今週のお題「大人だから」
もう大人だから、目の前の誘惑に負けてしまうのはやめよう!なんて自分で誓ったりしますが、なかなか思うようにいきません。目の前にあるお菓子は食べてしまいます。禁酒も続きません。そんな中、「未来」から逆算する生き方で、目の前の誘惑に勝てる方法を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)
【1.本書の紹介】
自分の未来は、きっと来ます。
しかし、それがわかっていながら、例えば貯金であったり、健康面であったり、学生なら試験勉強など、十分に準備できてないことがありませんか?
未来の自分は、今の積み重ねでできているにも関わらず、何か特別な事が起きて、その結果、いい未来が来る様な気がする!
実はそれ、他人に人生を預けたようなものかもしれません。
何か偶然に頼るのではなく、自分が責任を持って自分の未来に働きかければ、良い未来を作れるそうです。
さて、自分の未来を良くするにはどのようにしたら良いのでしょうか?
【2.本書のポイント】
未来を見据え、計画を立て、実行することで、自分自身を変えることが可能になる。運命は定められたものではない。すべては旅人としてのあなたにかかっている。現在の自分と、未来の自分に協力なつながりを感じるなら、たとえ現在の自分が過去の自分ではなく、未来の自分と異なったとしても、自身を向上させようと努力する可能性が高くなる。私たちの未来は「実存的な不確実性」と言う感覚によって決定されているらしい。未来の自分は、ある程度は「赤の他人」と言うことだ。未来の自分について理解を深めることが、今後の人生を左右することは間違いないのだ。未来の自分が他人にしか思えないから、粗末に扱う。食生活を改善しないのも、貯金をしないのも運動しないのも、遠い未来にいる他人に気を使う意味が感じられないからだ。私たちは基本的に利己的であり、自分の幸福ばかり追求して、他人の幸福には興味がないと言うことだ。未来の自分とのつながりを感じている人ほど貯蓄額が多く、総合的に見て経済的に豊かである。未来の自分との絆を感じ、類似点やつながりも見出せる。でも年を重ねることにより私らしい「私」になれると信じる。つまりそれは異なる自分になるのではなく、より良い自分を形成することなのだ。未来の自分をより身近に感じれば感じるほど、どんな未来であれ、うまく備えられる。「我々は感情と言う名の虫眼鏡を通して、今を見ている」今、この瞬間に抱いている感情こそが、過去の感情や未来に起こるであろう感情よりも重要なのだ。私たちが目先の報酬を過大評価するのは、現在の感情が未来の自分に対する期待を上回るからだ。時間は「今」から遠く離れれば離れるほど、圧縮されて感じるのだ。未来について表面的にしか考えていないため、意図していた未来とは違う未来にたどり着く。幸せで、健康で、経済的にも安定した未来に行きたいのに、間違った道を選択してしまうのだ。先延ばしは、過去の自分、現在の自分、そして未来の自分との戦いだ。そして、その原因の1つは、私たちが「旅の計画を立てるのが下手」だからだ。考えが浅かったり、重要でないことばかり考えたりしていて、結果につながらないのである。友人や隣人、見知らぬ人々の経験に頼ることで、未来への予測は、たとえ近い将来でも、遥か先の事でも、より有効なものになるかもしれない。私たちは先を見通そうとする気持ちはあるが、遠くの景色は十分に見えない。それならアドバイスを受ければ良いのだが、自分の力を過信しているので、それができないのだ。問題は、私たちがこうした細かな用事を予測するのが得意ではないと言うことだ。他人の幸せが自分の幸せよりも圧倒的に優先される場合、あるいは自分の計画をおろそかにする癖がある場合は「ノー」と言ったほうがうまくいく。さほど感情的でない状態に心の錨を下ろしている場合、未来の自分が経験し得る強い感情を理解できない。老け顔に加工した自分の画像を見た成人は、画像を見ていない成人に比べて、運動量が増えた。未来の自分を可視化することで、人は自分自身を良い方向に変えられる、その内容も貯蓄から道徳的な行動、健康的な生活まで多岐にわたる。老いた画像は想像力を刺激し、未来の自分を重要視するようになり、共感力を高めてくれる。充足感とは、単に幸福を追い求めることで得られるものではなく、困難な状況の中でも喜びは楽しさの兆しを見出すことで得られるものなのだ。大切なのは自分が楽しいと思えるものをカップリングすることだ。「やりたいこと」と「やるべきこと」の組み合わせは、なりたい自分に成長する一助になるかもしれない。【目次】1 旅の始まり
2 人生の乱気流
3 航路を拓く方法
【3.本書の感想】
お小遣いをもらったらすぐに全部使ってしまったり、ビュッフェに行ったら大食いしてしまったり、気が付いたらお酒を飲みすぎてしまったり、ついついやってしまった記憶があると思います。
他人事として聞いていると、人間らしいなぁと、微笑ましくも思えますが、いざ自分の事になると、頭を抱えてしまいますね。
今の誘惑に負けてしまうのは、未来の自分のことを軽く思っているからなんです。
確かに、未来の自分をことをきちんと考えると、偶然に頼るのではなく未来の自分のために計画を立てますね。
それは、十分わかっていながら、それでも貯金などは、難しいです。
たとえば貯金はできないところはありますが、健康に気をつけるもしくはお酒を控えるなんかはできそうな気がします。
拝啓十五の君へという曲の最後に、この手紙を読んでるあなたが幸せであることを願いますというようなことが書かれていたと思います。
この主人公は、悩みながらも、未来の自分は幸せであれ!と思いながら生きて行き、その結果、幸せになったのではないかと思います。
未来の自分と仲良くなると、いい人生が歩めそうですね。
この本は、現在、将来を不安に思っている人、自分の生活を良くしていきたいと思っている人には、大変お勧めの本です。
是非、読んでみてください!
【4.関連書籍の紹介】
自分の未来を変えてみよう!
自分の人生を創り出そう!
10倍速で未来の自分になります!
最後までのお付き合いありがとうございました!