぐっと深く吐きだす為に、腹筋を締めるのがコツです。
 
人間の思考とは、繰り返し考えることによって高まるものであり、素晴らしい考え、独創的なアイデアあなたの発見は、何度も何度も思考することによって生まれます。
 
緻密に理論の隙間がないように詰めていく必要があります。
 
物事を考えるときに「自分を疑う」という視点を持ち込む必要があります。
 
思考が繰り返すことで深まり独創的な考えを生み出すのですから、本は「いかにたくさんの本を読むか」ではなく「いかに良い本を繰り返し読むか」に重点をおくべきなのです。
 
「読んでいない人にも論理的に説明できる状態」を目指してください。読書は量より質です。自分の頭を使って繰り返し思考することによって、内容が本当に身につけば、それを応用することもできるようになるのです。
 
脳が思考力を発揮し強いイメージを作った情報は、記憶記憶に残ります。
 
心を込めて行った事は記憶に残るといえます。
 
好きなこと、感動したこと、主体的に取り組んだこと、心込めた事は、記憶に残せます。
 
記憶すべき対象に興味を持ち、重ねるための情報をより多く得ることが、記憶力を高めるポイントになります。文字を追うだけでなく声に出して読んでみるなど意識的に複数の情報を重ねることが有効です。
 
脳のパフォーマンスを上げるには、日々の習慣にスポーツや絵を取り入れた方が良いのです。空間認知能力を低下させる習慣として挙げられるのが字を雑に書くこと。まずはしっかり丁寧に書くよう心がけましょう。

【3.本書の感想】

いろいろ良い事が書いてありましたが、「笑顔」って大事なんだと改めて思いました。
 
笑顔の練習を毎日30分していたという米国のセールスマンの話を聞いた事がありますが、やる価値はありますね。
 
実際、笑顔を続けるって難しいんですよね。
 
最近、近視なのか老眼が進んだのかPCに向かってしかめ面をしています。
 
笑顔とは180°違いますね。
 
しかめ面に気づいて笑顔を作って見たりしますが、頬の筋肉が硬いんです。
 
これじゃあ、子供は近寄ってきませんよね。
 
京都の町を歩いていても、外国人から道を聞かれることがほとんどありません。
 
笑顔が足りないので、恐い人に見られているのかも知れません。
 
気を付けます。(汗)
 
それから、字を雑に書くと空間認知能力が低下するそうです。
 
やっぱり、文字は、丁寧に書くべきですね。
 
最近、文字を書くことが減ってしまって、自分の書いた文字が読めない事が多いです。
 
これは、今に始まった事ではありませんけど(笑)
 
この本は、薄さの割に中身が詰まっている大変お得な本です!


【4.関連書籍の紹介】

 

www.fukuikeita21.com

 

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

 

 

【5.出版社からリツイート!】 

幻冬舎営業局さんからリツイートして頂きました!

幻冬舎営業局さんありがとうございました!