京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】自分の人生を創り出すレッスン ロバート・フリッツ Evolving

今週のお題「好きなグミ」

好きなグミは、3年Bグミです。そうです、あの金八先生です。この頃は、中学生が結構大人に見えた時代で、中学を卒業して社会に出る人も、今より多かったと思います。学歴に関係なく、誰もが幸せな人生を生きたいと思っていますが、それは、なんと自分で創り出すことができるそうです。自分の人生を創り出すレッスンをしてくれるという、すんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

自分には初めてのことであっても、多くの人生を調べてみると、いくつか共通のパターンがあるそうです。

 

確かに、そのパターンを知っていると、ある程度予測が可能になりますね。

 

そのパターンを知ると同時に、自分の人生を創り出すために知ってべきおく事があります。

 

さて、自分の人生を創るには何を知り、どのようにしたらよいのでしょうか?

【2.本書のポイント】

アート作品は、創造プロセスの産物である。創造プロセスは、何かを成し遂げることにおいて、歴史上、最も成功したプロセスだ。
 
新しいものを作り出すためには、古いものが終わらなくてはならない。それが、人生構築、プロセスの性質だ。
 
人生をアートとして作り出すと言うことを最も探求していくと、あなたは自分の小さな決定の一つ一つが自分の人生における成果を決定していることに気づくだろう。
 
創造プロセスの手順は、デザインと実行の2つからなっている。
 
計画を立てても行動しない人が多いのはなぜか。それは、行動する前に計画が完璧でなければならないと思い込んでいるからである。
 
緊張は必ず解消に向かう。緊張は変化をもたらす。ふたつの要素に差があって、合致しない状態から、差が解消されて、合致した状態への変化だ。
 
クリエイターの多くにとって、眠りと夢見は、創造プロセスを深めるものになる。緊張構造を自分の中に取り込んだら、潜在意識の出番だ。
 
たくさんの人たちが知らないと言う。創造プロセスの最も基本的な問い。「自分は何を創り出したいのか」つまり、「自分の欲望は何か」である。
 
創作意欲の源泉は、来るか来ないかわならないインスピレーションなどではなく、作品を完成させたいという真の欲望になるのだ。
 
心が目の邪魔をする。学生たちは、見たものではなく、見えると思ったものを描いてしまう(アーサー・スターン)
 
もし何かをするために十分な重要な理由があるなら、私たちはおそらくそれをするのである。
 
お願いだから、嫌いなことを好きになろうとして時間を無駄にしないでほしい。
 
創造行為は、問題解決ではない。嫌なものをなくすためではなく、創り出したい何かを創り出すことによって動機付けられているのだ。
 
なくしたい、避けたい、消したいことではなく、創り出したい、築き上げたい、生み出したいものにフォーカスを変えるのだ。そうすれば、頭は自ずと味方してくれるようになる。
 
人生が複雑になるのは、自分にとって何が大切かを定義していないときだ。人生が複雑になるのは、あまりにも多くのことを同じくらい重要だとみなしているときだ。人生が複雑になるのは、特に何一つ重要なことがない時だ。
 
実にシンプルな真実にたどり着くのだ。生きることはギフトであると言うこと。たったそれだけの真実である。
 
もし、あなたが普通のやり方に縛られていたとしたら、それは「正しいやり方がある」と言う固定観念の奴隷になっているのだ。
 
行動ステップのチェックリスト
1「このもしこのステップを全部実行したら、最終成果を実現できるか」と自問自答してみよう。
2行動ステップは正確で簡潔に記述されているか。
3全ての行動ステップに期限があるか。
 
私は何年もずっと同じ問いについて探求し続けた。失敗するパターンはどうしたら変えられるのか。成功するパターンをどうやって強化できるのか。
 
複雑な揺り戻し構造には、次の3つの要素が絡んでいる。目標・ビジョン・欲望、今の現実、そして望んだものを手にするのはまずいとするなんらかの観念だ。
 
人は、たいてい、自分の大切にしてきた信念や観念を変えようとしない。
 
「自分の人生を作り出している」と言う意味は、最終的に、あなたは人生の結果を生み出す中心人物だと言うことだ。
 
構造の中にはふたつの要素しか残っていない。つまり、「望む状態」と「実際の状態」のふたつだ。したがって、緊張構造しか残らない。緊張構造は、緊張を解消して均衡を達成し、ゴールを実現することができる。
 
現実に観察した事実と自分がでっち上げた観念とを区別することを学ばなくてはならない。
 
知っていることと、知らないことのあいだの緊張構造が、私たちの学びを前進させてくれる。創造プロセスとは、すなわち学びのプロセスである。人生をアートとして創りだそうとするなら、学ぶ者になる必要がある。 

【3.本書の感想】

緊張はいずれ緩和されるから、目標と現状のギャップをしっかり認識しておけば、人生は、自分が立てた目標通りに行くということです。

 

ここで厄介なのは、自分が持っている観念です。

 

簡単にいうと、勝手な思い込みのことです。

 

この思い込みのせいで、せっかくうまくいきそうなモノであっても、自らつぶしてしまうことがあるようです。

 

例えば、事業で成功したい!と事業を始めて苦労して、軌道に乗りかけた時、自ら「こんなにうまくいくわけがない」と思い、自滅してしまうパターンです。

 

そいう間違った観念の存在をしっかりとコントロールできれば、自分のイメージする人生を創ることができるようです。

 

年を重ねるにつれ、物事を偏見なしに見ることはとても難しくなっています。

 

常に客観的な視点を忘れないようにしたいですね。

 

こちらの本は、人に言われるまま生きるのではなく、自分の人生を創り出したい人にお薦めの本です。

 

積極的に自分の人生を創りたい方は是非、ご覧下さい!

自分の人生を創り出すレッスン

【4.関連書籍の紹介】

文章の読みやすさ向上を目的として、天狼院書店のライティングゼミを受講しています。こちらでは毎週2000文字の自由課題があります。宿題担当者に認められると、メディアグランプリに掲載されます。今回、掲載されました!

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自分の未来を変えてみましょう!

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最後までのお付き合いありがとうございました!